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4万2000円の2-in-1ノートPC「Duet」が廉価PCとは思えない使いやすさ

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4万2000円の2-in-1ノートPC「Duet」が廉価PCとは思えない使いやすさ
Photo: かみやまたくみ

このキーボードがついてくるのがいいねー。

先日、Lenovoが4万2636円(税込)着脱式キーボードが付属する2-in-1ノートPC「IdeaPad Duet Chromebook」(以下、Duet)を発売しました。

ディスプレイが10.1インチでMicrosoftのSurface Goに近い使い方ができそう。なのにそんなお値段なんですからテンションも上がります。さっそく借りて使ってみました。

Chromebookという名前からもわかるようにChromeOS(GoogleのPC用OS)搭載。ほとんど使ったことがなくてやや不安だったのですが…全然問題なかったですね。

Googleアカウントでログインしてしまえば、すぐにふつうに仕事ができました。WindowsやMacと大差ないです。

廉価PCとは思えないクオリティの筐体と付属キーボード

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Photo: かみやまたくみ


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Photo: かみやまたくみ


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コネクタ類はUSB-Cひとつ、ほかに電源ボタンと音量ボタンがあるのみ。本体はとてもミニマルな印象です
Photo: かみやまたくみ


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着脱式キーボード。主要なキーはデスクトップ用並の大きさなため、かなり打ちやすい。
Photo: かみやまたくみ


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キーボード右端のキーは小さめ。
Photo: かみやまたくみ


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背面カバー兼キックスタンド
Photo: かみやまたくみ


開封していちばん驚いたのは、筐体のクオリティ。背面の質感がひっじょーにいい、チープさをまったく感じさせません。ライトブルーの塗装もほどよくポップで、「Chrome」の刻印も美しい。

着脱式キーボードも優秀。右端のキーは小さいんですが、主要なキーは14mmと十分な大きさで、高速タイプしやすいです。

この記事もこのキーボードで書いていますが、特に問題がないというか、小型PCにつくキーボードとしてはかなり軽快に打てる部類かなと。しっかりとした感度のトラックパッドがついているのもGood。

モノとしての仕上がりがいいのにやたら安いので「ホントにこのお値段でいいんです?」とか思ってしまいました。

ハイスペックではないけど、ChromeOSマジックで仕事はできる

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Geekbench 5によるベンチマーク結果。数字だけ見るとかなり低い
Image: かみやまたくみ


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型落ちフラッグシップスマホにトリプルスコアをキメられてしまうくらい
Image: かみやまたくみ


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Image: かみやまたくみ


安いPCということで気になるのがスペックです。Duetに搭載されているCPUは2年前発表されたもので、ハイスペックではないようです。後述するように貧弱さを感じるタイミングもありました。

ただ、基本的な仕事をこなすのにはあまり支障がなかったです。搭載されているChromeOSが軽すぎなんですよね。Google Chromeも他のOS上で動作させるときよりも軽快に感じますね。

ぼくはGmailやドキュメント、スプレッドシートをChrome上で使っていることが多く、メールの処理や文書作成といった業務の基本となる部分はChromeが動く=こなせる、となりました。

ChromeやGoogleのアプリを多用する人なら、十分な仕事ができるんじゃないかと思います。

ChromeOSも特に難しいところはなく、ChromeOSが何か知らずに買ってもすぐに慣れるレベルです。

Androidタブレット的にも使える

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Duetはディスプレイが10.1インチでキーボードは着脱可能。それが意味するのは、タブレット化してベッドの上でだらだら時間を過ごしたいときのお供としても使えるということ。

ChromeOSではAndroidアプリが動作するので、Prime Videoで映画・アニメを楽しんだり、Kindleで買ったマンガなどを読んだりはお手の物。

音響は特段いいわけではありませんが、YouTubeを見るくらいならあまり問題はないレベルだと思います。

気になるところがけっこうある

いちばんクリティカルだと思ったのは、指紋認証等を備えておらず、ログインのたびにパスワードを入力しなければならなかった点ですね。ただこれは、ぼくがiPhoneユーザーだからという面があります。

Androidスマホを使っているならSmartLockが使えるので、またちがった評価になるでしょう。

また、ゲームや画像/映像処理は厳しいです。ソシャゲでカクつき、RAW1枚を現像するのに5秒くらいかかりました。値段なりのスペックが露呈する部分です。

また、アプリを複数起動していると動作が重くなることがあり、自然とGoogle Chromeのタブは適宜閉じ、アプリも使わないものはこまめに落とす、といった運用になっていきました。

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個人的には、キーボードとカバー(キックスタンドも兼ねているのでキーボードを使いたいなら必須)をつけると分厚くなってしまうのも気になりました。

キーボードの厚みは仕方ないと思いますが、カバーが妙に分厚い…。MOFT Xをつけるのがいちばんスマートかも?

あ、あとSIMは入れたかったです。モバイルにぴったりなサイズ感・重量感なので、テザリング等なしでインターネットできたらなおよかった。

Androidユーザーと好相性なサブノートPC兼タブレット

項目スペック
プロセッサMediaTek Helio P60T(2GHz・8コア)
ディスプレイ10.1インチIPSタッチディスプレイ(解像度1920x1200、グレア仕様)
メモリ4GB LPDDR4X
GPUArm Mali-G72 MP3
ストレージ128GB(eMMC、直販版)
バッテリー持続時間約10時間
カメラ800万画素(リア)+200万画素(フロント)
重量本体約450g、キーボードとスタンドカバーを装着時、約920g
価格4万2636円(税込・送料込・直販価格)

確かに弱点もあるのですが、個人的には指紋認証以外は、まぁいいかという感じになりました。いや、4万2000円くらいで基本的な作業はすべてこなせ、優秀なキーボードが付属するので作業効率そのものも悪くないってすごいですよ。

デザインもよくて持ち運ぶ楽しさがあるのもすばらしいです。発表時の驚きは、実際使ったあとも薄れていません。

とはいえ、「なんでもできる」を期待するのではなく「ここまでできれば十分」と割り切る必要があるタイプではあり、サブ機として選ぶのが吉。

そういった方向性のプロダクトとしては極めてよくまとまっている、という感じです。こと、Googleのサービス/アプリをヘビーユースするAndroidスマホユーザーとの相性は抜群でしょう。

なお、Duetは現在絶賛売り切れ中です。Amazonに7月19日入荷と書かれているので、いずれ復活するのではないかと思いますが…。個人的には直販版をおすすめしておきます。

というのも、Amazon版は3000円ほど安い代わりにストレージが64GBになっているから。直販版はストレージが128GBあり、PCとして使うならこれくらいあったほうが何かと便利なはずです。

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Photo : かみやまたくみ

ギズモード・ジャパンより転載(2020.7.1)

かみやまたくみ

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