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手首が痛くなる人、デスクが狭い人に。「エレコム トラックボール(親指操作タイプ)」レビュー【今日のライフハックツール】

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手首が痛くなる人、デスクが狭い人に。「エレコム トラックボール(親指操作タイプ)」レビュー【今日のライフハックツール】
Photo: 田中宏和

私には、マウスなどのポインティングデバイスを定期的に買い替えてしまうという習性があるんですが、またやってしまいました。

以前買ってレビューした縦型マウス『MA-ERG9』も、当初貼っていた滑り止めテープを剥がしても問題ないレベルまで手に馴染んでいて、ほとんど不満はないんですけどね。

今回買ったのは、エレコムの『トラックボール(親指操作タイプ)M-XT2URBK』。せっかく買ったことだし、率直なレビュー記事を書いてみようと思います。

先に結論を書けば、「買い」です。実勢価格で5000円を切ってきていますし、コスパの観点からも推せます

ただし注意点もあるので、まずはマイナスポイントから見ていきましょう。

親指で使うトラックボール

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Photo: 田中宏和

トラックボールとは、本体自体は動かさず、ボールを操作して画面上のカーソルを動かすデバイス。このため、省スペースという特徴もあります。

『M-XT2URBK』は、このボールを親指で操作するタイプなのですが、一般的にあまり器用に動かせない親指を使うという点が、このデバイス最大の欠点と言えます。

手先が不器用だと自覚している人の場合、店頭で触ってみて、できれば実際にPCを操作してみてから購入するのがベターだと思います。

上位機種の『M-XPT1MRBK』なら、ボールの周りに設置されたリングに指を当てながら操作すれば細かく動かしやすいそうなので、こちらも一緒に試してみるといいでしょう。

人差し指・中指操作タイプとの違い

「もう他のデバイスは使う気にならない」なんて言うトラックボーラーの半分以上は、人差し指・中指で操作するタイプを使っていると思います。

人差し指・中指操作タイプは、一般的に操球感が親指タイプより優れていると言われていますからね。

ただ個人的にちょっとした難点があって、私は使うのを諦めてしまったという経緯があるんです。

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Photo: 田中宏和

人差し指・中指タイプでは、手のひらの手首付近を支点にしてボールを操作することになります。

しかし、私は手首を反らせた状態でボールを操作するのが苦手なようで、細かい制御を長く続けていると指がつってしまうんですね。

手首付近まで坂を下るように長く伸びた本体を採用していることが多い人差し指・中指タイプの形状は、この問題を解消するためにそうしているのだと思うのですが、クッション付きマウスパッドなどを使ってみても、残念ながら改善されませんでした。(別の機種なら大丈夫という可能性も残されていますが)

もうひとつ言えば、本体サイズが大きいと、省スペースという利点が相殺されてしまう点も気になるところ。

小指側を支点にする親指操作タイプ

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Photo: 田中宏和

この点『M-XT2URBK』は、支点になるのが小指側になります。

人によっては、上から本体全体を包み込むように持つほうが楽だと感じるかもしれませんが、個人的にはこの持ち方がベストだと思います。

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Photo: 田中宏和

こうすることで、手首の角度を30度ほど傾けた状態で操作することができます。縦型マウスと同じ理屈で、手首を90度近くひねる必要がなくなり、疲れにくいんですね。

しかも、マウスのように手首自体を動かす必要もありません。つまり、より楽で怠けた操作を可能にしてくれるという意味です。

何時間も操作を続けるのがめったに無いことだとしても、その日からしばらく肩こりに悩まされるのと、特に何事もない日常を過ごせるのでは、大きな違いですからね。

一言注文を加えるとするなら、あと5度でいいので、角度を立ててくれると何も言うことはなくなりますね。(もちろん、今のままでも満足です)

操球の特徴

トラックボールのユニークな特徴は、ボールを弾くように動かせば、勢いよくカーソルを飛ばせるところにあります。

このため、一般的なマウスを使うときよりカーソルの移動スピードを遅く設定しておいても、画面の端から端までの移動にストレスを感じることがないんですね。

結果的に、細かい操作ではカーソルがゆっくり動かせるので、緩急の差がつきやすくてメリハリが効くというわけ。

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Photo: 田中宏和

さらに、親指での操作が難しいと感じる人を補助するために、『M-XT2URBK』には2つの機能が搭載されています。

ホイールの手前に設置されているスイッチは、カーソルの移動速度を2段階で切り替えできるもの。右ボタンの外側にあるボタンは、押している間ずっとカーソルが亀のように遅くなるものです。

細かい操作を快適にしてくれるこうした補助スイッチですが、あえて辛口評価をするなら、このようなスイッチが必要になるレベルで、親指操作は少々ハードルが高いということも言えるのかも知れません。

慣れないのは最初だけ

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Photo: 田中宏和

執筆時点で2週間ほど使ってみていますが、現状で親指での操作をどう感じているかといえば、実は補助ボタンに頼ることがほぼ無くなって、もう少しカーソルスピードを上げても大丈夫かなと思っています。

慣れるって素晴らしいですね。

このように慣れるまでの間は、設定でカーソルの移動速度をグッと遅くしてみることから始めて、ストレスを感じにくい設定を探っていきましょう。

訓練というほど大げさじゃない習熟期間を過ぎれば、親指の先でシュッシュッと弾くようにカーソルを動かしていき、最後に指の腹を使ってボールとの接点をズラすようにして微調整することで、ほぼ狙った位置にカーソルを置けるようになります

親指だけしか動かさないこの快適さを知ってしまえば、もはやあなたもトラックボーラーの仲間入りでしょうね。

機能ボタン

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Photo: 田中宏和

デフォルトでブラウザの進む、戻るが割り当てられている2つのボタンは、専用アプリから割り当てを変更することができます。

ちなみに私は、現状ページアップ、ページダウンを割り当てています。Windowsの場合、ホイールの回転と画面のスクロール量がアプリによっては一致しないことがあるので、スクロールが遅いと感じたときに、ページごと送っていくという使い方ですね。

ホイールを素早く指定回数回せば、そこから自動スクロールしてくれる機能もありますので、こちらの方が心地よい人は、また別の機能を割り当てることで、さらに便利に使えるでしょう。

web会議が多い人なら、ボリュームの上げ下げを割り当ててみてもいいんじゃないでしょうか。

オススメ度

何度か触れたとおり、どうしても慣れなくて使いにくいという人もいると思います。

操球に親指しか使わないというのは、楽である反面、使う関節や筋肉の数がそれだけ少ないので、手の動きの自由度という点から見れば、親指に相応のスキルが求められるのは当然なんですよね。

しかし、尖った仕様の製品は好き嫌いがハッキリ分かれるもの。

親指での操球がフィットするという人にとってみれば、今まで知らなくて損をしていたとすら感じられるはずです。

人による、という免罪符だけ付けさせてもらった上で、オススメ度は星5つ中4.5といったところ。マウスの振り過ぎで手首を痛めている人はもちろん、操作感が気になるという人にも、ぜひ試してみて欲しいと思います。

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Photo: 田中宏和

Source: エレコム

田中宏和

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