
在宅でのリモートワークを続けていると改めて気づくことが多くあります。
「意外に集中できて効率もよい」「オンオフの境目が付けづらく、長時間労働になりがち」「コミュニケーションが取りづらい」「座り続けて首や腰が痛い」など。
では、いつまでリモートワークは続くのか? 働き方の視点だけで考えれば、企業と個人で実験を繰り返しているようなもので、もしかしたら新しい働き方として、リモートワークを拡充したホームワーク、ホームオフィス化が進むのかもしれません。
そこで、リモートワークを快適に、仕事以外でも活用できる、オンオフ兼用のおすすめのグッズを選んでみました。筆者が実際に活用しているグッズもあるので体験談を含めてご紹介します。
ノートPCの作業環境を拡張するアイテム
リモートワークに欠かせないノートPCの周辺機器。でも、どうせなら仕事専用ではなく、在宅時間が充実するコスパに優れたグッズを選びましょう。
1. ウェアラブルネックスピーカー
オンライン会議ではヘッドセットのほかに、マイク付きイヤホンを使っている人が多いと思います。でも、個人的には耳を塞いだままでいるのが煩わしく、ストレスを感じることがあります。
そこで、筆者の場合は、ウェアラブルネックスピーカー「JBL SoundGear BTA」を活用しています。
ノートPCやスマホとBluetoothで接続。首にかけるだけで、周囲の音を遮断することなくハンズフリー通話ができ、音楽も高音質で楽しめます。
もちろん、スマホの着信・通話やスマートスピーカーにも対応。Bluetoothでありがちな遅延もほとんど感じません。
さらに、Bluetooth送信機をテレビに接続すれば、動画配信サービスなどのコンテンツを臨場感のあるサウンドで楽しめます。夜遅くの視聴でも耳元で聴くスタイルなので周囲に迷惑がかからないメリットもあります。
2. モバイルモニター
ノートPCの画面だけですべての作業をこなすのはたいへんです。とはいえ、常設タイプの外付けモニターは、使っていないときの置き場所に困る。
そんなことを考えている人は、モバイルモニターを活用しましょう。
USB Type-Cケーブル1本で給電と映像出力ができるタイプなら、ノートPCと接続するだけで2画面での作業が簡単に実現できます(電圧が不安定な場合は、直に電源を供給する必要があります)。
作業効率を考えたら15インチ以上、映像コンテンツやゲームを高精細な画面で楽しみたいなら4K UHD/IPSパネルがおすすめ。
折りたためばスリムでコンパクト。スマホやゲーム機にも接続ができ、持ち運びもラクなので、リモートワークを機に購入を検討してはいかがですか。
3. ドッキングステーション
ノートPCのUSBポートに接続して機能を拡張するドッキングステーション。1つ用意しておけば、外付けストレージやSDカード、外部モニターなどが利用できるのでとても便利です。
手のひらサイズで電源不要のモバイルタイプと、ノートPCに充電もできる電源アダプタ付属の据え置きタイプがありますが、カメラで撮影した画像や動画など、データ容量の大きいファイルを扱うこともあるので、いずれも各種ポートのデータ転送が速いモデルを選ぶようにしましょう。MacならThunderbolt3、WindowsならUSB3.0以上の規格がおすすめです。
では、どちらのタイプを選ぶべきか。筆者はいずれも利用していますが、在宅だけでなく屋外でも使いたいならモバイルタイプ。複数の周辺機器と接続するなどホームオフィスとして作業環境を拡充させたいならポート数の多い据え置きタイプがよいかと思います。
4. ノートPCスタンド
テーブルの上にノートPCを置いて仕事をしていると、どうしても目線が下がり、猫背の姿勢が続くことで、首や肩、腰に負荷がかかり疲れてしまいます。
そこでおすすめなのが、高さや角度を調整して姿勢を改善してくれるノートPCスタンドです。おすすめは、収納が簡単な折りたたみタイプ。自然な姿勢を維持することが大切なので、可動範囲を確認して選んでみましょう。
5. 急速充電器
ノートPC純正の電源アダプタは大きくてかさばります。とはいえ、充電しないわけにもいきません。そこで1つあると便利なのが、急速充電ができるUSB PDに対応した充電器。
新素材のGaN (窒化ガリウム)を採用したタイプは、小さく軽いのでおすすめです。
ただ、純正の電源アダプタの出力ワット数と同等の性能がないと、使用中のノートPCに充電ができない場合もあります。念のため、ノートPCのスペックを確認してから購入しましょう。
