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朝型か夜型かは生まれつきの体内時計で決まる、だから変えなくていい

朝型か夜型かは生まれつきの体内時計で決まる、だから変えなくていい
Image: Shutterstock

AppleのCEOであるティム・クックは午前3時45分に起きます。ペプシのCEOであるIndra Nooyiは午前4時に、ディズニーのCEOであるBob Igerは午前4時半に起きます。

Twitterの創業者であるJack Dorseyとバージングループ創業者のRichard Bransonは5時半に起きます。

一方、夜型の成功者に関しては、めったに報道されません。

成功者はみんな早起きだからでしょうか。

もちろん、成功者の何割かは早起きでしょう。

心理学者のAdam Grant氏が指摘するように、「世界的レベルで成功している人たちは、他人が何時に起きようと気にしません。自分に適した時間に起きて働く、それだけです」

体内時計は遺伝で決まる

Grant氏の言葉は科学的にも正しく、意志の力と粘り強ささえあれば朝型の人間になれると思うかもしれませんが、実は、朝型か夜型かは主に生物学的要因で決定されることが研究で実証されています

朝型か夜型かを決める概日リズム(クロノタイプ)、つまり体内時計は遺伝的なものです。

概日リズムは睡眠・起床のサイクルを調節するプロセスで、ある程度遺伝的に決まっているわけですから、自分の概日リズムを尊重しましょう。

人間の体内時計は平均24.2時間の周期で回っています(この0.2時間の差をリセットするために、人体は「うるう日」を定期的に作るのではなく、毎日少しずつ調整する傾向があります)。

しかし、体内時計の周期が24.2時間より長い人もいます。そういう人は、1日ごとに、眠りに落ちる時間も起きる時間も少しずつ遅くなっていきます。

要するに、意図して夜型になっているわけではなく、生まれつき夜型なのです。

そして、それはそれで何の問題もありません。

朝型と夜型では、それぞれ得意分野が違う

研究によると、朝型の人は粘り強く自主性が強い傾向があり、物事の計画を立てることに長けています

一方、夜型は、記憶力、処理速度、認知能力を測定するテストで朝型より好成績をおさめ、クリエイティブな度合いが高い傾向があります。

そして、不思議なことに、夜型の方が少しだけ経済力が高くなる傾向もあります。

自分らしくないことはしなくていい

それなら、より高い目標を自分に課したい人は朝型に、未知の体験を積極的に求めていきたい人は夜型になる努力をすべきでしょうか。

それは違います。

生まれ持った自分の性質を尊重して、自分らしくないことをしようとするのはやめましょう。相関関係と因果関係は別のものです。

朝型の成功者は、必ずしも早起きしたから成功しているわけではありません。自分の体内時計にスケジュールをうまく合わせているから、成功しているのです。

Richard卿は早起きが自分に向いているので早起きしています。Redditの共同創設者であるAlexis Ohanianさんは、遅い時間に起きますが、それが自分に向いているからそうしているだけです。

何時に仕事を始めるかは重要でなく、終業時間までに、どのような仕事をどのぐらいやり遂げたかが重要。

成功は、達成したことで決まります。何時に仕事をして達成するかは問題ではありません。

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Source: Life Science,ScienceDirect,ResearchGate(1,2),APA PsycNet,The BMG

Originally published by Inc. [原文

Copyright © [2020] Mansueto Ventures LLC.

訳:春野ユリ

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