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着まわし自在で長く使える! パタゴニアやエコアルフなど、サステナブルなベーシックアウター

着まわし自在で長く使える! パタゴニアやエコアルフなど、サステナブルなベーシックアウター
Photo: 多田悟

ショッピングが一番楽しいこの時期は、コートやダウンといった大物に目が行きがちですが、今回は冬のレイヤードの軸となるベーシックアイテムを、サステナブルの視点から見直してみました。

手持ちのアイテムとの相性が良く、着回し自在だから春先まで重宝すること間違いなし。

冬の着こなしにおいて主役となるのは、コートやダウンジャケットといった重衣料ですが、実際に一番着用する時期は案外短いもの。

むしろ、レイヤード(重ね着)を活用して体温調整をする方が、寒さ対策には効果的なのです。

たとえば、シャツ+ジージャン+コート、Tシャツ+スウェット+ダウンなど、ミッドレイヤーとしても使えるアウターを増やすことで、着回しの幅が広がり、屋外と室内での寒暖差にも対応できるわけです。

そこで、ジージャンやスウェットフーディといったミッドレイヤーの定番を探してみると、今季はサステナブルなアイテムが充実していました。

リサイクルポリエステルやナイロン、オーガニックコットンなどアプローチはさまざまですが、いずれも環境負荷が低く、エシカルなものばかり。

不要な服から必要な服を生み出す新鋭「ブリング」のジップアップフーディ

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Photo: 多田悟

「ブリング」は昨年スタートしたばかりの新鋭ファッションブランド。

廃棄された服を回収し、その中の60%を占めるというポリエステルを抽出し、不純物を取り除いて新しいポリエステル繊維として使用しているのです。

そうして新しく生まれ変わったポリエステルを使用して、Tシャツやスウェットといった現代に欠かせないベーシックアイテムを生産しています。

裏毛のスウェット生地を使用したフーディー「DRY Sweat Zipup Hooded Jacket」は、コットンのようなしっとりとした肌触りとやわらかさが自慢です。

さらに、この素材は吸水・速乾性が高く、汗をかいてもすぐに乾いてくれるので快適な着心地が持続。

洗濯後の生乾きの嫌な匂いも発生しづらいので、通年活躍してくれます。

DRY Sweat Zipup Hooded Jacket価格1万2300円/BRING

シェア使いも楽しい「オブレクト」のオーガニックコットンジャケット

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Photo: 多田悟

ミニマルで洗練された上質なベーシックを追求するブランドとして、2014年にスタートした「オブレクト」

現在は、地球と環境に配慮してサステナブルな素材と製造手法を用いたトータルブランドとして、男女問わず幅広く認知されています。

「ORGANIC COTTON JACKET」環境負荷が低いオーガニックコットンを原料に、甘織りの生地に仕上げたジージャン型のジャケット。

ドロップショルダー&ルーズフィットにデザインされており、ジャストサイズでも程よく今っぽさを感じさせるシルエットです。

女性のオーバーサイズな着こなしにも対応するユニセックスデザインなので、1着をシェア使いするのもおすすめ。

ORGANIC COTTON JACKET価格1万5000円/オブレクト

天候に左右されず快適な「パタゴニア」のメンズ・フーディニ・ジャケット

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Photo: 多田悟

現在のようにファッションブランドがサステナブルを謳うようになるずっと前から、自然環境保護の重要性を打ち出してきた「パタゴニア」

今やほとんどのアイテムにサステナブル素材を採用し、撥水・防水加工までも人体や環境へ負荷の低い独自の手法を導入しています。

「メンズ・フーディニ・ジャケット」は、ランニングやサイクリングといったアクティビティにも欠かせない1枚仕立てのシェルジャケット。

100%リサイクルナイロン生地に“DWR”と呼ばれる耐久性撥水加工を施しており、薄手ながら雨風から身体を守ってくれます。

さらに超軽量パッカブルになるので、バッグの中に入れておけば自転車通勤などにも便利。

ダウンやフリースを組み合わせれば真冬も活躍し、あえてチェスターコートなどクラシックなアウターのインナーにしてみるのもおすすめ。

メンズ・フーディニ・ジャケット価格1万3500円/パタゴニア

アウターにもインナーにも使える「エコアルフ」のベレー・パデット・ジャケット

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Photo: 多田悟

「エコアルフ」は2009年にスタートした、スペイン発のサステナブルなファッションブランド。

リサイクルポリエステルは当然として、環境負荷の低い素材調達動物由来の素材を廃止するなど、自ら高いハードルを課しながらも世界的に成長し続けています。

こちらはブランドの定番として展開している「BERET PADDED JACKET 」

繊維業界において、環境・労働・消費の観点から持続可能なサプライチェーンを経た製品であることを証明するブルーサイン国際認証を取得した、リサイクルポリエステルの中綿を使用しています。

ムダのないすっきりとしたデザインは、アウターとしてはもちろんですが、むしろコートやジャケットのミドルレイヤーとしても最適。

ちなみに袖にあるブランドタグは、“1mの生地=70本のペットボトル”を意味しています。

BERET PADDED JACKET価格1万8000円/エコアルフ

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単に値段が高い安い、有名ブランドかそうでないか、とはまたひとつ別の選択基準として、サステナブルであるアイテムは確実に浸透しつつあります。

世界で年間9200万トン、ここ日本でも毎年100万トン以上もの衣服が廃棄される現実を前に、消費者である我々の意識も変化すべき時が来ているのではないでしょうか?

今回紹介したベーシックアイテムはほんの一例ですが、今後はこうしたサステナブルなアイテムがより広まりを見せるでしょう。


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Photo: 多田悟

Source: BRING, オブレクト, パタゴニア, エコアルフ

構成・文/川瀬 拓郎 、スタイリング/仲唐 英俊、編集/庄司 真美

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