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親の言動1つで変わる。プレッシャーに強い子どもになる、感情のコーチングとは?

親の言動1つで変わる。プレッシャーに強い子どもになる、感情のコーチングとは?
Image: Shutterstock

今、誰しも感情が不安定になっています。ウイルスに日常が奪われ、誰もが恐れや悲しみ、怒りの日々を送っていることでしょう。

穏やかで打たれ強い人でさえも苦しむ中、感情のコントロールはおろか、自分の感情を知る術すら知らない子どもたちには、非常に酷な状況が続いています。

でも、そんなときだからこそ、こころの知能指数と呼ばれるEQを育むチャンスではないでしょうか。

感情のコーチングで子どものレジリエンスを高める

心理学の研究者であるLea Watersさんは、The Gurdianの記事において、子どもが立ち直る力「レジリエンス」を学ぶのは体験からだけではないと述べています。自身の気持ちへの感情的反応も、レジリエンスの構築に役立っているというのです。

Watersさん曰く、親である私たちは、「感情のコーチ」にも「感情の否定者」にもなりうるそうです。

これまでの研究で、親による感情コーチングを受けて育った子どもは、中枢神経系が穏やかで、安静時の心拍数が低く、感情的な脳内回路が健康で、対処能力が高いことがわかっています。

そのような子どもは、プレッシャー下でも冷静でいられます。

まさに、いま子どもたちが必要としているスキルですね。

「感情の否定者」が意味するニュアンスはわかるでしょう。感情の否定者は、ネガティブな感情は不要でばかばかしく、考えるだけ無駄と思わせます。さらに、そのような感情を持った子どもをからかったり、脅かしたり、罰を与えたりするかもしれません。あるいは、見て見ぬふりをすることも考えられます。

一方、「感情のコーチ」は、子どもの感情に共感を示すことで、感情に名前を付けることを促します。そうすることで、子どもは自分の気持ちを理解し、調節する能力を高めていくのです。

感情のコーチング5つのステップ

The Gottman Instituteは、感情コーチングの5つのステップを提示しています。

1. 子どもの感情を知る。

2. 子どもの感情の発露を絶好の教育機会ととらえる。

3. 共感しながら耳を傾け、子どもの気持ちの正当性を認める。

4. 感情を言葉で表現することを学ばせる。

5. 自身による問題解決や不穏な状況への対処を手助けする限界を決める。

生まれながらの感情コーチでなくても、このスキルは習得可能です。臨床心理学者のLaura Markhamさんは、自身のサイト「Aha! Parenting」において、そのための詳細な6つのステップを紹介しています。

これによると、まずは親が落ち着くことから。次に、共感し、気持ちを理解します。そして、自身による問題解決をサポートしてください。

Markhamさんによると、親が練習を繰り返すことでこのプロセスが自然に描けるようになり、子どもは少しずつ、自分の感情を建設的に表現できるようになるはずです。

感情が渦巻いていて、話す時間がたっぷりある今こそ、まさにそのためのチャンスといえるでしょう。

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Image: Shutterstock

Source: The Gurdian, The Gottman Institute, Aha! Parenting

Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文

訳:堀込泰三

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