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複雑なデータ分析・集計が簡単に! Excel「ピボットテーブル」の使い方を解説

複雑なデータ分析・集計が簡単に! Excel「ピボットテーブル」の使い方を解説
Image: Wachiwit/Shutterstock.com

ピボットテーブルは、大量のデータを別々の簡潔なテーブルに自動的にまとめる、インタラクティブなデータ集計ツールとして使えます。

大量のデータを意味のある情報としてまとめたり、ブランドの売上を地域ごとに比較したりするのに便利です。

ピボットテーブルに苦手意識を持ったり、敬遠したりする必要はありません。

今回は、Excelの知られざる強力なツールであるピボットテーブルを解説していきましょう。

ピボットテーブルって何?

ピボットテーブルとは、大量のデータを統計情報として管理しやすいように編集する方法です。ピボットテーブルの機能を使えば、データをさまざまな角度から分析して、新しいトレンドやデータ同士のつながりを明らかにできます。

Excelのデータ入力は、主に以下のような通常のフラットなテーブルでおこないます。

Excelの通常のデータ
Image: MakeUseOf

通常のテーブルにはデータを入れる列と行があります。データの量が少なければ、データを見ているだけで基本のトレンドや傾向はわかります。

しかし、数千や数百万もの情報がある場合は、ひと目見ただけではデータの傾向を理解できません。

そのような場合、利用可能なカテゴリー(通常はデータの範囲名から取得する)を使い、データを分類したり結びつけたりするピボットテーブルを作成しましょう

ピボットテーブルの一番の利点の1つは、データを再集計するスピードです。複雑な比較公式を理解したり、Excelのピボットテーブルの達人になったりする必要はありません。

更にいいのは、やり直したくなったら、いつでもピボットテーブルをリセットできるところです。

Excelでのピボットテーブルの作り方

MicrosoftのExcelのピボットテーブルのオプションは素晴らしいです。

ただ、ピボットテーブルを使った表計算ソフトはExcelだけではない、というのは覚えておいた方がいいでしょう。

「Libre Office」やGoogleの「G-Suite」のような、Microsoft Officeと同じようなソフトは、どれも表計算プログラムでピボットテーブルに対応しています。

それはさておき、Excelのピボットテーブルの話に戻りましょう。以下のチュートリアルは、MicrosoftのOffice 365のExcelで使えます。

また、私はイギリスの名前、住所など一般的なデータセットも使っています。同じ練習データが使いたい人は、以下のリンク先からファイルをダウンロードしましょう。

ピボットテーブルを作成する

ピボットテーブルを作成するには、「挿入」から「ピボットテーブル」を選び、ピボットテーブルに入れたいテーブルやデータの範囲を選択します。たとえば、選択した範囲全体のデータで作成するなどです。

ピボットテーブル挿入の画面
Screenshot: ライフハッカー[日本版]編集部

上記のように、外部のデータソース(例:MS Access)と紐付けたり、既存のワークシートにピボットテーブルを入れたりするオプションもあります。

後者のオプションを使う場合は、新しいピボットテーブルが、既存のデータを隠したり壊したりしないように気をつけましょう(何か問題が起こったら、もちろん「CTRL+Z」のアンドゥは使えます)。

ピボットテーブルのデータを分類する

「OK」を押すと、ピボットテーブルが新しいワークシートを開きます。

ワークシートは空白の状態ですが、右側にピボットテーブル・フィールドのパネルが表示されます。このパネルには、名前、住所、売上などサンプルのデータセットが入っています。

ピボットテーブル・フィールド
Image: MakeUseOf

ここから、ピボットテーブルにデータを追加するには2つの方法があります。

  1. ドラッグ&ドロップ:右側に表示されているピボットテーブル・フィールドの、下の4つの枠(フィルター、列、行、値)のところにドラッグすることができます。任意の数値の差分に対して、相互参照したい特定のデータを選ぶこともできます。
  2. レポートに追加:各データセットのフィールドをクリックすると、待機しているレポートテーブルに直接追加されます。利用可能なデータをすぐに構築、分析、照合、修正する方法として使えます。

どちらの方法でも結果は同じようなものですが、レポートに追加する場合は、使いたいデータフィールドを選択するだけで、レポートテーブルに変換されることに驚くでしょう。

おまけとしては、新しいデータフィールドをクリックする度に、Excelが適切とみなす範囲を自動的に追加してくれますが、16384項目以上のデータフィールドを列に追加することはできません。

ピボットテーブルのデータ範囲を選択する

ここで見本として使っているピボットテーブルは基礎的なもので、理解しやすい見本のデータポイントがいくつか含まれています。

たとえば、様々な製品の地域ごとの売上を見ていきましょう。

ピボットテーブル・フィールドのリストから、国、売上高、販売額、製品を選びます。そうすると、以下のようなピボットテーブルになるはずです。

ピボットテーブル・フィールドを使っている画面
Image: MakeUseOf

ピボットテーブルをひと目見るだけで、データの傾向が分析できます。

各セクションの概要が見たい場合は、右クリックをして「展開/折りたたみ > フィールド全体の折りたたみ」を選びます。

ピボットテーブルのデータをフィルタリング

ピボットテーブルでフィルタリング
Image: MakeUseOf

ここまできたら、気軽に様々なフィールドを操作してどのデータの組み合わせが相関関係がわかりやすいか、データの裏を解き明かし、フィルターの設定の行動値を理解するには、どのデータフィールドを調整する必要があるか、などを学びましょう。

  1. フィルタリングしたいデータフィールドにマウスオーバーし、テキストの右の小さな黒矢印を見つける。
  2. 黒矢印を選択すると、フィルターメニューのドロップダウンメニューが表示される。1つのフィールドの中でデータを取り出したり、複数のデータソースにまたがった小さなデータ範囲同士の比較に非常に便利。
  3. フィルターメニュー「」を選択。
  4. デフォルトでは、すべてのデータ範囲が選択されている。すべてのデータ範囲の選択を解除して、以下のようにいくつかの国を再度選択する。それらの国のデータだけが取り出され、潜在的な傾向を分析できる簡潔な比較データがピボットテーブルに入る。


ピボットテーブルでフィルタリング
Image: MakeUseOf

それぞれのフィールドのフィルターを修正すると、ほとんどの場合ピボットテーブルにあるデータも直接修正されるので、データの本当の可能性が明らかになる確実な方法です。

データ傾向を知るためには、ピボットテーブルを!

新しい角度からデータを見て、仕事やビジネスなどの統計や新しい傾向を明らかにするのにピボットテーブルは有効です。

大量のデータ、複数のデータフィールド、重複したデータフィールドがある場合なども、ピボットテーブルを使うのは最適です。

データサンプルの量が少ない場合には使えないということではありません。この記事のサンプルデータは14列と500行で、そのうちの3つしかデータ操作に使っていません。

Excelの威力をもっと知りたい人は、Excelの公式の素晴らしさに関するこちらの記事もチェックしてみてください。

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Image: Wachiwit/Shutterstock.com, MakeUseOf

Screenshot: ライフハッカー[日本版]編集部

Source: MediaFire

Original Article: How to Create a Pivot Table for Data Analysis in Microsoft Excel by MakeUseOf

訳:的野裕子

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