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レジ袋有料化って効果ある? 専門家の答えと、次世代「生分解性バイオマスプラスチック」とは

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author 渡邊徹則
レジ袋有料化って効果ある? 専門家の答えと、次世代「生分解性バイオマスプラスチック」とは
Image: Mugendai(無限大)

先日スタートした、レジ袋有料化。プラスチックの削減対策に遅れていたとされる日本ですが、その日本に次世代のプラスチック開発を目指す人がいます。

IBMが運営するWebメディアMugendai(無限大)に、「生分解性バイオマスプラスチック」の開発に挑む方が登場。世界が注目する、その最前線とは。

自然に分解され、二酸化炭素も抑制。世界が注目する次世代のプラスチック

レジ袋に限らず、あらゆる場面でわれわれの生活を支えるプラスチック。大変便利な素材ではありますが、そのほとんどは石油資源からつくられ、自然に分解せず、燃やせば二酸化炭素排出の要因にもなります。

その点、東京大学大学院の岩田忠久教授が開発を目指す「生分解性バイオマスプラスチック」は、従来の常識を覆す可能性を秘めています。

「生分解性」とは自然界で分解される性質のことで、仮に野外に投棄されても、海や土中の微生物によって完全に分解されます。

「バイオマス」は、再生産可能な植物バイオマスを指し、有限である石油に対し、植物を原料にするため、半永久的に持続可能な素材というわけです。

燃やせば二酸化炭素が発生しますが、これは植物が元々持っていたものであり、光合成によって再び植物の内部に吸収されるといいます。

レジ袋有料化って効果ある? 専門家の答えと、次世代「生分解性バイオマスプラスチック」とは
Image: Mugendai(無限大)

その両方の特徴を併せ持つのが、教授が研究を重ねる新素材。まさにいいところだらけに思えますが、その課題はコスト。例えばレジ袋ならこれまでの3~4倍はかかるそうで、教授も「利用されるには性能を上げる必要がある」と語ります。

60年前からの論争。プラスチックを取り巻く、経済or環境の問題

レジ袋有料化の方針には、各界でさまざまな反応がありました。「結局ゴミ袋を買ってしまうのに」といった意見もみられましたが、プロフェッショナルである岩田教授はどのように考えるのでしょうか。

教授いわく、プラスチックと環境の問題は、およそ60年も前から指摘されていたそう。あるときは性能の弱さを、あるときは大量生産に不向きな点を指摘され、その度に下火になり、教授は「何十年もの間、経済成長が優先され、生活の豊かさを追求する中で目をつぶられていた」と指摘します。

そうした時を経て、先日から始まったレジ袋有料化。それに伴う「マイバッグ」の動きなどについて、教授は以下のように語っています。

7月から有料になったスーパーやコンビニのレジ袋の代わりは、お気に入りのマイバッグを持参するなど、用途に合わせて対応すると良いと思います。単純に「プラスチックは良くない」と決めつけるのではなく、何が問題か、代替できるものはないかを冷静に考えていく必要があります。

(中略)

コロナ禍はみんなでプラスチックを考える良い契機になると思います。

「レジ袋の有料化は、消費者の環境意識を変える点で重要」とし、一定の評価を示す教授。

他にも、教授が目指す「ゴミになった途端、分解のスイッチが入るプラスチック」の話題など、環境問題がより深く理解できるインタビューの続きは、Mugendai(無限大)よりお楽しみください。


Image: Mugendai(無限大)

Source: Mugendai(無限大)

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