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「新型コロナウイルスから回復した」ってどんな状態? 後遺症はある?

「新型コロナウイルスから回復した」ってどんな状態? 後遺症はある?
Image: MR. Yanukit/Shutterstock.com

新型コロナウイルスの感染者数に加えて、二次的な数字として回復者数もあります。

新型コロナウイルスから回復した人の数を集計するというのは何を意味するのでしょうか?

結局、回復した症例数の数え方には厳密な方法がありますが、他の多くの病気の症例と同じように、回復者として数えられている人が、必ずしも長引く影響がまったくないというわけではないのです。

回復者=検査で2回陰性になった患者

米疾病管理予防センターによると、患者が回復したと考えるには、3日間連続で解熱剤の投与などの治療がなくても発熱せず、咳や息切れなどその他の症状も回復していなければなりません

さらに、少なくとも24時間以上空けて新型コロナウイルスの検査を受け、2回陰性でなければなりません

これが、いわゆる“回復した”とされる患者の公式な基準です。

しかし、体がウイルスに打ち克つことと、病気になる前と同じ感覚に戻ることは別物です。

新型コロナウイルスで重症になった人は、ウイルスがなくなった後も影響が長引く可能性が高いです。

「回復」しても影響が長引くことも

「多くの人にとって、何をもって“回復した”と考えるかは、人によって非常に異なります」とピッツバーグ大学医療センター、重病回復センターの創設者でありディレクターのBrad Butcher氏は言います。

病院から退院したら回復だと考える人もいれば、長引く影響があっても仕事や好きな活動ができる状態に戻ることが回復だという人もいます。

あるいは、病気になる前と同じような感覚になるまで回復だとは言わないという人もいるかもしれません。

つまり、新型コロナウイルスから“正式に”回復したと考えることは可能でも、疲れ、筋肉の衰え、息切れ、肺、腎臓、肝機能障害など、なかなか消えない症状がある場合もあります。

すべての症状が解消するには時間がかかります。

回復は短距離走ではなく、マラソンと同じ長距離走です。

病気になるのはたった数日ですが、回復には数週間、数カ月、もしくは何年もかかることがあります

回復までの時間は症状の深刻度に関連

一般的に、症状が長引くのは病気の深刻度に関連していると思われます。

つまり、元々の病気の症状が深刻であれば、それだけ回復までの時間が長くかかることが多いです。

とはいえ、新型コロナウイルスは新しい病気なので、まだわからないことも多いです。

ヒューストン・メソジスト病院の呼吸器科医であり、肺移植プログラムのディレクター・Howard Huang氏は「長期的に見て、患者に何が起こるのかはまだわかっていない」と言っています。

新型コロナウイルスに関しては、人体にどのような影響を与えるのかという正確なメカニズムから、長期的な影響の範囲までまだ研究段階です。

しかし、一般的になかなか消えない症状は病気深刻度に比例すると思われる、とHuang氏は指摘します。

重症になった場合、普通の風邪のように回復するとは限りません。

今まさに、新型コロナウイルスの長期的な影響(内蔵の機能障害や脳卒中や血栓などを含む)は、ウイルスによる血管への攻撃や、免疫反応の亢進の結果だと考えられます。

軽症だった場合は、このような影響が出る可能性は低いです。

特に、入院が必要な症状の患者は、回復するまでの道のりが長いことが多く、人によって違いが見られます。

Huang氏は「人体への負担は本当に深刻だ」と言っています。

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Image: MR. Yanukit/Shutterstock.com

Source: MarketWatch, CDC, University of Pittsburgh, The Washington Post, Houston Methodist

Rachel Fairbank - Lifehacker US[原文

訳:的野裕子

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