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ライフ・ワーク・“ラーン”のレバレッジが重要に。仕事と学びの最新系で知る、近未来の豊かさ

Sponsored By 学校法人グロービス経営大学院

ライフ・ワーク・“ラーン”のレバレッジが重要に。仕事と学びの最新系で知る、近未来の豊かさ
Image: DrAfter123 / gettyimages

60歳まで全力疾走で働き、定年後はリタイア生活を楽しむ。そんな「当たり前」は、すっかりと変わってしまいました。延びていく年金受給の開始年齢、進みゆく労働人口の減少、人生100年時代…。生き方や働き方に多様な価値観や多くの選択肢が生まれてきています。

このような時代に、自分らしく生きるために必要なことは何か。多くの卒業生が「生き方が変わった」と口にし、キャリア構築のサポートにも力を入れているグロービス経営大学院にうかがいます。

「週4日で少しゆったり働きたい。実家の近くで子育てしながらリモートワークしたい。さまざまな選択肢の中から、自分の価値観やライフスタイルにあった働き方を実現させたいと思っている人は多いのではないでしょうか。

ただ、実際にこうした選択肢を選べる人は稀だと思います。なぜでしょう。多くの場合、それらを叶えるために必要な能力開発が追いついていないからです。豊かな人生を送るためには、戦略的に能力開発を考える必要があるのです」

そう話すのは、10数年に渡ってさまざまなビジネスパーソンのキャリア相談に応じ、キャリア関連の書籍も著しているグロービス経営大学院の教員である村尾佳子さん。

「これからはライフ・ワーク・ラーンの3点をセットで考えることが大切になります。その理由を2つのメガトレンド紹介しながらお話したいと思います」

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村尾佳子
グロービス経営大学院 経営研究科 副研究科長
関西学院大学社会学部卒業。大阪市立大学大学院創造都市研究科都市政策修士。グロービス・オリジナル・MBAプログラム(GDBA)修了。大手旅行会社にて勤務後、総合人材サービス会社にてプロジェクトマネジメント、企業合併時の業務統合全般を経験。現在はグロービス経営大学院、並びにグロービス・マネジメント・スクールの事業戦略、マーケティング戦略立案全般、そして大阪校、名古屋校、福岡校のマネジメントに携わる。教員としては、「マーケティング・経営戦略基礎」、「リーダーシップ開発と倫理・価値観」、「企業家リーダーシップ」などの科目を担当する。また複数のNPOに理事として関与しながら、NPOの育成にも携わる。著書に「グロービス流 キャリアをつくる技術と戦略」(東洋経済新報社)などがある。
Photo: Kayoko Yamamoto

ビジネス環境の変化によって、社員が「負債化」している

──まずは、私たちを取り巻く社会環境と、その流れの変化について教えてください。

1つ目のメガトレンドは、「ビジネス環境の指数関数的変化」です。

例えば、これまでの日本社会では、終身雇用を前提とした新卒一括採用を行い、その会社に必要な人材をOJTで育てるという基本パターンが存在していました。しかし、第四次産業革命と呼ばれるテクノロジー革命によって、このモデルが一気に崩れはじめています

テクノロジーの中でも、私たちに最も大きなインパクトを与えているのはAIです。ディープラーニングをはじめとする機会学習の進化で、AIを取り入れることが可能な業務範囲が急速に広がっています。

私の専門はマーケティングですが、デジタルマーケティングの世界では、数年前なら1週間かかっていた仕事が、数クリックでアウトプットが出るようになりました。

「エクスポネンシャル」というキーワードをよく耳にするようになりましたが、ビジネス環境は、テクノロジーの進化によって指数関数的に変化しています。

──最近はRPA(Robotic Process Automation)という言葉もよく耳にします。

考えていない会社はないでしょうね。例えば、RPAで仕事の半分が自動化できるとします。それは言い方を変えると、社員の半数が「負債化する」ともいえます。

すると会社は社員に対して、自動化することで生まれた余剰時間を利用して、人間にしかできない創造性を活かした付加価値の高い仕事を求めるようになります。

とはいえ、全社員が創造性を発揮できるかというと現実的には難しく、結果的に社員は二極化します。つまり、テクノロジーの進化が「負債型社員」と後述する「創造型社員」を生み出すのです。

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Photo: Kayoko Yamamoto

──もうひとつのメガトレンドは何でしょうか?

