子どもの折れない心(レジリエンス)と自信を高める方法
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子どもは大人に依存して生きています。
生まれてすぐはもちろん、「小さな子ども」になるまで、親なしではほぼ何もできません。
でも、6歳から7歳前後の子どものレジリエンス(逆境力、復元力)と自信を高めるには、ちょっとしたことで彼らを頼ることが効果的なのだそう。
子どもに助言を求めてみると、どうなる?
組織心理学者で著作も多いAdam Grant氏は、世界経済フォーラムがプロデュースしたこちらの動画において、こうツイートしています。
Kids don’t need to be punished. They need to be told why their behavior was wrong and how they can make it right.
— Adam Grant (@AdamMGrant) January 26, 2020
Kids don’t just need to feel that they can count on others. They need to feel that others are relying on them too.#SundayThoughtspic.twitter.com/SIOhAk7713
子どもへの罰は必要ありません。
間違った行為をしたという事実と、それを正す方法を教えるだけで十分です。
子どもには、誰かに頼ってもいいという感覚だけでなく、誰かから頼られているという感覚も必要なのです。
Grant氏は、こう解説しています。
大人だって、誰かに頼られているという感覚が必要です。
それなのに、我が子のこととなるとそれを忘れてしまいます。
子どもの教育、保護、世話が親の仕事と考えるあまり、親自身の問題解決を助けてもらおうとしないのです。
そうすることが、子どもたちのレジリエンスを高めるチャンスなのに。
このアドバイスを実践するために、ときおり子どもに助言を求めてみてはいかがでしょうか。
たとえばGrant氏は、大きな講演が間近に控えていて緊張すると我が子に話し、どうしたら不安をコントロールできるかを聞くそうです。
すると子どもは、自分なりに考えてアドバイスをしてくれます。深呼吸をするとか、納得がいくまで何度も練習をするだとか。
子どもに助けやアドバイスを求めることで、あなたが彼らを信頼していること、そして彼らが他人に貢献できることを示せます。
そして、次に彼ら自身が不安に直面したとき、自分自身のアドバイスを思い出して、その不安を乗り越えられるかもしれません。
実践したら、子どもの課題解決スキルがアップした!
筆者も9歳の息子にこれを実践しています。
そうすることで、息子の課題解決スキルも向上しています。
たとえば昨年の11月、混雑したお店にクリスマスツリーを買いにいったとき、ほしいタイプのツリーが最後の1個しか残っていませんでした。しかも、棚の上段にあり、手が届きません。私が店員を探してきょろきょろしていると、息子は即座にこう言いました。
「僕がここでツリーを見てるから、お母さんは誰か探してきて!」
それはおそらく数秒後、私が出していたであろう結論でした。でも息子は、親の判断を待たずに解決策を思いつくほど、自分の課題解決力に自信を持っていたのでしょう。
「それはいいね! ありがとう。すぐに戻るからね」
と返事をした後の息子の誇らしげな顔を今でも覚えています。
皆さんも、仕事のプレゼンを控えて不安だったり、複数の仕事を抱えて対応に困っていたりするなら、子どもにアドバイスを求めてみてはどうでしょう。
彼らなりのアイデアが出てくるはずですよ。
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Source: 世界経済フォーラム,@AdamMGrant/Twitter
Meghan Moravcik Walbert - Lifehancker US[原文]
訳:堀込泰三
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