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サラリーマンだって夢を見たい。宇宙開発を「趣味」で続ける、リーマンサット・プロジェクトとは?

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サラリーマンだって夢を見たい。宇宙開発を「趣味」で続ける、リーマンサット・プロジェクトとは?
Image: Mugendai(無限大)

宇宙開発」と聞くと、素人にはまるで縁遠い、専門家だけの世界に思えます。しかし東京下町に、趣味で宇宙開発を続け、ついには人工衛星まで飛ばしてしまったグループがいました。

メンバーは主にサラリーマンというその正体が、IBMが運営するWebメディアMugendai(無限大)にて紹介されていました。

小学生から70代まで。看護師もマーケターも、誰でも参加可

本業を別に持ちながら宇宙開発の夢を実現しているのは、東京都江戸川区の溶接工場を中心に活動する、リーマンサット・プロジェクト(以下、RSP)

全国に700人ものメンバーを抱え、年齢は小学生から70代まで、職業は技術者以外にも、看護師や大工、デザイナーやマーケターなど多種多様だそう。

サラリーマンだって夢見たい。宇宙開発を「趣味」で続ける、リーマンサットとは
Image: Mugendai(無限大)

趣味といってもその活動は本格的で、活動開始からおよそ3年後には、開発した超小型衛星(キューブサット)が、JAXAの無人補給機「こうのとり」に積まれ、国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げられたそうです。

インタビューに登場していた代表理事の宮本卓さんは、「宇宙開発はもっと身近になるべき」という持論を展開。以下のように語っていました。

例えば自動車業界であれば、メーカーは車を作り、町には修理工場があり、走らせて楽しむ人がいます。宇宙開発も、私たちのような普通の市民団体が、もっとたくさん参加できるようになり、宇宙産業として盛り上がっていくことが必要ではないかと思います。

仕事でも家庭でもない「サードプレイス」。趣味だからこそ続けられる

新橋の居酒屋で「宇宙開発やりたいねぇ」と盛り上がったことがきっかけで始まったという、RSP。

宮本さんは運営の秘訣として「お互いを尊重し、来るもの拒まず、去るもの追わず、出戻り歓迎」というルールを紹介。決して拘束せず、やりたいときに参加できる敷居の低さを挙げています。

サラリーマンだって夢見たい。宇宙開発を「趣味」で続ける、リーマンサットとは
Image: Mugendai(無限大)

また宮本さんは、家庭でも仕事でもない、サードプレイス(第3の場所)という位置づけの重要性を指摘。

ビジネスではなく「趣味だからこそモチベーションは高く、純粋に楽しむことができる」といいます。

私は学生のころ宇宙飛行士になりたいと思っていましたが、現在は溶接など金属加工の仕事をしています。(中略)10年前であれば、趣味のリーマンサットは打ち上げてもらえなかったかもしれません。

しかし、最近は少しずつ開放されてきて、JAXAの革新的衛星技術実証プログラムでも、エンターテインメント性のあるものなどが採用されていますし、今までにない宇宙の新しい楽しみ方が生まれている点が、時代の流れだと感じています。

ここに集まる人たちは、自分たちが作ったものが宇宙に行くことが何よりうれしい、という人たちばかりです。

衛星の打ち上げ時は、各地で感動を共有したというRSPのメンバー。年齢、職業に関係なく、好きなことに没頭できるのは素敵ですよね。

その他にも、「自撮り機能」やLEDでオリオン座を再現しようという次機の展望、RSPの未来図など、ロングインタビューの続きはMugendai(無限大)よりお楽しみください。


Image: Mugendai(無限大)

Source: Mugendai(無限大)

渡邊徹則

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