2つ目のメガトレンドは、「自分らしさの追求」です。日本の年功序列制度は、ひとつの会社で経験を積めば積むほど、効率よく付加価値を生み出せるという「経験曲線」を前提とした制度です。ところが、こうした制度が確立された時代と異なり、今はビジネス環境の変化がとても早い。

積み上げてきた経験を活かす前に環境が変わってしまうこともありますし、経験を活かせる期間も短くなってきています。 加えて、終身雇用制度も崩れてきていて…。特定の会社でしか通用しないスキルに頼った仕事の進め方は、かなり危険な道を進んでいるということを認識したほうがよいと思いますね。

一方で、ニューエリートなどと呼ばれる感度の高いビジネスパーソンや「創造型社員」は、時代の変化に合わせて自身をアップデートし、副業やパラレルキャリアなど多様な選択肢を手に入れ、自分らしく生きています

近未来の「ワーク」「ライフ」をレバレッジする『ラーン』

──そこで、仕事(ワーク)とライフのバランスだけでなく、「ラーン」もふまえた上で考える必要があるというわけですね。

人生100年時代となり、多くの人が80歳くらいまで働くことになると思います。これまでは引退後のライフを楽しみに、それまではワークを頑張るという人が多かったかもしれません。今後、ライフにおけるワークが占める割合が大きく増えるわけですが、こうした時代にワークとライフを切り離すという発想はナンセンスだと思います。

そして、これから間違いなく重要になってくるのが「ラーン」だと私は考えています。幸せなライフを送るためには、人生の大部分を占めるワークの充実度が大きく影響するわけですが、それを左右するのが「ラーン」だからです。

言い換えれば、社会人になっても学び続けることが、人生の豊かさにつながるということ。「ワーク・ライフ・ラーン」の3つをセットで考えるべき時代が来たのです。

これは元Googleのピョートル・フェリークス・グジバチさんが書いた『ニューエリート』でも触れられた、「学び続ける人しかチャンスを掴めない」という話にも通じます。

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Image: ライフハッカー[日本版]編集部

仕事環境や組織が変わっても対応できる「ポータブルスキル」が大切に

──では具体的に、今後どのような「学び」が有効なのでしょうか?

まず大切なのは、自身のスキルを『スポットスキル』と『ポータブルスキル』の2つに棚卸することです。

スポットスキルは、自分の会社のみで通用するスキルや特定の仕事にしか使えないスキルです。ポータブルスキルは、時代が変わっても価値を持ち続けるスキルや、テクノロジーで代替できないスキルのことです。

スポットスキルについては、「テクノロジーの進化によって陳腐化しないか?」「消費期限はいつか?」などを見極めることが重要です。環境変化が早い今の時代は、スポットスキルの寿命は短くなり、重要性は低下傾向にあります。

日本で「新しいスキル」というと、資格取得をされる方も少なくないですが、大半はスポットスキルに区分される可能性が高く、注意が必要です。

一方で、近年はポータブルスキルが注目を集めています。これらを持つことは、環境や組織に縛られないことを意味し、紹介した2つのメガトレンドにも対応できるのです。

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Image: ライフハッカー[日本版]編集部

──ではその「ポータブルスキル」について、詳しく教えてください。

「コンピューター、AI、RPA」の進化を前提に、3つのポータブルスキルを鍛えることが重要です。

1つ目は、AIが扱えない複雑性を伴う意思決定能力です。

AIは大量のデータがあることが前提となりますが、まだ経営の意思決定分野はデータ化されていない領域が多く残されています。AIがそれらの領域を変数に加え、ビジネスの全体像を把握した上で、意思決定ができるようになるのはしばらく先の話。

