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75%の人は幻覚が見える、金縛りの原因とその解き方

75%の人は幻覚が見える、金縛りの原因とその解き方
Image: Sam Wordley/Shutterstock.com

突然起こる金縛り。

足や手を動かそうと思ってもまったく動かせず、怖い思いをしたことが何度かあります。

わたしも特に若い時に何度か経験があり、まわりにも経験者が何人もいるのでごく一般的なものだと思っていました。

ところがNPRの記事では、金縛り、英語ではsleep paralysis(睡眠麻痺)というのを生涯に1度は経験する人の割合は8%ほどなのだとか。この数字は意外でした。

金縛りはなぜ起こる?原因は?

睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルがあります。

レム睡眠時、脳は覚醒していますが任意に動かすことのできる手や足の筋肉は麻痺の状態にあります。

レム睡眠で目覚めたのに筋肉がまだ麻痺したままだと、いわゆる金縛りになるそうです。

脳の頭頂葉と側頭葉が、金縛りに関係していると考えられています。

幻覚をともなうこともある

金縛りの75パーセントには、何らかの幻覚もあるそうです。「Self」によると、幻覚には次の3タイプがあるそうです。

  • 「侵入者」:部屋に誰かまたは何かがいる気配がする。
  • 「重荷」:何かが体に乗っている感じがする。
  • 「異常な身体経験」:体が宙を飛んでいるまたは浮いているような経験をする。

幻覚と言えるかどうかわかりませんが、私も金縛りの時に黒い重たいものが足元にあるように感じたこともありました。

金縛りにかかった時の対策は?

上述のように、金縛りというのはレム睡眠から目覚めた時に筋肉の麻痺状態が残っているので、しばらくすると筋肉も動くようになります。

そういえばわたしも「金縛りだ、動けない!」と思っているうちに、エイっと手足を動かせるようになって、金縛りを解くことができました。

ケンブリッジ大学の研究者Jalalさんは、金縛りになった時には次の4ステップを提案しています。

1. 金縛りは異常ではなく、また一時的なのだと理解する。

2. 恐れる理由はないと理解する。

3. 金縛り以外のことに意識を向ける。たとえばハッピーな情景を思い浮かべたり、マントラを唱えたりする。

4. 体をリラックスさせ、金縛りが終わるまでは動かないようにする。

女性は金縛りになりやすい

うつ伏せで寝る女性
Image: Shutterstock.com

金縛りが起こりやすい人はいるのでしょうか?

NPRの記事に登場したスタンフォード大学の睡眠専門医、クシダ医師によると、ストレスがある時、青年期(WTOの定義では10歳から19歳)、そして男性より女性に多いそうです。

そして、就寝時よりも目覚める時に多く起こります。

金縛りは、単独で起こる場合には心配する必要はないそうです。また、ナルコレプシーの人が経験することも多く、ナルコレプシー(居眠り病)の症状の一つと考えられています。

クシダ医師は、もし金縛りがひんぱんに起こるようなら専門家への診察を勧めています。

「Self」記事で睡眠専門医のベルマ医師は、金縛りが怖くて寝られなくなると悪循環になるので、まずは睡眠の質を高めることが最優先だと語っています。

同じ時間に就寝し起床し、7時間以上の睡眠をとること。金縛りが気になるなら睡眠習慣を見直すことが第一歩です。

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Source: NPR, Self

Reference: Britannica, Wikipedia

ぬえよしこ

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