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「必死に働いても満たされない人」に足りない視点

「必死に働いても満たされない人」に足りない視点
Image: Shutterstock

今の時期、なかなか楽観的ではいられません。

多くの人がパンデミックの重大さを認識し始めた3月や4月を振り返ると、夏にはいつもの生活に戻っているのではないか、という一縷の望みがあったように思います。

しかし、夏の終わりが近づいても、新型コロナウイルスが終息する気配はありません。

今後数カ月は、コロナ禍を生き抜き、乗り越える道を探る方が妥当だろうと感じています。

お先真っ暗だという気持ちになるかもしれませんが、満ち足りているという考え方に気持ちを切り替えていったほうがいいでしょう。

今回は、満ち足りているという考え方とは何か? それがどのように思考を前向きにしてくれるのかをお教えします。

満ち足りているという考え方とは何か?

経済的に安定していない人には、お金のストレスや不安のない生活というのは、想像するのも難しいでしょう。

身に覚えのある人は、欠乏感を抱えているのかもしれません。

どんな仕事をしても、どれだけ懸命に働いても、十分だと感じることがなく、常にお金に関する心配をしているような感覚です。

満ち足りているという考え方は、それとは正反対です。今自分が持っているものに目を向け、限界や制限ではなく可能性について考えることです。

満ち足りているという考え方の効能

2020年米大統領民主党予備選の候補者だったAndrew Yang氏は、全国民に毎月1000ドルを分配するユニバーサル・ベーシック・インカム主な政策の1つとしていました。

そうすることで、人々がより賢くなる、少なくともより良い考えができるようになる、というのがYang氏の主張です。

Yang氏は、収穫の前後にIQテストを実施した農家の人たちを対象とした、2013年のプリンストン大学の研究を例に上げました。

お金の心配がなくなった農家の人たちはIQが13ポイント上昇したので、研究者は、貧困によって生活の他の面に必要な脳のエネルギーが減少するのではないかと仮設を立てました(ちなみに関係ありませんが、IQテストに対する印象に関する記事はこちらです)。

Yang氏は、この研究を使って、足りていないという気持ちが自分の持っているものに対するストレスを生むと表現。逆に、満ち足りているという気持ちは、脳の意識やエネルギーを他の場所に向けてくれると言います。

満ち足りているという考え方の身につけ方

この考え方を身につける方法はすでにたくさん紹介されていて、中には怪しい自己啓発系のグルや、マルチ商法の人たちが発信しているものもありますので、詳しく知りたい人はそのような怪しい情報ソースは避けるようにしてください。

これからこの考え方を身につけるには、キャリアコーチのCarol Castrillon氏の5つの戦略がいいと思います。

  1. 今自分が持っているものに意識を向ける。
  2. 満ち足りているという考え方が身についている人たちと一緒にいる。
  3. Win-Winの状況をつくる。
  4. 日々の生活に感謝の気持ちを持つ。
  5. 可能性を見つけるような考え方に変えていく。

他のことと同じように、考え方を変えるのには時間と根気が必要です。

本当にお金のことが心配な時に、日々このように考えようとするのは、驚くほど難しく、イライラするのは言うまでもありません。

しかし、Yang氏やCastrillon氏によると、日々の生活や人生のストレス要因に対する考え方を変えると心に余裕が生まれ、幸福感や生産性、より効果的な決断などで満たすことができるのです。

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Source: Forbes(1, 2), Inc, Big Think, Princeton University, Tony Robbins

Elizabeth Yuko - Lifehacker US[原文

訳:的野裕子

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