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2歳未満にはリスクも。新型コロナ対策で子どもにもマスクをさせるべき?

2歳未満にはリスクも。新型コロナ対策で子どもにもマスクをさせるべき?
Image: Shutterstock

アメリカではこの1週間で、「マスクは必要ない。医療従事者に回そう」という考え方を誰もが改め、「外出時は常に『布マスク』をつけるべき」という米疾病対策センター(CDC)による新たな提言に、考え方をシフトしなければなりませんでした。

布マスクで外出する時に注意すべきこと、マスクの最適な取り扱い方法

子どもは、ソーシャル・ディスタンスができない

そんなとき、家族ぐるみの付き合いがある友人が2枚の布マスクを縫って、1枚は私に、もう1枚は夫にと送ってくれました。9歳の息子はそれを見るや、「ぼくのはどこにあるの」と尋ねました。

息子にも必要かもしれないとは、思っていませんでした。

息子が出かけることなんてほとんどないのですから。私たちはここ何週間も、ソーシャル・ディスタンスに非常に気を配ってきましたし、生活必需品を買いに外に出るのは私です。

息子は裏庭で遊んだり、一緒に近所を散歩したりしますが、道を歩いていて誰か人がくれば道路の反対側を歩くくらい注意を払っています。

それでも、息子(に限らず世の子どもたち)がマスクをするべき状況があるかもしれないことは理解しています。一人親なら、スーパーや薬局、病院に行くときは、子どもを連れていくしかないかもしれません。ですから、準備しておくに越したことはないでしょう。

なぜ子どもにマスクが必要か

外出時に布マスクをした方が良いと勧めるのは、新型コロナウイルスから自分の身を守るためというよりは、自分が感染していてそれに気づいていない場合に、周りにウイルスをまき散らさないようにするためです。

子どもは無症状感染のケースが多く、しかも、手を洗うとか、顔に触らないといった対策を十分にできないため、ウイルスを広める側になってしまうのです。

内科医でもあり、青少年育成のための講演活動をするDeborah Gilboa医師は、「Today.com」に対して、子どもたちはウイルスを広める可能性が高いため、大人と同じようにできる限りマスクをするべきだと語っています。

Gilboa医師は「Today.com」の「Parents」のページで、「子どもは、無症状感染者あるいは発症前感染者である可能性が高いのです。

ですから『いい? 手を洗うだけじゃないのよ。物をなめるのはやめてね。ちゃんとマスクもするんですよ』と子どもに声をかけるのは、十分意味のあることです」と述べています。

「私たちは、何とかしてウイルスが広がる速度を遅くし、拡散を止めたいと思っています。他国のデータを見ると、子どもたちが、まったく無意識のうちに、ウイルスの拡散に関わっているケースが多いのがわかります」

疾病管理予防センター(CDC)は、2歳以上の子どもを含むすべての人が、「それ以外の方法でソーシャル・ディスタンスを保つのが難しい公共の場所(スーパーや薬局など)、特に、地域内で重大な感染が見られるエリアでは」布マスクを着用するよう推奨しています。

注意しなければならないのは、マスクの着用は、私たちがすでに実施してきているソーシャル・ディスタンスの代わりではなく、それに加えて推奨されている対策だという点です。

また、2歳未満の幼児にはマスクの着用が推奨されていないことにも注意が必要です。

幼児は気道が細いため、マスクをすると呼吸しにくくなる可能性があるからです。特に乳児は、窒息する危険性があります。

この年齢の幼い子どもは、可能な限り、車のチャイルドシートやベビーカーにシートベルトをつけて座らせておくなどして、ほかの人から離しておきましょう。

どうやってマスクをつけさせるか

現実問題として、これは簡単なことではありません。子どもにマスクをさせるのがいちばんだとわかっていても、子どもの方は、マスクの着用にはまるで関心がない場合もあります。

そんなときは、自転車のヘルメットに慣れさせるのと同じように考えるといいでしょう。

ヘルメットは格好悪いし、かぶり心地がいいとは言えませんが、なくてはならないものです。

ですから、できるだけ楽しくなるように演出しますね。ピンクのヘルメットがいいかな、恐竜の絵がついてて格好いいね、などと大げさに盛り上げて、子どもに選ばせます。

マジックやシールで子どもにデコレーションさせることもあるでしょう。どのような形であれ、自分のヘルメットという意識を持たせて、かぶりたくなるよう仕向ける作戦です。マスクについても同じようにすればいいのです。

マスクを嫌がる子どもへの作戦あれこれ

嚢胞性繊維症の幼い娘をもつJamie Roneyさんは、Cyctic Fibrosis Foundation(嚢胞性繊維症財団)のウェブサイトに、自分の経験談を寄せています。

Roneyさんは、この間インフルエンザが流行したとき、娘さんにマスクをさせるのに苦労したそうで、子どもにマスクをさせるためのさまざまな作戦をリストアップしています。

  • 親もマスクをする(これは大事です!)
  • マスクをして鏡を見ながら、マスクについて語る(マスクをして自撮りすれば、なお良し!)
  • お気に入りの人形やぬいぐるみにマスクをさせる
  • マスクをしているほかの子どもたちの写真を見せる
  • 大好きな絵本の登場人物にマスクを描く

どれもうまくいかなければ、モノで釣る作戦もあるとRoneyさんは提案しています。誰に迷惑がかかるわけでもないし、命がかかっているのですから。

娘のDesiにとっては、お気に入りの赤ちゃん人形にマスクをさせるのが、マスクの存在に違和感を覚えないようになるための最もシンプルな方法でした。

お人形にマスクをさせて遊ぶと、2日後には、Desiはマスクが気にならなくなったようです。

3日目に、Desiがおやつを欲しがったときに、「お人形さんみたいにマスクをつけられたら、M&M'Sのチョコを3つあげる」と言いました。

するとついにうまくいったのです! 娘は、私が10まで数えながら、娘の気を反らそうとして、キッチンで狂ったように励ましたり踊ったりしている間、マスクをつけていました。やりました!

覚えておかなければならないのは、一度マスクをつけたら、そのマスクは汚染されたとみなされること。ですから、汚染されているものとして扱い、子どもが次につけるまでに清潔にしておく必要があります。

もし、どの作戦もうまくいかない場合は、そしてそれが可能なら、家にこもっていましょう。

とにかく、今は家にいるのが一番ですから。

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Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文

訳:浅野美抄子/ガリレオ

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