連載
特集
カテゴリー
タグ
メディア

ジェンダー平等はなぜ日本で根付かないのか。無意識の偏見と「インクルーシブになる」という考え方とは

MugendaiMugendai

ジェンダー平等はなぜ日本で根付かないのか。無意識の偏見と「インクルーシブになる」という考え方とは
Image: Mugendai(無限大)

ビジネスの現場におけるジェンダーの平等。「言葉では簡単でも、実現の道のりは遠い」という言葉も聞きます。しかし、それは本当に不可能なほど難しいことなのでしょうか。

IBMが運営するWebメディアMugendai(無限大)では、同社が主催した「Be Equal セッション——ジェンダー平等が作る新しい社会」というイベントを紹介。

ジェンダー平等が生み出す大きな価値日本で進まない理由などが語られていました。

女性が昇進するとビジネスは加速する。先駆的企業の取り組みとは

最初に紹介されていたのは、ジェンダー平等がもたらす影響について。パネリストは、日本IBM社人事部クリスチャン・バリオスさんです。

同社いわく、「管理職の女性比率を上げると、ビジネスに良い影響を及ぼす」という事実は、さまざまな調査結果から明らかになっているそう。

その事実を踏まえ、ジェンダー平等に先駆的に取り組む企業の多くは、女性の昇進に役立つ「4つの行動」を実践しているといいます。

ジェンダー平等はなぜ日本で根付かないのか。無意識の偏見と「インクルーシブになる」という考え方とは
Image: Mugendai(無限大)

その他にも同社がまとめたレポートによれば、「女性の管理職への登用について」という課題に対し、一般的な企業が「可能な範囲で対応すれば十分」と曖昧にしているのに比べ、先駆的企業は「正式なビジネス上の優先事項にし、その実現にむけてリーダーに責任を持たせる」と、具体的な目標に落とし込んでいる点に違いがあるといいます。

日本人に潜む無意識の偏見。多様性を受け入れ、インクルーシブになることが重要

そうした明確なデータがあるのに、お世辞にも日本のジェンダー平等は進んでいるとは言えません。

その理由についてバリオスさんは、「日本人には強いアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)がある」と指摘。

例えば、男性マネジャーを対象とした研修で、未だに「この人は女性だから」といった言葉が出てくる現状を嘆いていました。

それでは、この状況を打破するにはどうすべきなのでしょうか。バリオスさんは「インクルーシブになることが重要」だと明言。

社会がより寛容的になり、あらゆる多様性を受け入れることが重要だとし、以下のように語っています。

私は外国人です。しかし自分の故郷で働いたことはありません。ロシア人と結婚しているチリ人の私が、なぜ日本やインドで働いてこられたのか——それは社会にインクルージョンの考え方があったからだと思っています。“インクルージョン”という言葉には、男女間の差異だけでなく、さまざまなダイバーシティー(多様性)が含まれています。自分の働く会社がインクルージョンのない環境だと感じたならば、決して泣き寝入りすることなく、きちんと指摘するべき。言わなければ何も変わりません。

当たり前のことでありながら、確かにさまざまな障壁があるジェンダー平等。しかしその障壁をつくっているのは、われわれ自身の意識なのかもしれません。

他にも、ディスカッションに参加したみなさんが語った「日本のビジネスリーダーに対するメッセージ」など、ビジネスパーソンなら必読の続きは、Mugendai(無限大)よりお楽しみください。


Image: Mugendai(無限大)

Source: Mugendai(無限大)

渡邊徹則

swiper-button-prev
swiper-button-next