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布マスクで外出する時に注意すべきこと、マスクの最適な取り扱い方法

布マスクで外出する時に注意すべきこと、マスクの最適な取り扱い方法
Image: Shutterstock

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は現在、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるために「布マスク」の着用をすすめています(英文)

これまでお伝えしてきたように、布マスクには賛否両論あり(英文)、着用の必要性を啓発すべきかどうか、いまだに態度を決めかねている組織もあります。

例えば世界保健機関(WHO)の場合、布マスクに関する公式見解はまだ示していませんが、考え方を変える可能性があると2020年4月1日にほのめかしています

布マスクを着用する場合は、気を付けるべきことがいくつかあります。

布マスクをしても、外出の頻度を上げても良いわけではない

布マスクは、すでに行っている予防策の追加措置であり、置き換えられるものではありません。

頻繁な手洗いは続ける必要があります。他人と1.8mの距離をとる「社会的距離戦略」も続けなければいけません。そしてこれまで通り、できる限り自宅にこもり続ける必要があります。

布マスクには魔法の力があるわけではなく、医療用のものでさえありません。どれほど優れたものだとしても、医療用マスクの効果には遠く及びません(英文)

たとえすべての人がマスクをしていても、コロナウイルスは、汚染された手や持ち物を通して広がっていきます。

マスクと顔の隙間を通って入り込むこともあります。それどころか、特にマスクが湿っている場合、ウイルスはマスクの繊維の隙間をすり抜けることさえできます。

つまり、マスクをしていたとしても、コロナウイルスをまき散らしたり、他人からうつされたりする可能性があるのです。

WHOが推奨しているマスクの扱い方

覚えておいてほしいのは、マスクの主な目的が、咳やくしゃみで出る飛沫を捕らえることだとすれば、使用後のマスクはそうした飛沫だらけ(そしておそらく湿った状態)になっていることです。

マスクの使い方に関するWHOの告知(英文)では、使い捨てサージカルマスクの着用を前提にしています(ただし、この種のマスクは不足しており(英文)、医療関係者こそがもっとも必要としているものです)。

ですが、布マスクに対しても、同様の予防措置はあてはまると考えて良いでしょう。

コロナウイルスを拡散しないようにするために、WHOが推奨しているマスクの扱い方は下記のとおりです。

(1)着用中のマスクに触ってはいけません。触る場合は、アルコール入りのハンドサニタイザー、もしくは石鹸と流水で、手を洗ってください。

(2)マスクが湿ってきたら、すぐに新しいものに替えてください。使い捨てマスクは繰り返し使わないでください。

(3)マスクを外す時には、(マスクの前面に触れないよう)後ろから外し、直ちに蓋つきのゴミ箱に捨て、アルコール入りのハンドサニタイザー、もしくは石鹸と流水で、手を洗ってください。

使った布マスクを持ち歩いたりポケットに押し込んだりしないでください。

スカーフで顔を覆う場合は、何度もそのスカーフを触ったりしないようにしてください。顔を覆った布は、着用後は汚染されているものとして取り扱いましょう。マスクに触れた手も、汚染されていると考えてください。

布マスクには、洗濯機で洗える繊維を使い、洗濯機で「定期的に洗う」よう、CDCは呼びかけています。洗面所での手洗い(英文)の可否については言及していません。

WHOが推奨する自作マスク3種

実は、CDCのマスク推奨は、前例のないことです。

すべての人がもっとも効果的にマスクを着用する方法について、これまで大規模な研究が行われたことはなく(英文)、それどころか、そうする価値があるかどうかもわかっていません。公衆衛生当局でさえ、推測している状態なのです。

適切なタイプのマスクの選択に関しても、矛盾した状態が伺えます。CDCでは、何枚かの布を重ねたものを使うよう推奨していますが、同時に、3通りの自作マスクも推奨しています。

1つ目は、Tシャツの布1枚だけで作る1層のマスク。

2つ目は、2枚の綿の布を重ねて縫い合わせたもの。

3つ目は、バンダナ・スタイル・マスクで、中にコーヒーフィルターをはさむもの。

もし、単なる綿の布2枚を重ねるだけで良いのなら、なぜバンダナを何枚か重ねるだけでは駄目なのでしょうか?

CDCの助言は一貫していません。おそらくそれは、どの方法を選ぶべきか、それを決める根拠がないからでしょう。

「ワシントン・ポスト」紙でも専門家の意見を紹介していますが、どのタイプのマスクがもっとも優れているかについては見解が分かれています。

取材を受けた疫学者のRaina MacIntyre氏は、「どれか1つを指し示すだけの裏付けがないのです」と述べています。

どれか1つのタイプを選ぶなら、顔にぴったりフィットし続けるもので、かつ、取り外したくならない程度に心地良いものを選ぶことが理にかなっているでしょう。

それ以上のことは、まだ未知の領域なのです。

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Image: Shutterstock

Source: CDC,WHO,CIDRAP

Beth Skwarecki - Lifehacker US[原文

訳:風見隆/ガリレオ

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