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次期MacBookがリモートワークの救世主として注目される理由

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次期MacBookがリモートワークの救世主として注目される理由
Image: guteksk7/Shutterstock

Appleが、今後2年間でMacを独自開発のプロセッサに移行すると発表したことで、さまざまな議論が巻き起こっています。

Appleシリコンと呼ばれているこの新しいプロセッサを搭載したMacが、どれほどの性能を発揮するのか? すでに独自プロセッサが搭載されているiPhone11やiPad Pro市販ノートパソコンの大半を凌駕する性能を見せているなか、期待が高まっています。

最近のレポートによれば、Appleの新しい独自プロセッサを搭載したMacBookは、意外に早く、今年の年末にも登場する可能性があるとのこと。

コロナが収束してもリモートワークを続けたい人は多い

今後も多くの人がリモートワークを続けるであろうことを考えると、この発表は大きな意味を持っています。

実際、Lenovoが最近行った調査で、「アンケートに回答したさまざまな国のワーカーの約2/3(63%)が、オフィスよりも自宅で仕事をするほうが生産的だと感じている」という結果が出ています。

また、同じアンケートで、半数強の人が、「地域のソーシャルディスタンス制限が緩和されても、リモートワークを続けるつもりである」と回答しています。

このアンケート結果と今回のAppleの発表は無関係のように思えるかもしれませんが、そうではありません。以下にその理由を説明します。

Appleシリコンを採用する理由

Tim Cook氏は、AppleがIntelプロセッサから離れることを決めたのは、「作りたいMacがIntelでは不可能だったから」だと言っています。

新しいプロセッサを搭載したMacは、より軽量かつパワフルで、終日駆動できるバッテリー性能を備えることになりそうです。

端的に言えば、Intelのプロセッサは、消費電力あたりの性能、つまりバッテリー容量あたりの処理能力という点において、すでに頭打ちになっているのです。

性能が高く(処理速度が早く)なればなるほど、ノートパソコンが必要とする電力も大きくなります。より大容量のバッテリー(フォームファクタも大きくなる)を搭載するか、バッテリー駆動時間を犠牲することになります。

Web会議もよりスムーズに

ここで、上述のアンケート調査に戻ります。この2つの変数(バッテリー駆動時間と処理速度の向上)は、リモートワークをしている人たちが最大のネックだと訴えているまさに2つなのです。

1/3のユーザーが、最大の不満はノートパソコンのバッテリー駆動時間の短さだと言っており、1/4のユーザーが、プロセッサの性能が大きな問題であると言っています。

以前からフルタイムでリモートワークをしている人たちは、専用のデスクやホームオフィス環境を整えているかもしれません。

しかし、今年からリモートワークを余儀なくされた人たちは、必ずしも自宅に仕事用のスペースを確保する余裕はありません。

そうした人たちの多くは、ダイニングテーブルやキッチンカウンター、リビングのソファなどで仕事をしています。

そして困ったことに、リモートワークの拡大にともない、最も電力を必要とするタスクの1つであるウェブ会議が増えています。何時間にも及ぶビデオ会議ほどバッテリーを消費するものはありません。

Appleの新しいプロセッサはウェブ会議に特化して設計されたものではありませんが、ほかのプロセッサに比べて消費電力あたりの性能は高くなっています。

つまり、電力あたりの処理速度は速く、処理あたりの消費電力は少なくなります。

ウェブカメラも進化するかも

軽量かつパワフルで、通常の仕事をこなすには十分な性能を持ち、1回の充電で一日中バッテリーが持つノートパソコンを想像してみてください。

現時点で最も近いのは、スマートフォン用プロセッサを搭載したSamsung Galaxy Book Sです。

ただし、Windows環境では、ARMベースのアーキテクチャ用にアップデートされていない古いアプリが動かないという問題があります。

そのため、バッテリー駆動時間こそは大満足でも、ユーザーエクスペリエンスは素晴らしいとは言えない状況となっています。

Appleは現在、この問題を回避すべく取り組んでおり、その過程でMacBookの最大の欠点の1つも修正されることが期待されます。

それは、MacBookに昔から付属する質の悪いウェブカメラです。

Appleがウェブカメラを少しでもマシなものにしてくれたら、一日中ビデオ会議に釘付けとなっている私たちとって、真の朗報となるでしょう。

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Image: guteksk7/Shutterstock

Source: Businesswire

Originally published by Inc. [原文

Copyright © 2020 Mansueto Ventures LLC.

訳:伊藤貴之

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