猫に1日何回餌を与えていますか?
- カテゴリー:
- LIFESTYLE

猫を飼っている読者の皆さんに質問です。
毎朝、猫が眠っているあなたのところにやってきて、前足で顔をパタパタ叩いて起こそうとしませんか?
猫に起こされて仕方なくベッドから出ると、今度は餌をくれるまでニャーニャー鳴いておねだりしてきませんか?
それは、その猫が特に食いしん坊だからではありません。単に「猫の習性に従うと今が食事をする時間だよ」と知らせているだけです。
1日に適切な食事の回数は?
The Upgradeの最近のエピソードで、動物行動学の専門家であるZazie Toddさんは、本来猫は1日に5回程餌を食べる傾向があるのに、多くの飼い主は日に2回程度しか餌を与えていないと語っています。
猫は生来のハンターであり、野生で生きていると1日中餌になる動物を捕まえては食べることを繰り返しているからです。
Toddさんは次のように説明しています。
猫は、できたら1日に2回程だけでなく、5回は餌を食べたいと思っています。ですから餌を小分けにして、与える回数を増やしてみましょう。
考えてみてください。猫が1日にネズミを10匹捕まえるとしたら、少量の餌を10回食べることになります。
ですから、それになるべく近い形で餌を与えるようにすれば、猫は嬉しいはずです。
愛猫が餌を食べる量を自分で調整できない場合は(つまり、お皿に入れた餌を一度に全部食べてしまうようなら)、決まった時間に自動的に餌を出す自動給餌機を使いましょう。
逆に、一度に食べる餌の量を猫が自分で調整できるようなら、お皿に常に餌が入っているようにしておけば大丈夫です。
猫に餌をあげるときのポイント
早朝、餌をせがむ猫に起こされないようにする方法に関しては、Toddさんは次のようにアドバイスしています。
寝る前に最後のおやつをあげるのも一案です。
でも、もう少し餌を小分けにして、与える回数を増やして就寝前に猫を疲れされると、そこまで早い時間に起こしに来ないはずです。
朝、猫に起こされるたびに餌を与えるのは、起こしてくれたご褒美を猫にあげているようなものです。
ですから、なるべく朝起こされてすぐでなく、もう少したってから餌を与えるようにしてみましょう。
また、猫は犬ほど人間に飼い慣らされている歴史が長くないことに思い至ると、すべて合点がいきます。猫にはまだ少し野生が残っているのです。
Toddさんが言う通り、「人間がこの世に存在しなくても、猫は自力でかなり幸福に生きていけるはず」です。
愛猫の正しい世話の仕方について、さらに詳しく知りたい場合は、Toddさんのエピソードをフルにチェックしてみてくださいね。
あわせて読みたい
Image: mik ulyannikov/Shutterstock.com
Source: Amazon, The New Yorker
Micaela Heck – Lifehacker US[原文]
訳:春野ユリ
ランキング
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5