Facebook最高幹部が教える、キャリアアップするためのポイント4つ
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- フェイスブックの拡張現実(AR)・仮想現実(VR)担当バイス・プレジデントであるアンドリュー・「ボズ」・ボスワースが、従業員に向けて「自分API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)」の作り方を解説している。
- コンピューター用語に例えたボスワースのアイデアは、従業員たちが自身への理解を深め、それにより自らの有用性を最大化するものだ。
- 彼は個人ブログで、従業員に向けてシンプルな4つの方法を説明した。
- そこには、自分がどのように働きたいかや、上司に自身の限界をはっきりと伝えることなどが含まれている。
フェイスブック(Facebook)の最高幹部の1人が、従業員が最大限にキャリアアップするための自分独自のAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)の作り方を解説している。
これはアンドリュー・「ボズ」・ボスワース(Andrew "Boz" Bosworth)が考案したアイデアだ。フェイスブックのAR・VR担当バイス・プレジデントで、5月13日の個人ブログへの投稿で記した。
少しひねった例えかもしれないが、APIとは本来、開発者が自分が作っているアプリケーションに他から機能を取り込むためのものだ。
例えば、iOS用の写真アプリを開発する人は、アップル(Apple)がiPhoneのカメラのAPIを公開しているので、カメラを制御するコードを一から記述する必要はない。
同じように、ボスワースは従業員が自分自身のAPIを書いて、上司や同僚などの他者が自分とどのように付き合うのがベストなのか定義すれば、能力を最大限に発揮できるようになると考えた。
彼が考えた4つの方法を見てみよう。
1. キャリアは自分でコントロールする
「まずは、上司を巻き込むこと」だという。
「人間関係においては受け身ではなく、積極的に関わっていかなければならない。上司を味方につけるといい」
「上司はあなたのいないところであなたの話をするはずだ。どんなことに取り組みたいのか伝えておき、定期的に進捗をチェックして、より多くの機会を見つけてもらうようにしよう」
2. コラボレーションの機会を作る
ボズは続ける。
「次に、控えめに自己紹介する術をマスターすること。新たな同僚との出会いがあった時は、自己紹介をして、どんな仕事をするのが好きなのかを伝えて、できればその例を付け加えること。ここでのゴールは相手に好印象を与えることではない。そうではなく、あなたの好きそうな仕事を見つけたときに、そのことを教えてくれるように協力を求めることだ」
3. 問題解決を買って出る…
便宜主義について自分なりの境界線を引く能力も、自分APIの重要な点であると書かれている。
「3つ目は、目の前のチャンスを逃さないこと。ミーティングなどで興味を持っている課題が発生した場合には、ためらわずにやりたいという意思を伝えよう。あなたが興味をもっていることに取り組んでいるチームに、課題の中にあなたの手伝えることがないかを聞いてみよう」
4. …だがしかし、失敗することは避けよう
最後のアドバイスは、できそうにない仕事はやらないこと。
「最後は、ノーと言うタイミングを知ること」
「興味のある仕事を見つけるのと同じくらい重要なことは、面白くない仕事をするという評判が立つのを避けること。特に、うまくやる自信がない場合には」
自信家で、はっきりと物を言うボスワースの性格は、この投稿にもそのまま表れている。どんな話題についても、自身の考えを表明することを避けたりしない。
BuzzFeed Newsにリークされた2016年に社内メモの中で、たとえ、いじめやテロリズムを助長することがあっても、人々を繋げることが「事実上の」信仰であることは、フェイスブックの「不都合な真実」だ、と表現したことは有名だ。
最近では、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の2期目の再選を阻止するために権力を利用しないよう、フェイスブックの同僚に対して警告を発した。
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Image : Facebook
BUSINESS INSIDER JAPANより転載(2020.5.7)
Charlie Wood
翻訳:Ito Yasuko、編集:Toshihiko Inoue
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