Microsoftが提供! データを復元できる、Windowsの無料アプリがすごい
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誤ってファイルを削除しても、まだ復元できる望みはあります。
ただし、Windowsのごみ箱からドラッグして戻すことができないとしたら(特に、私のように、単に「削除」するのではなくて、Shift + Deleteをデフォルトにして永久に削除してしまう傾向があるなら)、頑張ってもう少し複雑なテクニックを試してみる必要があります。
ファイル・データ復元アプリ「Windows File Recovery」
ファイル復元アプリはずいぶん前からいろいろあって、無料で素晴らしいオプションがたくさん使えますが、最近Microsoftが新しいアプリを提供しているので、万が一の場合に備えて、使えるようにしておくことをおすすめします。
このアプリは「Windows File Recovery」という名前で、Microsoft Storeから今すぐ無料でダウンロードできます。
先にファイル復元の基本について説明させてください。
削除したファイルを確実に復元するためには、こうしたアプリを使用することがベストです。ただし、ファイルを復元する前にPCの電源を切ったり、再起動しないようにしてください。
「復元は明日にしよう」と先延ばししないでください。
削除してから経過した時間が長くなるほど、その間にそのシステム(HDDかSSDも)を使用しているとしたら、データを復元できる可能性が低くなります。
ファイル復元ツールは、ファイルを削除したその日なら有効ですが、いつまでも有効とは言えません。
コマンド例
ところで、Windows File Recoveryを起動しても、GUI(Graphical User Interface)のアプリは表示されません。その代わり、以下のようなコマンドプロンプトが表示されます。

さまざまなスイッチを起動させる入力オプションがたくさんありますが、基本的なことだけに関心があるなら、次のように入力しましょう。
winfr C: E: /n \Users\
\Documents\QuarterlyStatement.docx
これで、特定のファイルをCドライブ(QuarterlyStatement.docx)からEドライブに復元できます。
ファイルの復元を機能させるには、ソースと宛先のドライブを変える必要があるため、システムに個別のドライブが2つ無いときは、USBドライブを接続して復元を実行する必要があります。
同じやり方で、フォルダーの内容全体を復元することもできます。ルダーの内容全体を復元することもできます。
winfr C: E: /n \Users\
\Documents\
このコマンドを使用すると、Cドライブのドキュメントフォルダー全体をEドライブに復元できます。
データを復元する3つのモード
ここまで見ていて、Microsoftのツールに3つの異なるファイル回復モード(デフォルト・セグメント・シグネチャモード)が組み込まれていることにお気づきかもしれません。
どれを選んで使うかは、ファイルの復元シナリオによります。たとえば、NTFS以外のファイルシステム(FATやexFATなど)を使用している場合は、シグネチャモードのみ使用できます。
Microsoftは、次の表を公表しています。

私はまだMicrosoftのツールを使用してファイルを復元したことはありません。最近は、たまたまファイルを削除して酷い目にあっていないからです。
しかし、Microsoftが推奨する順序で使ってみることをおすすめします。
シグネチャーモードは、ディスクのサイズによっては、実行にかなりの時間がかかることがあるので、時間を無駄にしないために、もっと簡単なモードから試してみましょう。
それで削除したファイルが期待どおりに復元しないときは、さらに高度なスキャンに切り替えましょう。
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Image: Rawpixel.com/Shutterstock.com
David Murphy – Lifehacker US[原文]
訳:春野ユリ
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