なので、人間は経営の複雑性を扱える「思考力」を磨くことが重要です。例えば、さまざまな人と協業するプロジェクトをリードする際、あらゆる可能性を考慮した上で、限られた情報の中で自分の頭で考え抜き、意思決定する力は必須の要件だと思います。

ここでいう「思考力」は、グロービス経営大学院で最も多くの学生が履修する科目『クリティカル・シンキング(論理思考)』だけで磨かれるものではありません。未来を見通した上であらゆる可能性を洗い出す力、さまざまな時間軸を行き来しながら物事を見る力、問題発見力や創造的な発想力、リーダーシップ力なども含まれます。

グロービスのMBAプログラムでは、このような「総合的な思考力」を身につける場になるようにカリキュラムを構築しています。

テクノロジーがどれだけ発展してもすべてをデータ化できるわけではないため、「総合的な思考力」を用いた経営の意思決定は、最後まで人間に残ると思っています。

2つ目は、「感じる力」です。先ほども触れましたが、AIはデータがないと学習できませんから、データ化されないものを捉える力は人間に残された領域です。顧客の体験や感情の変化などのデータ化が難しい「空気」を感じ取る力を磨いて欲しいと思います。

たしかに、AIなどによって一部のマーケティング機能や作業は効率化が進んでいます。しかし、市場機会の発見や顧客のインサイトの深堀、新しいターゲット設定、市場創造などは、まだAIにはできていません。こうした領域で力を発揮するのが、「感じる力」なのです。

そして最後の1つが、「志・ビジョンをアップデートし続ける力」。AIには、あるべき理想状態を描くことはできません。ですから、ビジネスにおいても、ビジネスパーソンの人生観を養う場面においても、志・ビジョンをアップデートする力は、人間に残る重要なスキルなのです。

繰り返しになりますが、現在は指数関数的な変化が起こっていて、何が正解なのかがわかりにくい、先行き不透明な時代です。このような時代に指針となるのは、自分自身が何を成し遂げたいのか?このビジネスはどこに向かうべきか?といった志・ビジョンです。

これらがあることで、社会に対し貢献しているという実感を持つことができ、自己効力感が生まれ人生を豊かなものにするのです。

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Image: ライフハッカー[日本版]編集部

多様性のあるコミュニティで、「対話」を通して学ぶ

──資格でも、単なる知識でもない。これはどのように習得するのでしょうか?

多様な価値観を持つ人たちとの対話によってのみ、身につけることができます。

書籍や動画で知識をインプットすることは、もちろん1人でできます。しかし、これらの知識を用いてアウトプットする際、適切なフィードバックを受けなければ、考えが独りよがりのものとなってしまう可能性が高い。

残念ながら、人間は思い込みが生じやすい生き物で、一人で考えていると視野狭窄になりがちです。思考した結果を誰かに伝えて、客観的な目線でチェックしてもらうことを繰り返さない限り、経営の意思決定に活かせるレベルの「思考力」を鍛えるのは難しいのです。

「感じる力」も、何を自分が感じ取れて、何を感じ取れないかを認識しなければはじまりません。誰かに自分の感じたことを伝えて、他の人が感じたことを聞いて、はじめてそのギャップを認識できるようになるのです。

「思考力」「感じる力」「志・ビジョンをアップデートする力」のいずれも、スタート地点は「自分と他者を相対化し、違いを知る」こと。こうした差分を効率的に認識するためには、まったく違う分野で活躍する人たちが集う多様性が担保されたコミュニティでの数多くの対話が重要です。

つまり、均質性の高いコミュニティでは意見の差があまりなく、差分の理解には不向きということ。グロービスが学生の多様性を重視し、ディスカッション形式の授業にこだわるのはこのためです。

