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孤独による寂しさを防ぐためにすべき6つのこと

MYLOHAS

孤独による寂しさを防ぐためにすべき6つのこと
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「もしかして、ひとりぼっち?」と感じたら……。

前回は、孤独が心身に及ぼす深刻なリスクと、30・40・50代が孤独になりやすい原因を専門家に聞きました。

今回は、自分やまわりの人をどうやって孤独から守るか、その対処法をご紹介します。

  1. 「孤独」は死亡リスクが高い!?
  2. 孤独な人が増えている理由
  3. 孤独になりやすい年代
  4. 30代が孤独になりやすい原因
  5. 40〜50代がが孤独になりやすい原因 は、こちら

飲酒量が増えた、不健康な食事になってきたら注意!

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「残念ながら、これまでの孤独の健康への影響に関する研究では、中年期が対象となっているものが少ない」とコール博士は言います。

これまでに分かっているのは、2015年にホルト・ランスタッド博士が行った70の調査研究のメタ分析で、中年期の孤独な人は、その他の年代と比べて、全死因での死亡率が高いということです。

孤独な人は、飲酒量が多くなり、食事も不健康になりがち、禁止薬物の使用や無計画なセックスなどといった行為に走る傾向があることが分かっています。

ホルト・ランスタッド博士の「ひとり暮らしは気楽で、よい点も多くあるかもしれないが、今回の分析結果では、少なくとも健康には悪影響であることが示された」という結論は、特に壮年期~中年期のひとり暮らしの人には不吉に聞こえるかもしれません。

幸いにも、孤独は短期的なもので、自分で軌道修正が可能です。

しかし、コール博士が「明けても暮れても孤独な人」と呼ぶ、回復力の弱いタイプの人は「生物学的に最も大きな影響を受ける」と言います。

こうした場合、脳が(ストレスで高まる)炎症反応から影響を受けることがあるのです。すると他人の発言や行為に過敏になり、人間関係に消極的になってしまうのだそう。

最悪の場合、命にかかわることも…

「そのせいで孤独になりがちに」とコール博士は説明します。研究者は、人は慢性的に孤独を感じると、他人への不信感や被害妄想が高まり、他人から精神的な苦痛がもたらされるのではないかと不安感や恐怖心を持つようになるといいます。

そのような苦悩に満ちた人は、精神疾患の人にみられるような、人を寄せ付けない態度を示すように。「まさに悪循環と言えます」とコール博士。

そのような状態が放置されると、深刻な結果を招くことに。自殺予防リソースセンター(Suicide Prevention Resource Center)によると、過去20年間の自殺率は、45歳~65歳代が急増し自殺者数が最も多くなっています

加えて、2018年の米国自殺学会(AAS)の遺書に関する報告によると、孤独を訴えていたものが23%だったことが分かっています。

孤独になるのを防ぐには?

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財産、教育、親しいコミュニティ、仕事の成功。これらは孤独を防いでくれると言われます。

またピュー研究所の報告によると、健全な結婚生活は孤独を和らげてくれるそう。しかし結婚しているからといって、孤独から完全に守られているわけではなく、10人中およそ3人が結婚生活に不満を抱きつつ孤独を感じていることが報告されています。

ここでも人間関係は質が重要であることが指摘されています。

シカゴ大学の神経科学者、ステファニー・カシッポ博士は、昨年最愛の夫を突然亡くしました。そんなパートナーが亡くなったとき「もう生きてはいけないと感じたのですが、スポーツやまわりの人のサポートのおかげで、また人生を楽しめるようになりました」と言います。

自分自身を例に出して「人は孤独から立ち直ることができる」と説明しています。孤独も他のあらゆる病気と同様、治療するよりも予防するほうが簡単。大人への対処法はまだ明らかではありませんが、ホルト・ランスタッド博士は、喫煙防止や薬物乱用防止のキャンペーン並みに孤独にならないためのキャンペーンの実施を呼びかけています。

また、薬の研究も進められています。しかし自分でできる最善策は、友情を育むことです。ひょっとすると、それで命が救われるかもしれません。

孤独にならないために、今すぐできること6つ

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  1. 昔の友人に連絡してみましょう……相手も久しぶりに「あなたに会いたい」と思うかも。
  2. 人に話しかけてみて……スーパーのレジ係やタクシーの運転手と30秒楽しく話すだけでも、ポジティブな気分になります。
  3. 常に感謝の気持ちを持つ練習を……自分は恵まれていると思うことを見つけて、それに感謝してみましょう。天気がいいことなど小さなことでもOK。
  4. 運動やたっぷりの睡眠をとる……どちらも気分を安定させ、健康にもよい影響をもたらします。
  5. 習い事を始めてみて……これまでやってみたことがないことにチャレンジしてみる。ダンス、絵画、瞑想など。自発的な学習で脳が鍛えられ、それに新しい友人も作れるかもしれません。
  6. ボランティアに参加する……ボランティアに参加することで、目的意識が生まれ、自己肯定感が高まり、孤独感も減少することが研究でも示されています。


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マイロハスより転載(2019.12.19)

Jennifer Wolff
STELLA MEDIX Ltd.(翻訳)

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