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元バリスタが教える、スタバでの注文のコツ

元バリスタが教える、スタバでの注文のコツ
Image: Starbucks

今や世界中どこにでもあるスターバックス。でも、スタバ独自のルールと儀式には、熟練のコーヒー愛好家でさえも戸惑わずにいられません。

筆者はかつて、1年ちょっとの間スタバのバリスタをしていました。午前2時45分に起き、4時には出勤して開店準備をするという、睡眠不足の日々でした。

短い期間ではありましたが、バリスタとしていつも感じていたことがあります。それは、スタバの注文時にすべきこととしてはいけないことを、もっと皆さんに知ってもらいたいということ。

この記事では、元バリスタの私が、スタバでの注文のコツをお伝えします。

モバイルアプリで事前注文する場合

スタバのドリンクを飲みながらスマホを使う女性
Image: chainarong06/Shutterstock.com

いたってシンプルな理屈です。バリスタに評価されるのが嫌なら、アプリを使うことでそのチャンスを奪ってしまえばいいのです。

そのモバイルオーダーに関して、アドバイスがいくつかあります。

アプリは定期的に通う人向け

なぜなら、アプリはスタバのリワードプログラム経由でしか決済ができないから。そのため、ギフトカードまたはクレジットカードからのチャージが必要です。

定期的に行かない人は、チャージ分を使いきれずにそのまま残してしまう可能性があるのでやめておきましょう。定期的に通うのであれば、アプリを使う価値があります

確定前にオーダー内容のダブルチェックを

注文通りに作ったのに、お客様のオーダーミスであることが判明。作ったコーヒーを捨てて再度作り直し。

バリスタにとって、これより腹が立つことはほとんどありません。

ほとんどのドリンクはシロップ入り

甘くないアイスティーがお好みなら、フレーバーを選び、「シロップなし」と出るまでマイナスボタンを押してください。

通常の注文とは受け取り場所が違うことも

カウンターに自分のドリンクが見つからないときは、モバイルオーダー専用カウンターがないか確認しましょう。

人混みをかき分けずに受け取れるよう、出入り口付近に設置されていることが多いようです。

専用カウンターがなければ、バリスタに聞いてみてください。声をかけることで、バリスタがあなたのドリンクの行方に注目してくれるというおまけもついてきます。

もちろん、来店して直接オーダーしてもまったく問題ありません。その際に陥りやすい罠があるので、次の項目ではそれを回避する方法をお伝えします。

直接店舗で注文する場合

ラテを入れる男性
Image: somjade dachklung/Shutterstock.com

きちんと質問する

たとえばラテとカプチーノの違い。わからなければどんどん聞きましょう。ちなみにカプチーノはラテよりも泡が多く、ミルクが少なくなっています。

スタバでは、季節ごとに新しい飲み物が登場しますよね。それについても、バリスタに説明を求めましょう。

店側は、お客様がすべてを知っているとは思っていません。ですので、実際に商品を手にしてからではなく、注文前に問題を明らかにしておくのが正解です。

サイズ別のエスプレッソ・シロップの量を把握する

スタバには標準レシピがあり、すべての飲み物はそれに従って作られます。

各材料の分量は、サイズによって決まっています。簡単にご紹介しましょう。

サイズ別の標準レシピ

  • ショート:エスプレッソ1ショット・シロップ2ポンプ
  • トール:エスプレッソ1ショット・シロップ3ポンプ
  • グランデ:エスプレッソ2ショット・シロップ4ポンプ
  • ベンティ(ホット):エスプレッソ2ショット・シロップ5ポンプ

(エスプレッソの量はグランデと変わりません。ですので、ホットラテのエスプレッソを増やしたければ、グランデにエキストラショットを追加した方がいいでしょう。

ミルク、砂糖、カロリーだけでなく、多少ですが金額も抑えることができるはずです)

  • ベンティ(アイス):エスプレッソ3ショット・シロップ6ポンプ

(なぜか、冷たいベンティはホットのベンティよりも大きいカップを使用します。そのため、エスプレッソもシロップも多く入ります)

  • トレンタ:シロップ7ポンプ

(この大きさのエスプレッソドリンクは提供されていません)