──グロービスはまさに、多様性が担保されたコミュニティを形成しているというわけですね。

起業家、エンジニア、デザイナー、会計士、医師、プロスポーツ選手など、本当にさまざまな専門性を持たれた方が通っています。特に最近は20代の方やエンジニア、デザイナーなどの専門職の方が急速に増えてきています。

20代の方は、働き方改革の流れもあって、「活躍している先輩たちは、20代にがむしゃらに働いていたのに、自分たちは20時には会社を追い出されてしまう」ことに危機感を持っている人が多いと感じていて。

エンジニアやデザイナーなどの専門職の方は、専門スキルにビジネススキルを掛け合わせることで希少性を上げ、キャリアの幅を広げようと通われています。

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Photo: Kayoko Yamamoto

グロービスは「人生の豊かさ」を得るためのコミュニティ

──累計の卒業生も、いまや5000人近くいるとうかがっています。

多くの卒業生の方に「グロービスで学んで人生が変わった」とよくおっしゃっていただいており、心から嬉しく思っています。なぜグロービスが「人生を変える場」になるのかについて、少しお話させてください。

グロービスのカリキュラムには、既存のMBA領域である『人事組織』『マーケティング・戦略』『会計・財務』といった領域が用意されています。しかしグロービスでは、これらの領域だけでは、冒頭にお伝えした環境変化の激しい時代を生き抜くには不十分だと考えているのです。

新規事業を行うための『創造』や事業・組織を『変革』するための科目群、テクノロジーを活用しイノベーションを生み出すための『テクノベート』科目群など、既存のMBAの枠に収まらない領域まで学ぶことが可能なのが、グロービスのMBAです。

また、『志』を育むために、自分と対話する科目も複数用意しています。「自分の人生を何に賭けるのか」「後世に何を残すのか」といったテーマについて、学生同士や教員と真摯に対話をするというものです。

このような既存のMBAの枠を超えたカリキュラムを通じて、ポータブルスキルを養うビジネススクールは、世界的に見ても特徴的で先進的であると自負しています。

──とはいえ、忙しい社会人が通うのは大変そうな印象です。

グロービスは、ワーク・ライフ・ラーンのそれぞれがしっかり機能することを重視しています。

例えば、グロービスではゆとりをもって学べるように1科目を3カ月で学ぶ設計にしています。他のビジネススクールの授業は毎週開講されることが多いのですが、グロービスは2週間ごとの開講。

3カ月の間に1回3時間の授業を全部で6回受講します。ですので、毎週末受講する必要がなく、家族との時間や趣味を続けながら学び続けることが可能です。

開講時間は、平日夜(19~22時)と土曜(10~13時、14~17時、18~21時)、日曜(10~13時、14~17時)になっており、さまざまな時間帯から選べるようになっています。

また、大学院に通うとなると通常は2年間の修士課程に入学することになると思いますが、グロービスでは入学前に1科目から学び始めることができる単科生制度を用意しています。実際に学んでみることで、仕事や家庭と両立できるかをご自身でご確認いただけるようにしています。

──グロービスで学ぼうとする人に何を望みますか?

変な言い方になりますが、グロービスで学んでいる方々は「MBA取得」を目的にしていません。入学試験には面接があるのですが、MBA取得が目的になっている方には入学をご遠慮いただくようにしています。

グロービスが入試で重視しているのは、「何のために学ぶのか?」。理由はシンプルで、私たちは「志」の実現のために学んでいる人を応援したいから。自分が進みたい方向に向かっているという実感が、心の充実や生きがいにつながります。グロービスは「豊かな人生」を歩むためのコミュニティでありたいと願っているからなのです。

これからは「心の豊かさ」が問われる時代です。実現のカギは、ワーク・ライフ・ラーンの3つで考えること。グロービスには、「心の豊かさ」を手に入れようとする人々が集っています。皆さんのこれからの豊かな人生のために、ぜひグロービスの門を叩いていただきたいと思います。


Source: グロービス経営大学院

Photo: Kayoko Yamamoto

Image: DrAfter123 / gettyimages

長谷川賢人

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