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G7で労働生産性最下位の日本。「コロナ禍は大きなチャンス」の理由とは

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G7で労働生産性最下位の日本。「コロナ禍は大きなチャンス」の理由とは
Image: Mugendai(無限大)

新型コロナウィルスの影響で進んだリモートワーク。当初は緊急事態のやむなき手段でしたが、意外な効用が見え始め、「次の働き方」とみなされるまでになっています。

IBMが運営するWebメディアMugendai(無限大)に、OECD(経済協力開発機構)東京センターの所長が登場。「コロナ禍を機に始まった変化は、日本にとって大きなチャンス」と語る、その真意とは。

ある意味で怪我の功名。コロナ禍によって急速に進んだビジネスのデジタル化

インタビューに登場していたのは、ハーバード大学院でMBA取得後、ゴールドマン・サックスやクレディ・スイスなどを渡り歩いた経歴を持つ、村上由美子さん

村上さんはまず、コロナ禍によって進むデジタル化について言及。通勤電車や顔を突き合わせての会議などこれまでの常識がデジタルに置き換わり、ビジネススタイルが変わっていくスピードを「以前の10~100倍速」と表現します。

さらにコロナ禍の影響はしばらく続くと指摘し、今後数年間で大切なことは「猛スピードのデジタル化をいかに労働生産性の向上につなげていくか」だと語ります。

「働き方改革」への違和感。能力は高い日本人が、生産性を高められないわけ

少し前まで、ビジネスシーンで注目されていたのは「働き方改革」でした。しかし村上さんは、労働時間の短縮ばかりにフォーカスがあたっていたこの言葉に、違和感があったといいます。

労働生産性を高めるために必要なのは「いかに付加価値をつけるか」であり、不可能を可能にし、新しい商品やサービスを提供することこそが重要であると指摘し、以下のように語っています。

これまで誰もが思い込んでいた常識や固定観念に縛られず、1+1を3とか5にするようなマインドを持ち、切磋琢磨することが不可欠です。そういう環境を企業が人事システムとして作る、あるいはマクロ的に日本全体で作る。またバックグラウンドが異なる人たちが接触すれば、化学反応的に、今まで思いつかなかったアイデアが生まれるかもしれません。

G7で労働生産性最下位の日本。「コロナ禍は大きなチャンス」の理由とは
Image: Mugendai(無限大)

村上さんが日本の労働生産性に危機感を持つのも、OECD加盟国中22位、先進7カ国中最下位という現状があるからこそ。それでもご自身の著書にて「少子高齢化とデジタル化を同時に迎える日本は有利」と語り、インタビューでも以下のように指摘しています。

先進国は若者の失業率が高止まりしていますが、日本は低失業率で、むしろ労働力不足が問題になっています。どの国にも「IT化や自動化によって仕事が奪われる」と反対する人々がいますが、日本では逆に「IT化が労働力不足を解消する」と期待されています。こんなアドバンテージのある国は他にありません。

読解力や数的思考力が問われる「成人力調査」では、圧倒的に世界1位の日本人。デジタル化を介し、この能力を生かさない手はないと村上さんは力説します。

その他にも、「家事は苦手」と言い切る村上さんが語る日本女性の能力の高さなど、世界を経験した視点からの「働き方」については、Mugendai(無限大)より続きをお楽しみください。


Image: Mugendai(無限大)

Source: Mugendai(無限大)

渡邊徹則

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