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出勤しなければならないとき、安全な子どもの預け先はどこか?【比較検討】

出勤しなければならないとき、安全な子どもの預け先はどこか?【比較検討】
Image: Shutterstock

緊急事態宣言が解除され、会社から通常勤務に戻し出社するように要請されている人は、子どもの学校が休校の間、どうやって子どもを安全に面倒を見るかという差し迫った問題を考えなければいけません。

自分の置かれている状況では、どの選択肢が一番安全なのかを検討して決断するために、それぞれのリスクを比較する必要があります。

ベイラー医科大学の指導者であり内科医助手のIsabel Valdezが、米Lifehackerにメールで答えてくれました。

「今は人と会う機会が少ない方がいい状況。接触する人が少なければ少ないほど、大人数の団体で感染するリスクから身を守れる可能性が高いでしょう」

その人の置かれている特定の状況やリソースによって、子どもを預ける選択肢や、その相対的な安全性は変わってきます。当然ながら、一番安全な選択肢は、安全な自宅で子どもの面倒を見ることです。

しかし、すべての家族がそうできるわけではありません。経済的にギリギリの家庭や、社会のセーフティネットから漏れていたり、会社に労働者を守るものがなかったりする場合は、特に難しいのです。

ほかの家族と交代で子どもを見る

環境にもよりますが、ほかの家族と交代で子どもの世話をするというのも、接触する人間を限定する選択肢の1つ。双方の家族が高いレベルでウイルス予防を維持できていれば、なおいいでしょう。

「知っている人たちとだけ接触するのは、感染症になった場合の接触者追跡が容易ですし、感染した可能性のある人も少数に限定できます」とValdezは言います。

交代で子どもの世話をするには、どちらの家族も予防をしっかりすることに同意し、誰かが病気になった場合の計画も立てる必要があります。

また、そこに関わる全員の安全性も評価することが大事になります。

リスクがより大きくなる潜在的な条件があるかどうか、仕事を通して全体的にどれくらい接触があるかなどを考慮しましょう

子どもデイケア・託児所に預ける

米疾病管理予防センター(CDC)が推奨するデイケアセンターはたくさんあり、そのうちのいくつかはエッセンシャルワーカーの子どものために開いています。

(日本国内の認可保育園や学童クラブも、基本的には自粛を促しつつも、エッセンシャルワーカーのために同様の対応を取っているところが多い)

予防策には、各教室には専任教師がおり、子どもには他の教室に行かせず、教室に入れる子どもの数も減らし、毎日体温をチェックし、衛生管理や殺菌消毒を強化することが含まれています。

Valdezは「デイケアしか選択肢がない家族もいるかもしれない」と言い、保護者には各州のデイケアの必要条件を確認し、自分の子どもを預けたい特定のデイケアがその要件を満たしているか確認するようすすめています。

また、麻疹、水疱瘡、百日咳のような予防できる病気に子どもが罹らないよう、最新のワクチンをすべての子どもが接種しなければならないデイケアを選んだ方がいい、とも言っています。

今、誰もが心配している新型コロナウイルス以外に、麻疹まで感染拡大する心配をしなくて済むように。

ウイルスに晒される確率が高い仕事をしている保護者と交代で子どもの面倒を見るのと、安全予防策を徹底しているデイケアに子どもを預ける選択肢があるなら、デイケアを検討する価値はあると思います。

自宅でベビーシッターを雇う

米ロードアイランド州では、ロックダウンの間すべてのグループ保育(CSCCE )を一時停止するという尋常ではない手段を取り、一人の健康なシッターさんに常に自宅でサービスを提供してもらうことを推奨しました。

間違いなく安全性の高い選択肢のひとつで、互いに接触する人数を減らせ、自分の環境がよりコントロールしやすくなりますが、経済的に手が届かない家族も多いのです。

家族や親戚に面倒を見てもらう

もう1つの選択肢は、家族や親戚に子どもの面倒を見てもらうというもの。

全員ができる限りの予防策をしている場合は、全体的な感染リスクを軽減できる選択肢です。しかし、感染リスクの高い家族や親戚の場合は、別の選択肢を検討した方がいいでしょう。

たとえば、祖父母が面倒を見る場合などです。CDCは、65歳以上の人たちは感染リスクが高いとしています。

「感染リスクの高い家族に子どもの面倒を見てもらわなければならない場合、子どもの世話をどうするかは慎重に検討する必要があります。

子どもの面倒は、新型コロナウイルスに感染しても合併症を引き起こす可能性が低い家族や親戚にやってもらう方が良いでしょう」とValdezは言います。


多くの人たちが職場に戻らなければならなくなっている現在、子どもの世話や育児はベストな答えがない問題です。

それぞれの選択肢に、さまざまなレベルのリスクがあり、自分の選べる選択肢を比較検討して、関係者全員にとって一番リスクの低い選択肢を選ぶことが特に重要になります。

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Image: Shutterstock

Source: Isabel Valdez,CSCCE,CDC

Rachel Fairbank - Lifehacker US[原文

訳:的野裕子

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