一方通行にならない。子どもにどんな愛情表現が向いているのか確かめる方法
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みなさんのなかにも、「The 5 Love Languages®(5つの愛の言葉)」という概念をすでにご存知の方がいらっしゃるかもしれません。
それは、私たちはみな、さまざまな方法で愛を与え受け取っていて、その方法は5つのカテゴリーに大別できるというものです。
5つの愛の言葉とは?
念のために確認しておきましょう。5つの愛の言葉とは、以下になります。
- 肯定的な言葉
- 献身的な行為
- 贈り物
- クオリティタイム(充実した時間)
- スキンシップ
私たちがつまずき、関係を失ってしまうのは(とくに恋人との関係で)、自分の言葉で愛を与えたつもりなのに、それが違った風に受け取られてしまったとき。
たとえば、「贈り物で愛を示せば、きっと相手は嬉しいに違いない」とあなたは思います。
けれども相手は、「もし彼女が自分のことを本当に愛してくれているのなら、自分のためにもっと時間をつくってくれるはずだ」と思うかもしれません。
自分とパートナーの愛の言葉を学び、理解することは大切です。
子どもに愛情を伝えるために
あわせて、子育て応援サイト「Lucie's List」のライター、Brit Cowgillさんが言っているように、自分の子どもにとっての愛の言葉を知ることも、とても大切なことです。
彼女は、ゲーリー・チャップマン氏の著書『子どもに愛が伝わる5つの方法』(邦訳:いのちのことば社)について、こんなふうに述べています。
親であるということは、実のところ、子どもの愛の要求に応えるプロジェクトだと、チャップマン氏は言っています。
よく知られる子どもの「感情のタンク」は、あなたが、あなたの愛の言葉ではなく、その子の愛の言葉を話すことで満たされます。
そうしたときのあなたは、その子が成功するための準備をしています。
愛のタンクが満たされている子どもは、反発することなく、親の導きに従うことができるのです。
子どもに合う「愛の言語」はどれかを確認する方法
9歳以上の子どもへ
自分の子どもが9歳以上で、どの愛の言語にいちばん堪能なのかよくわからない場合、それを知るための方法の1つは、こちらのオンラインクイズ(英語版)です。
このクイズには、子どもの年齢に応じて、アプローチの方法や、楽しくする方法についての注意事項があります(親であるあなたがチャレンジできるクイズもあります)。
5~8歳の子どもへ
5~8歳の子どもには、クイズは適していません。
愛の言葉について、まだうまく言葉で表現できないからです。
『愛を伝える5つの方法』のウェブサイトには、こんなアドバイスが掲載されています。
「親が子どもを愛する方法」について、子どもに絵で描いてもらったり、大きな声で言ってもらったりしましょう。
子どもの絵や答えを誘導してはいけません。
回答を制限してはいけません。
また、そのときに子どもが答えられるよりも多くの回答を要求するのもいけません。
子どもの集中力の持続時間や時間帯によっては、得られる回答が多かったり少なかったりすることがあります。
なかなか進まないときには、1週間ほど時間をかけて、子どもが何を愛と認識しているのか推測できるようになるまで、子どもと一緒に愛というテーマについてこっそり探ってみましょう。
たとえば、本を読んであげたり、いっしょにテレビを見たりしながら、「この子のパパやママが、この子のことを愛してるって、どうしてわかるの?」と質問するのです。
あるいは、その1週間のあいだに、5つの愛の言語のそれぞれで愛を表現してみるのもひとつの手です。
主観的な尺度ではありますが、これら全部(子どもの回答や絵を掘り下げる、ほかの親子に関する子どもの答えに耳を傾ける、あなたが表現する5つの愛の言語のそれぞれに対する子どもの反応を観察する)を組み合わせれば、子どもにとっての「愛の第一言語」を、それなりに適切に把握できるのではないでしょうか。
5歳未満の子どもへ
5歳未満の子どもは、おそらく愛の言語のどれかを流暢に話す能力がまだ十分に発達していないでしょう。
なので、そうした小さな子どもには、あらゆる方法であらゆる愛を与えてあげましょう。
子どもの愛の言語を見つけることは、その子に合ったやり方で、特別な愛情を示すちょっとした方法の発見に役立ちます。
この5つの愛の言語(スキンシップ、肯定的な言葉、クオリティタイム、献身的な行為、そして贈り物)のそれぞれにぴったりな、すてきなアイデアの数々を、Cowgillさんがまとめてくれています。
(最後の2つは、子どものためになんでもやってあげたり、甘やかしたりすることなく、その言語の話し方について繊細に理解するうえで、とても役立ちます)
得意な愛情表現がわかるとタブーもわかる
また、子どもが話す愛の言語が何であれ、その子がもっとも傷つきやすいのも、その言語であることを知っておくことも大切です。
子どもの腕を乱暴につかむのはよいことではありませんが、愛の言語が「スキンシップ」である子どもにとっては、それはいっそう致命的です。
批判的すぎる言葉や厳しい口調は、愛の言葉が「肯定的な言葉」である子どもの心をより深く傷つけます。
最後に、このことを覚えておいてください。
たとえ子どもが、1つか2つの愛の言葉で突出していたとしても、だったらほかの言語は捨ててしまってもいいということではありません。
愛の第一言語が「クオリティタイム」である子どもであっても、時にはハグが必要なのです。
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Image: Lifehacker US
Source: 5つの愛の言葉,Lucie's List(1,2,3,4,5)
Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文]
訳:ガリレオ