
家にいるとおやつに手が伸びてしまい止められない…という方、心理学的なトレーニングを取り入れて食べすぎ対策をしてみてはいかがでしょうか。
イギリスのエクセター大学の研究チームが中心となって開発したアプリ、『FoodT』を使えば、衝動の抑制に用いられる認知トレーニングが手軽に行えます。1日数分の実践が、ジャンクフードへの渇望を抑える助けになるかもしれません。
食べ物に関する「Go/NoGo課題」がアプリで実践できる
『FoodT』は、認知トレーニングによる摂取行動の変化を調べた研究からスピンアウトしたものです。研究で利用された「Go/NoGo課題」が、アプリで実践できます。
「Go/NoGo課題」では、画像を見て連続で画面をキーやタップしていきますが、特定の画像が表示されたときにタップを止めます。研究ではスナックなどのNG食品の画像をNoGoに設定したところ、摂取量の低下につながったことが示されました。
さらに興味深いことに、食への衝動が強い人やがまんを強いられている人にとってより効果的だったとのことです。
目的に合わせてチューニング

まずアプリを利用するにあたって、匿名データが研究の目的で利用されることや、大学のサーバーに送られることなどへの同意が求められます。
また利用できるのは、一応BMIが18より高い人となっています。

身長や体重、年齢などを入力していき、「体重を落としたい」「健康的な食べ物を増やしたい」「メタボが心配」といった目的にチェックします。
さらには、不健康な食べ物を食べる頻度をチェックして開始です。
トレーニングは5分で完了

トレーニングのスタートボタンを押すと、スナックや野菜、食べ物と関係のない衣類などの写真がパッパと表示されていきます。
内容に関係なく、緑の丸で囲まれた画像をできるだけ早くタップし、赤丸のほうは抑制です。

トレーニングは3セッションで、合わせて5分程度で完了。反応時間やスコアなどが確認できます。
効果は即効性があって、食べる前に行うとより効果的とのことですので、なかかな間食が止められない方は試してみてください。
『FoodT』はApp StoreやGoogle Play ストアからダウンロード可能。オンラインバージョンもあります。
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Source: About the FoodT app
山田洋路
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