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Macのファンが回り続けていない? 速度をコントロールする方法

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Macのファンが回り続けていない? 速度をコントロールする方法

Macに内蔵されているファンには、空気の流れを作り出して、重要なコンポーネントを冷却する役割があります。オーバーヒートはPCへの深刻なダメージにつながるおそれがあるため、ファンはとても重要です。

デフォルトでは、システムが熱くなるとファンが自動的に作動し、温度が下がると自動的に停止します。ファンの動作は、ユーザーが自由にコントロールできるものではありません。

とはいえ、ときどきファンの音があまりに頻繁に聞こえてきたり、Macが熱くなっているのにファンが作動していないように見えるケースもあります。

今回は、 Macのファンがどのように機能するかの説明と、サードパーティ製品を使ってファン速度を監視、制御する方法を紹介します。

Macのファンに影響を与える要因

Macのファン

日常的な使い方をしていても、ときどきアプリがタスクを処理するために高いCPU能力を要求することがあります。ファンが激しく作動し、ノイズが発生するのはそんな時です。

でももし、そうではなく、Macに負荷の高い処理をさせていないのにファンが回り続けているとしたら、危険信号です。

Macのファンに影響を与える可能性がある要因は次の通り。

  • 温度センサーが故障していたり、システム管理コントローラ (SMC)の設定に誤りがあると、Macのファンが回転し続けることがある。その場合は、SMCをリセットして問題解決を図る。
  • ほこりが通気孔やファン、部品の表面などに溜まっているケースがある。 ほこりが空気の流れを妨げると、熱を放散するためにファンが激しく作動する。
  • 負荷が高すぎる処理やアプリのバグも、ファンが全開で作動し、オーバーヒートに至る原因となる。こうした現象が起きた場合は、Macのオーバーヒートを防ぐテクニックが使える
  • 周囲の温度もファンの作動に影響を与える。暑い 夏は、ファンがより早い段階から、より激しく作動することがある。

ファン速度を監視・制御するアプリを使う理由

多くのパソコンメーカーと同じく、Appleも、ユーザーがファンを直接制御できる手段を提供していません。ファンを制御できるサードパーティ製品があれば、さまざまな場面で役に立ちます。

  1. 各種センサーの状態を見ながら温度パターンを分析し、ファン速度の妥当性をチェックできる。
  2. 部品を交換した際に、ファン速度の過去データがあれば、下層コンポーネントと温度センサーの整合性をチェックするのに役立つ。
  3. 音を出しづらい環境でMacを使っている場合は、ファン速度を制御して、一時的にノイズを減らすことができる。
  4. ファン速度のあるべき範囲が定義されているわけではないが、通常使用時のファン速度を普段からチェックしておくと何かあった際に参考になる。
  5. ファン速度を監視し、Macが通常の動作温度である10〜35℃を維持していることを確認できる。
  6. ハードウェアに問題が生じた場合、ファンの作動状況データがあると、AppleCareに相談するときに役に立つ。

ファンの制御を開始する前の注意事項

Macが熱くなると、適性温度に下がるまでCPUのスロットリングが行われます。このとき、マシンの動作が少し遅くなることがありますが、心配はいりません。

また、Macの温度を下げるために、ファンの回転数を手動で高めることもできますが、その分、ファンが出すノイズも大きくなります。

ファンのノイズが気になるときに、手動でファン速度を下げることもできます。ただし、そうすることでMacの内部温度が高くなり、システムが不安定になる可能性があります。

ファン速度を上げるにせよ、下げるにせよ、コンポーネントの温度を継続的に監視し、深刻なダメージが起きないように気をつける必要があります。

Macのファンを制御するアプリ

App Storeには、Macのコンポーネントを監視したり、SMARTテクノロジーでハードドライブの温度を確認したり、システムの健康状態を分析できるサードパーティ製品がたくさんあります。

今回は、ファン速度を監視、制御する機能を持つアプリをいくつか紹介します。

Macs Fan Control

Macs Fan Controlは、ファン速度と温度センサーを監視できるソフトです。 起動するだけで、ただちにファン速度の監視を始められます。

ファン速度を制御するにはヘルパーユーティリティが必要となりますが、インターフェイスは直感的で操作も簡単です。

左側のペインには、ファンとその速度がRPM(1分あたりの回転数)で表示されます。 右側のペインには、各温度センサーの温度が表示されます。

ファンを制御するには、ファンの横にある[Custom...]ボタンをクリックし、制御方法を選択します。

Macs Fan Control

[回転数を一定値]オプションで、回転数を手動で設定することが可能。この設定を行うと、温度やセンサーの値にかかわらず、ファンを希望の回転数で作動させることができます。

[センサー温度による制御]オプションでは、センサーを選んで、ファン速度が増加を始める温度を決めることができます。

Macs Fan Control

CPU温度が高くなっている(80〜90℃を超えている)にもかかわらず、ファンが正常に作動していないなら、おそらくハードウェアに問題があります。

このアプリの基本機能は無料。Pro版にすればカスタムプリセットを設定できます。

ダウンロード:Macs Fan Control (無料、Pro版は14.95USドル)

TG Pro

TG Proは、CPU、GPU、ハードドライブ、バッテリーの状態や、そのほかのハードウェアパラメーターを素早くチェックできるもう1つのユーティリティです。

ファン速度を監視、制御し、診断を実行して、ファンの詳細なレポートを生成することもできます。

左側のペインには、ハードウェアのリストとそれに対応するセンサーの状態が表示されます(センサーの温度と、0〜105℃の範囲で温度を表すバーが表示される)。

バーの色は、温度に応じて、緑からオレンジ、赤へと変化します。

TG Pro

[Fans]エリアには、ファンの速度が表示されます。 ここでファンの制御モードのルールを変更し、状況別のファン速度を設定することができます。 温度バーと同じように、ファン速度によって色が変化して表示されます。ファン速度が継続的に高くなっている場合は、注意が必要です。

TG Pro

画面下部には診断エリアがあり、シャットダウン時刻、ファン、バッテリーの状態に関する貴重なデータを取得できます。 問題がある場合は、ヘルプボタンでファンに関する詳細情報を参照できます。

Download: TG Pro (20USドル、無料体験版あり)

Macに問題があることを示すサイン

Macのファームウェアには、温度変化に応じてファンを制御する機能が備わっています。上記で紹介したアプリは、Macの温度パターンを分析し、システムを診断するために使ってください。

ファンを手動で制御するのはあくまで最終手段です。何をやろうとしているか完全にわかっていて、ほかの対策を試しても効果がなかった時だけ、実行するようにしてください。

ファン以外のMacコンポーネントも、深刻な問題が発生する前に警告サインを出すものです。Macに問題があることを示すサインを見つけて、問題が深刻になる前に対処してください。

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Image: MakeUseOf

Original Article: How to Control Your Mac's Fan Speed by MakeUseOf

訳:伊藤貴之

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