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チャンピオンの究極スウェットを使った着回し3スタイル

チャンピオンの究極スウェットを使った着回し3スタイル
Photo: 多田悟

誰にとっても当たり前すぎるアイテムであるがゆえに、テキトーに選んでテキトーに着てしまいがちなスウェット。

あまりに選択肢が多すぎて、どれが本当にいいのか分からない。だからこそ、今買うなら究極の1枚を選び、旬な着こなしに挑戦してみては?

カジュアルに欠かせないアイテムとして普及しているスウェットですが、歴史に登場したのは1924年。

パリ・オリンピックに参加したアメリカ選手のために作られた運動着でした。丸首で長袖、ジャージー素材であるスウェットは、トレーニング時の汗取り用シャツとして生まれ、裏地を起毛させていることが大きな特徴です。

年長者がスウェットのことをトレーナー(訓練者)と呼ぶのはこのためですが、これは間違った和製英語。

そもそも、英語で汗を意味するスウェット(Sweat)は、ウールで編んだセーター(Sweater=汗をかかせるという意味)が起源で、正しくはスウェットシャツと呼びます。

さて、ジーンズを語るときに「リーバイス」の名前が挙がるように、スウェットにおいては「チャンピオン」の存在抜きには語れません。

全米の学生を中心に親しまれ、日本でも“キング・オブ・スウェットシャツ”と称されているほど。創業した1919年当時は、主にセーターを製造するメーカーで、その後もしばらくは防寒用のウール下着を手掛けていました。

チャンピオンにとって大きな転機となる製品が、1934年に発明した「リバースウィーブ」でした。

当時のスウェットシャツは洗濯すると縮んでしまうという欠点があったのですが、縦織りのコットンジャージーを横向きに使用することで、縮みを抑えることに成功。1938年には製法特許を取得し、名声を確かなものにします。

今回紹介するのは、まさにその特許(パテント)を取得したリバースウィーブの最初期モデルの復刻版。

希少なアーカイブを元に、可能な限り忠実に再現した「トゥルー・トゥー・アーカイブ」というシリーズです。

同社のベーシックラインが4000円から購入できることを考えると、2万円はかなり高いと感じるかもしれませんが、その価値はあります。

現在の一般的なスウェットと大きく違うのは、ネックがかなり広く、首元のVガゼットが背面側にもあること。

身頃と腕が同じ生地で繋がっているのもポイントで、身幅がゆったりとしたシルエットは、奇しくも現在のトレンドでもあるオーバーサイジングな着こなしにもぴったり。

それでは早速、今季らしい着こなし例をお届けしましょう。

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Photo: 多田悟

Vガゼットとは、汗止めの役割を果たす三角形の切り替え部分。機能としてはあまり意味の無いディテールなのですが、これがあるとないとでは見た目が大違い。丸首のネックはボートネックのように広く、背面側も抉れていることも特徴です。

また、ラグランでもセットインでもない、ドルマンスリーブのような袖付けが、独特のゆったり感を生み出します。

リバースウィーブ ファースト パテント モデル 20SS 価格2万円/チャンピオン

機能性セットアップのインナーとしても相性抜群!

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Photo: 多田悟

季節の変わり目で寒暖差のあるこの時期、シャツの上にニットを重ねるのは定番ですが、そこをあえて究極スウェットに代えてみましょう。

白スニーカーの足元と相まって、さりげなくスポーティな雰囲気に。ナイロン系素材でイージーパンツ仕様のセットアップなら、スウェットでも違和感なくなじみます。

こちらのようなモノトーンはもちろん、ネイビーのセットアップにも効果覿面です。

スウェット価格2万円(チャンピオン)/ムーンスター カスタマーセンター☎︎0800-800-1792、ジャケット価格2万3000円、パンツ価格1万6800円(ともにマニュアル アルファベット)エムケースクエア☎︎06-6534-1177、中に着たシャツ価格1万4500円(オムニゴッド)オムニゴッド代官山☎︎03-5457-3625、スニーカー価格2万3000円(パントフォラ・ドーロ)カメイ・プロアクト☎︎03-6450-1515

単色系スプリングコートと絶妙な相性の杢グレー

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Photo: 多田悟

今季のトレンドカラーとして注目されているミントカラー。見た目にもさわやかなこの色をコートで取り入れ、そのインナーとしてチャンピオンの究極スウェットを。

わやらかな杢グレーは中間色との相性が抜群。ミントカラーを程よく中和してくれます。濃色インディゴのスリムジーンズを合わせて下半身をすっきりとさせ、ボリューム感のあるランニングスニーカーで安定感を。

スウェット価格2万円(チャンピオン)ムーンスター カスタマーセンター☎︎0800-800-1792、コート価格1万5800円(マニュアル アルファベット)エムケースクエア☎︎06-6534-1177、デニム価格9082円(バナナ・リパブリック)バナナ・リパブリック☎︎0120-77-1978、中に着たTシャツ価格1万1000円(キクス ドキュメント)HEMT PR☎︎03-6721-0882、スニーカー価格2万2800円(リプロダクション オブ ファウンド)アイ ファウンド☎︎03-6434-7418

スウェットそのものが主張するシンプルな着こなし

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Photo: 多田悟

スニーカー以外をモノトーンで揃えたスポーツミックス。究極スエットの丸みを帯びたシルエットを活かすように、ボトムスは引き締め効果のある黒のテーパードパンツを合わせて、明快なコントラストを意識しましょう。

インナーのTシャツ、小物を純白にすることで清潔感もプラス。いたって普通のようで、究極スウェットのシルエットとディテールが違いを主張してくれます。

スウェット価格2万円(チャンピオン)ムーンスター カスタマーセンター☎︎0800-800-1792、パンツ価格1万4000円、中に着たTシャツ価格7000円、ハット価格4800円、バッグ価格5000円(すべてヘリーハンセン)/ヘリーハンセン原宿店☎︎03-6418-9669、スニーカー価格2万4500円(オルフィック)/アルファ PR☎︎03-5413-3546

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というわけで、こちらの究極スウェットは杢グレー(メランジとかヘザーとも呼びます)のみの展開も潔いのです。

外出の機会がめっきり減っている現在、もちろん部屋着としても最高なのが究極たる所以。

第二次大戦中の兵士が、チャンピオンのスウェットを防寒着としていたことも納得。スウェットブランドとしての確固たるブランド力に加えて、今求められているシルエットも楽しめる、チャンピオンの「リバースウィーブ ファースト パテント モデル 20SS」は、まさに究極スウェットにふさわしい仕上がりなのです。

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Photo: 多田悟

Source: チャンピオン

構成・文/川瀬 拓郎 、スタイリング/仲唐 英俊、編集/庄司 真美

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