【まとめ】モノを「捨てられない人」必見。捨てられない理由と捨て方のコツ
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天候が優れない日々が続きますね…。週末のお出掛けを見合わせる人も多いのではないでしょうか。
季節の移り目。気付いたら、部屋がもういらない服やモノで散らかっている…でも思い入れもあるし、なかなか捨てられない…モノを捨てるには、いつだって勇気が必要ですよね。
この週末は、おうち時間を使って、身の回りも心もスッキリしませんか。「捨て方のコツ」を紹介します。
なぜモノを捨てられないのか
過去のライフハッカーの記事では、モノを捨てられない理由として、以下の3点を挙げています。
1.機会損失のことを考えてしまう
モノを捨てる際に、呪いのようについて回るのが「この先必要になることがあるのではないか」という不安です。
2.単純に所有物を眺めていると喜びを感じる
コレクションのように沢山あるモノを眺めると、一種の満足感を味わえるかもしれません。それがたとえ、これから先使わないモノであっても。
3.物を処分するのには労力がかかる
家にあるものをそれなりのお金に変えようと思うと、リストを作ったり、買ってくれた人に発送したりなど、かなりの時間と労力をとられてしまいます。
ただ整理するだけだとしても、必要なものを見極める行為はある程度の時間と労力を要するでしょう。
詳しくはこちら↓
特に、1番については思い当たる節がある人も多いのではないでしょうか。
再び必要になる機会なんてほとんどないのは、わかっているはずなんですけどね…。
捨てることは「技術」。捨てて後悔するものはない。
「私は元々捨てられない性格なんだ」と捨てられない自分を、なんだかんだ肯定してしまう…でもそれって、単なる習慣の問題かもしれません。
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。-断捨離からミニマリストへ』(佐々木典士著、ワニブックス)の著者は、「話せば話すほど外国語が上達するように、捨てれば捨てるほど、捨てることは上手になっていく」と語っています。
捨てられない性格なのではなく、単に「捨てる技術」が足りないだけ。捨てる練習をすれば、その習慣は自ずと身につくのです。
結局全部必要な気がして、何を捨てればいいのかわからない!という人もいるでしょう。そんな人は、以下の3点を参考にしてみるといいかも。
- 複数あるモノは捨てる
- 1年使わなかったモノは捨てる
- 人の目線のためにあるモノは捨てる
これらのモノの中で、捨てて後悔するものは何もないと著者は主張します。
持ちモノを自分に必要な最小限にする、ミニマリスト(最小限主義者)という生き方。その生き方を通して見えてきたのは、単に部屋がスッキリして気持ちがいいとか、掃除がしやすいとか表面的なメリットだけじゃなく、もっと本質について。
つまりどう生きるか、誰もが求めてやまない「幸せ」を、自分の頭で考えなおしていくことだった。(「はじめに」より)
モノを捨てていく過程って、モノを選んでいく過程とも言えると思います。自分は何を好きで、何を大切にしたいのか。いらないモノを捨てることで、それらが見えてくる。
好きなモノに囲まれる環境を自分で作ることが、「幸せ」への第一歩かもしれませんね。
捨てるための6つの手順
以前取材した整理収納アドバイザーの中山真由美さんは、モノの捨て方として、6つの手順を紹介しています。
(1)いきなり捨てるのではなく、「出して分ける」から始める。
(2)見直すエリアを決めてものを全部出し、4つに分ける。
「使っているもの」「使わないもの」「迷うもの」「思い出のもの」に仕分ける。
(3)使っているものは、中でも1軍から順に、使いやすい場所に移動。
(4)使わないものは、処分する。
(5)迷うものは、「グレーボックス(一時置きの収納)」に、思い出のものは「思い出ボックス」に入れる。
(6)「グレーボックス」と「思い出ボックス」は、定期的に見直すルールを作り、必要がないと思えれば捨てる。
気付いたら「グレーボックス」と「思い出ボックス」があふれかえっていた…なんてことがないように、1カ月経ったら捨てるというような自分ルールを作ることが鍵になりそうですね。
オーディションするのもあり
こちらも以前取材した、整理収納アドバイザーのスズキナオコさんは、用途に合わせた選別、要・不要の選別、置く場所の選別など、ものを見極め、選別していく、言ってみれば「オーディション」を繰り返すことで、整理する方法を紹介しています。
モノを捨てることは同時に、自分の普段の買い物を見直すきっかけにもなります。
最後まで愛着を持って丁寧に使えたら、それが一番いいはず。
断捨離はモノへの考え方を改めるきっかけになるかもしれません。
Image: Shutterstock
ライフハッカー編集部 齊藤