ちなみに、下記の「RAVPower 61W USB-C 急速充電器」は、50W以上の急速充電器のなかでも世界最小軽量クラス。MacBook Pro 13インチで問題なく利用できるそうです。もちろん、スマホやゲーム機の充電にも対応しているので用途は多彩です。
作業スペースを快適にするアイテム
リモートワークをリビングやダイニングのテーブル&チェアでしている方が多いかと思います。でも、デスクワーク用ではないので、使いづらかったり、疲れたりすることもあります。
そこで、リモートワークを快適に、疲労軽減にも役立つグッズをご紹介します。
6. LEDデスクライト
目が疲れるのは、ノートPCの画面を見過ぎているからと思いがちですが、それだけではないようです。仕事をする上で照明は大切。ただ、明るければよいというものではありません。
できれば、目に優しいLEDデスクライトを効果的に活用して疲労を軽減する作業スペースにしたいものです。
ポイントは、明るさだけでなく色温度を調節できること。
太陽光に近い自然な色合いや夕陽のような暖かみのある色合いなど、それぞれの色合いにより適した利用シーンがあるからです。色温度を調整することで、仕事だけでなく、読書や就寝前など、さまざまな生活シーンで最適な灯が使用できます。
また、LEDライトは複数の光源があるため、照明が当たる手元などに複数の影が出てしまい、見づらいだけでなくストレスを感じることがあるので、多重影が出づらいタイプを選びましょう。
7. ランバーサポート
ワーキングチェアは、自然な姿勢を維持してカラダへの負荷を軽減してくれます。ただ、用途が限定されてしまうので、まずは既存のチェアを改善する方法を考えてみましょう。
長時間デスクワークをしていると腰が疲れますが、これは着座姿勢に問題があるそうです。ランバーサポートは、文字通り、腰椎をサポートするクッションで、背もたれの腰があたる場所に設置。
座ったときに背筋が伸ば、体圧を分散して腰への負担を軽減してくれるので、リモートワークや家で過ごすときだけでなく、クルマの座席にも活用してみましょう。
合わせ技で、体圧を分散する座面クッションを併用するのもおすすめです。
8. スマートスピーカー
音声でさまざまな操作ができるスマートスピーカー。音楽を聴いたり、天気やニュースを確認するのが一般的だと思いますが、リモートワークでも活用することができます。
筆者はAmazonの「Echo Show 5」を利用していますが、Googleカレンダーと連携させて、タスクやスケジュールを管理する。機能を拡張するAlexaスキル「集中タイム」で、25分間集中して5分間休憩するポモドーロ・テクニックをリモートワークで実践しています。
絵本や昔話の読み聞かせをしてくれるAlexaスキルもあるので、子どもの相手で仕事がはかどらない場合に試してみてはいかがですか。
9. フィットネスバイク
部屋で黙々とリモートワークを続け、なかなか外出もできないとなると運動不足になりがち。
筆者は、手軽に腹筋とお腹まわりが鍛えられる、SIXPADの「アブズベルト」をテレビを見たり、洗濯をしているときに利用していますが、この「ながらトレーニング」はリモートワークでも生かせそうです。
たとえば、コンパクトなフィットネスバイクをテーブルの下に置いて、仕事をしながら漕いでみる。
下記の「イージーサイクル」は、楕円を描くようにペダルを漕ぐタイプなので、テーブルの高さにもよりますが、膝がぶつかる心配も少ないはず。
コンパクトで場所をとらず、床に座った状態でも使えるので、空いた時間に活用。家の中で運動不足解消に役立ちそうです。
10.観葉植物
身近にある観葉植物を見ると気持ちが和む。そんな経験はありませんか。
リモートワークは、家で座りっぱなしの作業が毎日続くので、束の間のリラックスした気分を楽しむために、目に入る場所にインテリアの1つとして観葉植物を置いてみましょう。
ただ、育てるとなると話が変わってくるので、水やりの必要がない人工のフェイクグリーンがおすすめです。
リモートワークを含め、自宅で過ごす時間が長くなるとやることもマンネリ化してきます。仕事やプライベートの時間を快適にするグッズで生活をアップデートしてみませんか。
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Source: Amazon.co.jp
香川博人
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