開放感がすごい!まるで青空なLED照明が三菱電機から登場します
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2020年10月、三菱電機からまるで天窓のような天井に青空を映し出す照明「misola(みそら)」が発売されます。主にオフィス向けで、ユーザーの健康や働き方に焦点を当てて開発されました。
青空を模倣したLED照明

この「misola(みそら)」は、青空を模倣したLED照明。
天窓から見えるような青空はもちろん、1日の時間経過にも対応、つまり朝焼けや夕焼けの空を映し出すこともできるそうです。

また、フレーム部分は発光でき、影と光の部分を作ることで日光が差しこむ演出も可能なのだとか。
となると、空を映し出す天窓そのものではありませんか(しかも窓掃除は不要!)。
アメリカの家では、スカイライトと呼ばれる天窓がよく使われています。晴れた日は青空が見え、太陽の光がほどよく差し込んで気持ちがいいものです(でも掃除がたいへんです)。
すごいと驚く一方で、曇りや雨の日にはどう感じるのか興味があります。
外は悪天候でも照明が青空のままだとはじめはすごく違和感があるのではと思うのですが、使っていくうちに慣れるのかもしれません。
照明の定義を変えていくLED

さて、このmisola、自宅にあったらいいなと思うのですが、お値段のほうは企業や団体向け。
三菱電機は、環境や省エネという点だけではなく、ユーザーの健康や働き方にも焦点を当てこの製品を開発したそうです。
ニュースリリースでは「従来の LED 照明方式では実現できなかった自然かつ開放感あふれる室内空間を提供し、オフィス、病院、福祉施設、公共施設などの快適性向上に貢献します」と述べています。
なるほど、ビルの地下階はもちろん、日光が入らないほうがよい場合もある美術館や図書館、研究室や実験室、車内や機内、船内にも利用できそうです。屋内の駅構内にあれば、通勤のストレスが和らぐかも。
実際の空ではありませんが、空色が見えるだけでも気分は良くなりそうです。上の動画にもあるように、壁に設置すれば窓代わりにもなります。
わたしに一番なじみのある地下といえば、デパ地下。いつも明るく照らされていますが、もし青空照明だったら最上階にいるような錯覚が起きそう。スーパーやレストランなど店舗に設置された場合、購買行動や消費行動にはどんな影響があるのでしょうか。興味は尽きません。
日光から始まって、焚き火、ろうそく、ガス灯、白熱灯や蛍光灯へと変化を遂げてきたわたしたちの照明。今では世界各地でLED電球への移行が進んでいます。
わたしは暖かい白熱灯の光が好きなのですが、これまでの概念を覆すこんな照明を見るとLEDの持つ大きな可能性を感じずにはいらせません。
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Image: 三菱電機
Source: Boing Boing, 三菱電機, YouTube
ぬえよしこ