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「ドライクリーニングのみ」の衣類、自宅でどう洗う?

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「ドライクリーニングのみ」の衣類、自宅でどう洗う?
Image: Shutterstock

私は母から「新しい服を買うときには、まずタグを見て、『ドライクリーニングのみ』と書かれていないか確認しなさい」と教えられました。※ドライクリーニングとは、水を使わないクリーニングのこと。

そして母は、たいていこうつけ加えました。

どれだけ値下げされていたって、ドライクリーニングにかかるお金を考えたら、結局高くなるんだから。

でも時には、ドライクリーニングしかできない服を、人からもらったり、リサイクルショップで買ったりすることもあります。そうすると、自分で洗うにはどうしたらいいか調べなければなりません。

当然ながら、着ようと思うのはいつも直前なので、汚れていることに気づいてもクリーニングに出す時間はありません。

パンデミックの最中の今は、家から出られません。でも、洗濯物の山をなくしたい、外に出られるようになるまで待つのはイヤ、ということもあるでしょう。

いずれにしても、自宅で「ドライクリーニングのみ」の衣類を洗わなければならない状況は発生します。どうすればいいでしょうか?

「ドライクリーニングのみ」とはどういう意味か

あなたのブラウスのタグには、「ドライクリーニングのみ」と表示されているかもしれませんが、何かいい方法はないものでしょうか。

ファブリックケアを専門とする「The Laundress」の共同設立者Gwen Whitingさんによると、方法はあるそうです。

タグに書かれている表示は、必ずしも、その衣類にとって最適な洗濯方法ではありません。表示通りに洗わなかったせいで衣類が台無しになってしまっても責任は負いませんよ、というメーカー側の逃げ道なのです。

Whitingさんは、女性向けライフスタイル・メディアGlamourにそう説明しています。

メーカーが初めからドライクリーニングを指示しているのは、自分たちではなくクリーニング業者に責任を負わせるためなのです。

以前ドライクリーニング業に携わり、その後ClothingDoctor.comを立ち上げたSteve Boorsteinさんも、同様のことを述べています。

タグに「ドライクリーニングのみ」と書いてあっても、必ずしも自宅で洗えないという意味ではないと、彼は説明しています。

天然素材であれば特にそうです。「ドライクリーニングのみ」という表示は、家で間違った洗い方をしてしまうリスクを減らすためについているのです。

家で洗えるか洗えないかは、衣類のタイプや素材にもよります。

暮らしの情報サイトMarthaStewart.comによると、例えば、シンプルなデザインで、裏地がなく、コットンやシルク、リネンなどの天然素材、あるいはポリエステルでできている衣類は、おそらく手洗い、もしくは冷水を使って洗濯機で洗えるとのことです。

一方、スーツやプリーツスカートなどは、自分で洗うのは避けるべきしょう。

レーヨンなどのデリケートな合成繊維や、シルクとウールのような混紡素材、レザーやスエードを使った衣類、メタルの装飾やビーズ、スパンコールがついたものも、自分では洗わないほうが無難です。

手洗いの仕方

「ドライクリーニングのみ」と表示された衣類を家で洗う方法の1つが、手洗いです。

これは、お風呂場やキッチンのシンク、洗面所のシンクなどを使ってできます。手洗いの仕方については、少し前に取り上げましたが、ご参考までにこちらでもご説明します。

  • バケツを用意するか、シンクやバスタブを使う場合は栓をし、洗濯する衣類に適した温度の水をためます。
  • 刺激の少ない石けんか、洗濯用粉石けんを使います。合成洗剤は避けましょう。食器用洗剤やシャンプーでもかまいません。
  • 自分の両手、または木のスプーンなど何かかき混ぜるものを使って、撹拌しながらしっかり泡立て、衣類を押し洗いします。
  • 別の容器に用意した水で、洗濯したものを1枚ずつすすぎます。
  • 物干しラックや、シャワーカーテンのロッド、椅子の背など、空いているスペースで乾かします。

洗濯機で洗う

どうしても使いたければ、洗濯機でも「ドライクリーニングのみ」と表示された衣類を安全に洗えます。けれども、1つ注意点があります。

洗濯機に「短時間コース」がついていることが条件です。

「短時間コース」が選べる場合は、住まいに関する情報サイトApartment Therapyの「『ドライクリーニングのみ』の衣類を洗濯機で洗う方法」にしたがって洗ってみましょう。

  1. 染みがついている場合は、衣類を濡らす前に、汚れている箇所に染み抜き剤をつける。
  2. 汚れた衣類をネットに入れる。
  3. 衣類に優しい洗濯石鹸を使う。注意書きに従って、洗濯石鹸を洗剤投入口、または洗濯槽に直接入れる。
  4. 洗濯機の「短時間コース」で洗う。全体的な洗濯時間が短縮され、衣類を痛めにくくなる。
  5. 衣類を吊るすか、平らな場所に干すかして乾かす。
  6. 必要であれば、スチーマーを使ってしわを伸ばす。

自宅でドライクリーニングできるキットを使う

ここ数年で、自宅でドライクリーニングできるキットが、ほとんどのスーパーや薬局、大型店で手に入るようになりました。

キットをもっている人、手に入れられる人は、使ってみるのもアリです。その仕組みはこうです

まず、付属の染み抜きで衣類の染みを取り除きます。次に、洗浄剤のついたダンプパッドと一緒に、衣類を乾燥機に入れると、乾燥機の熱でパッドから出る蒸気が衣類をクリーニングしてくれます。

ただし、このようなクリーニングキットは衣類をさっぱりときれいにするのは得意ですが、ボディオイルのようなオイル系の染みを取り除くにはベストな選択肢ではありません。

結局のところ、洗った衣類にどのような仕上がりを期待しているのかの問題です。

また、もしそれが家族から受け継いだ大切なものや、何があっても絶対に台無しにできないようなものなら、家から出られるようになるのを待って、プロのクリーニング屋さんに持っていくのがいいでしょう。

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Image: Shutterstock

Source: The Laundress, Glamour, Steve Boorstein, MarthaStewart.com, The Spruce, Martha Stewart

Elizabeth Yuko - Lifehacker US[原文

訳:浅野美抄子/ガリレオ

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