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FPが解説。20年間ほぼ自動でお金を1.5倍以上に増やす「ほっとくだけ投資」3ステップ

FPが解説。20年間ほぼ自動でお金を1.5倍以上に増やす「ほっとくだけ投資」3ステップ
Image: Shutterstock

昨年『大人になったら知っておきたいマネーハック大全』という本を出しました、FPのヤマサキです。

お金のライフハックに着目、それをマネーハックと名付けて、これまでネットでコラムを書いています。

ライフハッカー[日本版]でも「マネーハック心理学」と題したコラムを書いていたのが、この「マネーハック大全」本を出すきっかけのひとつでもあります。

いくつかの厳選したマネーハックを書評で紹介

知らないと損するお金の裏ワザ88選。FPが教えるマネーハック大全


今回は「書籍のこぼれ話マネーハック」として、自動化できる究極のマネーハックについてお話をしてみたいと思います。

それは、

「何もせずともお金が貯まる」「何もせずとも高利回りで増やせる」

仕掛け作りのことです。

20年間で自動的にお金を1.5倍以上に増やす3つのステップ

長期でお金が増えるイメージ
Image: Shutterstock

仕掛けといっても、それほど難しいものでも、怪しいものでもありません。

ステップ1:iDeCoかつみたてNISA口座を作る

ステップ2:給料振り込み日の翌日に自動積立をセットする

ステップ3:国内外に分散投資するバランス型ファンドを買い付け指定する(信託報酬年0.5%以下で選ぶ)

この3つだけ「初期設定」すれば、後は勝手にお金が貯まり、増え始めます。

ただ、毎月1万円以上の設定ができないと、お金が貯まるペースは速まらないので、それくらいの金額を節約をする努力が「ステップ0」として追加される場合もあります。

それでも、たった4つのステップでできる貯蓄法です。

なお、この3つのステップについては「最初に手続き」だけすれば、あとは何もしなくてよく、自動的に引き落としされては積立投資され、運用もされることになります。

「長期×積立×分散」投資は、最高のマネーハック

植物が伸びるイメージ
Image: Shutterstock

このマネーハックのポイントは、

  • 自動的に積立を行うこと(積立投資)
  • 国内外に広く投資をすること(分散投資)
  • 長く続けること(長期投資)

を同時に実現できる点にあります。

そしてこの3要素「長期×積立×分散」を実行すると、毎日の株価を気にすることもなければ、リーマンショック級の大暴落が起きても何もしなくてもOKなのです。

それでも20年後のゴールでは、年5%くらいの利回りを期待することができます。

金融庁は、つみたてNISAをスタートするとき、20年にわたって何も考えずに積立投資を続けることを行うだけで、勝率がほぼ100%で、利回り的にも年5%くらいが期待できるというデータをパンフレット(PDF)で紹介しています。

長期×積立×分散投資が効果的な理由

つみたてNISAカタログ
クリックして画像を拡大
金融庁/つみたてNISA早わかりガイドブック(P6)より

※参照:つみたてNISA早わかりガイドブック/金融庁(PDF)

下記の表は、積立・分散投資の効果を実績ベースでまとめ、他の投資や貯蓄と比較したもの。毎年同額を投資した場合の各年度末時点の累積リターンを示しています。

nisa_catalog02
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金融庁/つみたてNISA早わかりガイドブック(P1)より

バブル崩壊、リーマンショック、3.11も乗り越えて、どんな状況があいだに入ろうとも国内外への積立・分散投資は効果的だということがわかります。

つまり「長期×積立×分散」投資を続ければ、基本的には元本割れせずに投資を終わらせることがほぼ可能だというのです。

(あくまでも将来の投資成果を予測・保証するものではありませんが)

5年より20年、長期で積み立てるべし

ただし、5年の積立では十分ではなく、この場合は2割くらいの確率で元本割れで終わることも同時に示しています。

5年間の投資の最後にリーマンショックがあれば投資はマイナスで終わりますし、バブル崩壊のてっぺんから5年間積立投資を続けても株価は下がり続けていますから、やっぱりマイナスで終わってしまいます。

しかし、同じシチュエーションを含んでも20年続ければ、むしろ大幅プラスになるのが長期投資のおもしろいところです。

長い目で見れば、経済はもう一度回復をしますし、むしろ値下がりしている時期に続けた積立投資は株価が復活し始めるとあなたの利益をどんどん増やす原資になります。

国内外へ分散投資すべき

また、国内外に分散投資を行うというのもポイント。日本、先進国、新興国など多くの地域を投資対象にすることで、長い目で見れば高い運用利回りの獲得に通じます。

といっても、バランス型の投資信託をひとつ買えばいいので、面倒なことはまったくありません。

そして20年のあいだ、あなたは株価を見る必要も売買の検討をする必要もないのです。

これは、投資を徹底的に省力化しつつ、効率性も失わないやり方ですから、まさにライフハック的。

だからこそ「長期×積立×分散」投資は究極のマネーハック法だというわけです。


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究極のマネーハックは「最初の一歩」踏み出すだけ

マネーハックの究極は「自動化」でかつ効果が出ること。

「長期×積立×分散」投資は、ほぼ自動的に実行することができ、効果も見込めるところに魅力があるように思います。

私は、毎日株価をチェックしろと言われたら、それだけでもう投資はしたくないと思うタイプです(FPだって全員が株マニアではない)。

しかし、「長期×積立×分散」の投資方法を実践すれば、自動的に残高を増やし、その残高を高い利回りが見込める対象につぎ込むことができます。

ちなみに、私のiDeCoは、12年ほど積立をしていますが、現在掛金100に対して運用益が50ほど乗っかっている状態で年6%くらい稼いでいますが、途中細かいことは何もしていません。

ただ自動的に積立し、分散投資をしているだけなのです。

「長期×積立×分散」の投資で将来に備える

楽しい老後に備える
Image: Shutterstock

普通の会社員は、仕事の時間に株をやるべきではありません。

トイレでこそこそやっても上司にバレて(トイレの回数が多すぎるので)人事評価で最悪の評価をもらうのが落ちです。

また、帰宅後の限られた時間は休息やリラックスに費やすべき

夜中にずっとFXで為替取引をして寝不足(かつ損を出してストレス)ではこれまた仕事に支障がでかねません。

投資のためにあまりにも多くの時間をつぎ込むのは、あまり生産性があるとは言えません。

しかし、貯金だけでなく、投資を組み入れたほうが資産形成のペースは速まることは間違いありません。それを簡単に実現する方法がこのマネーハックということになります。

最高のマネーハックも、実行しなければ意味がない

ただし、このマネーハックにはたったひとつの弱みがあります。それは私たちが「実行」すること。

iDeCoかNISAの申込書を書いて、積立投資をスタートしなければ、どんなに効率的な資産形成方法も絵に描いた餅であり、1円だってお金を増やしてはくれないのです。

日頃忙しくてお金のことを考える余裕がないなら、年も明けた今こそ、一歩踏み出して、iDeCoかつみたてNISA口座の開設申し込みをしてみてはいかがでしょうか。

きっと1年後、20年後の人生がまったく変わるほどの財産の「差」がついてくると思いますよ。



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Source: つみたてNISA早わかりガイドブック/金融庁(PDF)

Image: Shutterstock

山崎俊輔

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