上記に対して、私の知る範囲で1つだけ例外があり、アメリカーノはエスプレッソが1ショット多くなります。

カスタマイズはご自由に

給料の安さに同情してくれるのは大いにありがたいのですが、ことドリンクのカスタマイズに関しては、スタバのバリスタは喜んで対応しますし、そう教育されています。

ですので、標準レシピが好きでなければ、1つでも2つでも3つでも、カスタマイズをお願いしちゃってください。

前回飲んだアイスコーヒーが甘すぎたのであれば、シロップのポンプ回数を減らすか、まったくなしにしてもらうといいでしょう。

あるいは、シロップの種類を変えてもらうのもいいかもしれません。アイスコーヒーは通常フレーバーなしのシロップで作りますが、それをバニラやキャラメルなど、お好みのシロップへの変更が可能です。

このようなカスタマイズは完全に想定内であり、お客様が申し訳ないと思う必要は一切ありません。

ただし、「キャラメルフラペチーノにキャラメルを追加でお願いします。キャラメルはホイップクリームの上じゃなくてカップの内側に塗ってもらえますか?」のような注文(実話)は例外です。

本当に腹が立つので絶対にやらないでください。

できるだけ正しい順番で注文する

最初にレジで注文する際に告げるべきは、ドリンクのサイズホットかアイスかです。

なぜなら、キャッシャーはオーダーの詳細をカップに書き込む(あるいはレジで選択)ため、カップが決まらないとそれができないからです。

ですから、「バニララテのシロップ6ポンプをグランデで。あ、アイスでお願いします」という頼み方では、最後にようやくカップが決まるので、もう一度聞き返される可能性大です。

ですから、「アイスグランデのシロップ6ポンプのバニララテをください」と頼んでもらえると助かります。

かわいい名前は不要

カップに書く名前を聞かれたとき、おかしな名前を答えないでください(それが実名でなければ、です。実名なら、あなたに幸あることを祈っています)。

朝6時からドリンクを作り続けているのに、愛想笑いしなければならないバリスタの身にもなってください。「ベンティのアイスコーヒーをノンファットミルクで。名前はティンカーベルです」とか、マジ勘弁です。

裏メニューを頼まない

裏メニューと呼ばれるものの大半はデマです。それらはお客様が考え出した非常に細かいオーダーであり、対応するにはかなりの手間が発生します。

ネットで見た珍しいドリンクをオーダーするのは結構ですが、作り方を完全に把握しておくとともに、追加の材料にかかる料金を払えるだけのお金が必要であることを忘れないでください。

ラッシュアワーの真っただ中にButterbeerを作ってくれとやってきて、ようやくすべてを打ち込んでから金額にひるむとかは、本当にやめてください。

むやみやたらにドリンク名の前に「スキニー」を付けない

スタバで「スキニー」という言葉には、特定の意味があります。

具体的には、無脂肪乳とシュガーフリーシロップを使用、ホイップクリームを使用しないことを意味します。

それを前提にすると、「スキニーバニララテ」や「スキニーモカ」はよくても、「スキニーパンプキンスパイスラテ」は成立しません。なぜなら、シュガーフリーのパンプキンスパイスシロップは存在しないからです。

「パンプキンスパイスラテの無脂肪乳・ホイップクリームなし」ならOKです。

「これ私の?」と聞かない

ドリンクを作った人は、オーダーを受けた人とは違います。「これ私のですか?」と聞かれたところで、バリスタにはわかりません。

カップを見れば、そこにあなたの注文(と場合によっては名前)が書かれています。バリスタはそれに従って作っただけなのです。

うろつかない

バリスタが何かやらかしたりオーダーが通ってなかったりなど、何らかの理由で注目をひきたいとき以外は、あまり前に出ずに適度な距離を保ってください。

いちいち動きを見られるのはバリスタにとって不快なばかりか、ドリンクを取りに来た他のお客様の邪魔になっているかもしれません。

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Image: Starbucks, chainarong06, somjade dachklung/Shutterstock.com

Source: Starbucks(1, 2), Starbucks Secret Menu

Tim Mulkerin - Lifehancker US[原文

訳:堀込泰三

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