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外出自粛による「ストレス食い」対策5選

外出自粛による「ストレス食い」対策5選
Image: shurkin_son/Shutterstock.com

私は家族とかれこれ14日間は隔離生活を送っており、すでに非常時用のジャンクフードもなくなりはじめました。

今日の午後2時の時点で、9リットル以上のチョコレートアイスは食べつくされ、「ポップタルト」(アメリカのお菓子)は誰も食べたがらないストロベリー味だけになっていますが、それもいずれ誰かが食べるでしょう。まさに非常事態です。

ストレス食いとは? その原因

ストレス食いの原因は、以下の3つかもしれません。

  • 隔離されているから
  • 家でなんとか仕事をこなしているストレスのから
  • 生後11カ月の息子の世話をしているから

もしくは、自宅の仕事場の目と鼻の先に中身がパンパンに詰まった冷蔵庫があるからかもしれません。

精神科の博士であり、HSPPの認定精神科医のMindy Wallpeによると、このうちのいずれかが私のスナック欲求レベルを急上昇させている原因のようです。

やけ食い、ストレス食い、(心配事やストレスを)紛らわし食い、などと呼ばれるものです。

そのうちのどれでもいいのですが、食べ物というのは、不安やストレス、退屈などを感じていることから気をそらしてくれる、簡単に手に入る物なのです。

すべてが変わったことを受け入れる

新型コロナウイルスで私たちの生活のあらゆる面が激変したので、お菓子の棚が空っぽになるのも当然です。Wallpeは言います。

誰もがあらゆる方法でストレスに対処しています。

定期的に体を動かすルーティンがあったり、友だちと交流したり、読書をしたりするような、適応力や対処能力のある人でも、日々の生活は変わったはずです。

家で仕事をしている場合は、職場と食料庫が同じ部屋にあることもあるでしょう。

避難生活以前は、メールを読んで落ち込んでも、同僚とくだらない話をすれば気分を変えられたかもしれません。

そのような感情のはけ口がなくなり、冷蔵庫が新しい友だちであり、一番身近な友達となったのです。

しかし、新しい身近で美味しい友だちは魅力的かもしれませんが、今頼りにしているその関係は、おそらく健康的ではありません。

有益ではない習慣を身に着けようとしていることに気づいたら、自分の気持ちや感覚を自分で確認するのが一番です。

その気持ちや感覚に名前を付け、それと共に過ごすようにしてください。

Wallpeは、いくつか参考になる方法を教えてくれています。

生活の変化に適応できていないなら「チェンジマップ」で解決しよう

「ストレス食い」をしないための対策

1. 引き金となるものを見極める

自分の気持ちをまいらせているもの、途方に暮れさせているものを把握しましょう。

ニュースですか? SNSですか? パンデミックの話しかしない家族ですか? ストレスとなっているものを見極め、当分の間それから距離を置きましょう。

そのような人や物は自分はコントロールできないのだと、自分に言い聞かせます。食べ物とは関係のないストレスを減らすために、自分のできることにエネルギーを注ぐようにしましょう。

2. ルーティンや日課を再開する

今の生活は、新型コロナウィルス前の生活とはまったく違うように見えるかもしれません。しかし、現在の状況にできるだけ合わせて調整しましょう。

今まで通り、毎日目覚まし時計をセットします。食事の時間を決めます。毎日友だちと連絡を取り合う時間を決めます。安定感を生み、仕組みとなるものは、このような不安定な時期に心地よいものとなります。

3. 安心感を与えてくれる対処法のリストをつくる

瞑想をする、散歩に出かける、好きな本を読むのに没頭する、などかもしれません。自分自身のこと、緊張を和らげるものを知りましょう。思いつくものを書き出し、不安を感じた時(思わず冷蔵庫に行きそうになった時)にそのリストを見て、そこに書いてあることをやってみましょう。

4. 食料庫に行く前に一度立ち止まる

内省には、その瞬間に行動を遅くする力があります。Wallpeは、本当に空腹を感じているのか、気を紛らわすために何か食べたいのかを、自問することをすすめています。

すぐに答えはわからないかもしれないので、台所や食料庫に行く前に10〜20分だけ待つと決めましょう。

待っている間は、先ほどつくったリストの中の、時間が経つのを忘れることをやってみます。このように一度立ち止まる時間を持つことで、本当に空腹なのかわかります。

5. 時間をかけてこの混沌を受け止める

今の世界の状況は異常だと認めましょう。失ってしまったものを憂う機会を自分に与えつつ、これもいつかは過ぎるものだと認識しましょう。Wallpeは「混沌という波に乗っている自分を想像してください」と言っています。

波は立ち上がり、頂点に達し、引いていきます。この波にできるだけうまく乗ってみましょう。ピークがいつ来るのかはわかりませんが、いつか来ます。

Wallpeは、食事と体のイメージの問題を扱った臨床経験を元に、ほとんどの人は危機が去れば普段の食事のパターンに戻り、ルーティンや秩序を取り戻すと信じています。

摂食障害の経験がある場合

過去に不安障害や摂食障害に悩まされたことがある人、もしくは今過食症になりかけていると思う人は、その状態をコントロールするのにさらなる助けが必要かもしれません。

過食症は、気持ち悪いほどお腹一杯になるまで、通常の食事量よりもはるかに多く食べてしまう習慣と定義されています。制御できずにどか食いをすることがよくある人たちは、自分の食習慣について隠したがります。

診断をされたかどうかに関わらず、不安障害や摂食障害に悩まされたことがある場合は、このような隔離生活はさらに試練の時期で、昔の食生活に転がり落ちやすいです。

新型コロナウイルスによって、あらゆることが悪化しています。いつもの対処法では十分ではないかもしれません。

自分が危機的状況にあると思ったら、助けを求めましょう。セラピストの診療所は閉まっている可能性がありますが、まだ対応をしているメンタルヘルスの専門家に連絡しましょう。

Wallpeが言うには「ビデオ会議や電話で遠隔診療に移行している専門家もいる」とのことです。早急なサポートを必要としている場合は、ほとんどの自治体が、24時間つながる緊急時の電話相談窓口を設けていると思います。

今はそう思えないかもしれませんが、隔離生活は永遠に続くわけではありません。大局的に見れば、これも一時のことに過ぎません。

「ポップタルト」を6個食べてしまったとしても、7個目に手を付ける前に「本当にこれは食べる必要があるのか?」と自問しましょう。

だらだらと食べるのは犯罪ではありませんが、セルフケアのために時間を割くことも考えてみてはいかがでしょうか。

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Image: shurkin_son/Shutterstock.com

Angela Hatem - Lifehacker US[原文

訳:的野裕子

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