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MacBookの充電ケーブルを間違ったポートに接続していませんか?

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MacBookの充電ケーブルを間違ったポートに接続していませんか?
Image: Shutterstock

MacBookの左側と右側にあるThunderbolt(USB-C)ポートに周辺機器を接続する際、「正しい」接続方法と「間違った」接続方法があります。間違った方法で接続すると、MacBookのパフォーマンスが低下するおそれがあります。

ある条件でパフォーマンスが落ちる

私も最近、StackExchangeのスレッドでこの事実を知ったばかり。MacBook(言及されている事例ではMacBook Pro)に、充電ケーブルや周辺機器をどのように接続するかによって、システムの安定性が著しく変わるのには驚きました。

周辺機器を片側のポートに集中して接続するとシステムが高温になります。高温になったシステムは、内部温度を下げるためにCPUの回転数を抑えようとします。その結果、パフォーマンスが犠牲となります。

冒頭で、充電ケーブルを接続する正しい側と間違った側があると言いましたが、すべてのMacBookにあてはまるわけではないし、それがシステムのパフォーマンスが低下する唯一の原因でもありません。

とはいえ、多くの人は、システムのパフォーマンスが低下したときに、充電ケーブルの接続する側が間違っているとは思いつかないはずです。ですので、今回はこの話題を取り上げたいと思います。

MacBook Proの左側のポートに機器を集中させすぎない

まず、この事実が明るみに出るきっかけとなった問題に目を向けてみましょう。この結論に関しては誰もが同意できるはずです。始まりは、StackExchangeユーザーのAdamさん投稿した次の質問でした。

私のマシンでときどき、kernel_taskがCPUパワーを使い切ってしまうことがあります。その状態が数分、ときには数時間続きます。

そうなると、実質マシンが使えなくなります。問題はマシンを再起動しても解決しません。また新しいkernel_taskが出現して、何かしらの処理が終わるまで居座ります。

このプロセスが何をしているのか、どうやったらわかるでしょうか?

この投稿に対して、StackExchangeユーザーのBMikeさんが、素晴らしい解説つきで答えています。同氏は、MacBook Proの左側のポートに周辺機器を集中させすぎると、システムの内部温度が著しく上昇することをわかりやすく示しました。

とくに、同じ側に周辺機器に加えて充電ケーブルが接続されているときに、この現象は顕著となります。

挿し方で変わる温度を検証

また、BMikeさんは、どちら側にどんな周辺機器を接続したときに、CPU使用率がどうなるかを表したグラフも投稿しています。BMikeさんは以下のように解説しています。

CPUの温度やアプリケーションのCPU使用率が高くなったのは、kernel_taskのせいではありません。高温になったCPUが、クロック数を落として、スロットリングを行った結果です。

下のグラフはiStatMenusに掲載されていたものです。この実験は、バッテリーで動作していたマシンに、充電ケーブルを接続して行われました。

状態A:USB-Cハブ(マウス、キーボード、充電ケーブルを接続)とUSB-C HDMI 2.0アダプターの両方が左側に接続されています。ごらんのとおり、Thunderbolt Left Proximity温度センサーの数値がすぐに上昇しているのがわかります。3〜4分後には、kernel_taskが極端に高いCPU使用率を示しています。

状態Bは、充電ケーブルを左側のポートから右側のポートに移動したところ、kernel_taskの問題が解消したことを示しています。左側の温度が下がり、kernel_taskは15秒ほどで消えています。

因果関係は明らかです。充電ケーブルを左側に戻し、状態Aを復元すると、すぐに温度も上昇し、3〜4分後にkernel_taskが出現します。再び充電ケーブルを右側に戻し、状態Bを復元すると、問題はすぐに解消します。

状態Cは、Thunderboltポートにプラグを差し込むだけで温度が大幅に上昇することを示しています。 ハブ(マウスとキーボードのみ)とHDMIアダプターがそれぞれ、10℃、20℃温度を上昇させていることがわかります。

つまり、どうすればいい?

MacBookがフリーズしていると思ったら、アクティビティモニタをチェックして、明らかにわかる原因があるかを調べます。[kernel_task]のような、正体不明なプロセスがシステムリソースを占有している場合は、Macbookのどちら側に何が接続されているかを確認してください。

MacBookの左側のポートに、複数の周辺機器や充電ケーブルを接続している場合は、負荷を分散してみましょう。

たとえば、充電ケーブルを右側に移動するだけでも、パフォーマンスの低下を和らげることができます。このとき、すべてを右側に移動してはいけません。

パフォーマンスが少しばかり改善するかもしれませんが、システムが不安定になる可能性があります。

つまり、可能なかぎり、左右のポートにバランス良く分散させるということです。それができない場合は(接続する機器がたくさんありすぎる)、MacBookの冷却を検討してください。

見た目は良くありませんが、サードパーティの冷却パッドで、高温になったMacBookのパフォーマンスを正常に戻すことができます。

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Image: Shutterstock

Source: StackExchange, iMore

David Murphy - Lifehacker US[原文

訳:伊藤貴之

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