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いつも決められない人は「FOBO」を疑え。決断力を身に付ける5つのコツ

いつも決められない人は「FOBO」を疑え。決断力を身に付ける5つのコツ
Image: Shutterstock.com

「決断」は、日常生活で誰でもしていること。なかなか決断できなかった経験は誰にでもありますよね。

FOBOとは何か?

そんな時は、もしかしたら「FOBO」に悩んでいるのかもしれません。

FOBOとは「Fear of better options」の略。つまり何かもっと良い選択肢があるのではと思い、決断やコミットができないこと。

FOBOに悩む状況には、オンラインショピングで「もっと安い値段であるかもしれない」と思い購入を決められないようなことから(わたしです)、「もっと良い人がいるかも」と思って結婚に踏み切れないことまでいろいろあります。

FOBOという言葉を作ったのは、アメリカのベンチャーキャピタリスト、パトリック・マクギニスさん。彼はFOMO(Fear of missing out)という言葉の生みの親でもあります。

マクギニスさんは、FOBOは選択肢があるゆえの悩みなので、ネットでつながり何でも可能に思える裕福な現代社会の副産物だと述べています。たしかに、選択肢がひとつしかなければそれしか選べないわけですから。

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決断の仕方によって2タイプがある

The Guardianによると、人が何かを決める時にはふたつのアプローチがあるそうです。

maximiserタイプ:将来の利益まで考える

最初のタイプは、「maximiser」と呼ばれるタイプ。これはのちに最大の利益があるかどうかを念頭に決断する人たち。

車を買うとしたら、現在はそうではなくても将来必要になるかもと思って大きな車を買う場合だそうです。

satisficersタイプ:その時点の満足度を選ぶ

2つ目は「satisficers」です。「Satisfied」「sufficed」の造語で、その時点で満足できるかを基準に選ぶそうです。車の例でいえば、その時に満足できる車を買う人がこのタイプ。

2011年のフロリダ州立大学の研究では、maximiserとsatisficersを比較した場合、決断した結果に満足度が高いのはsatisficersの方だったそうです。

自分の傾向を振り返ってみると、わたしはsatisficersですね。自分の傾向を知っていると、FOBOに悩んだ時に役立つかもしれません。

悩んだ時に決断するための5つのコツ

では、FOBOに悩んだ時にはどうやって決めればいいのでしょうか。

マクギニスさんがNew York Timesに語った方法はふたつ。

時計に聞く

1つ目は、彼が「Ask the Watch(時計に聞く)」と呼ぶもの。

日常的な決断については選択肢を2つまでに絞ったら、時計の左右半分それぞれに選択肢を割り当てます。そして次に時計を見た瞬間に秒針があるほうの選択肢を選ぶという方法だそうです。

どのレストランへ行くか、どの服を着るか、どのホテルに泊まるかなどを決める場合に向いています。

プラス面マイナス面を書き出し読む

2つ目は重要なことを決断する時に使うべき、ベンチャーキャピタリスト的なアプローチ。それぞれの選択肢のプラス面、マイナス面を書き出して、声を出して読み上げます。

また、Harvard Business Reviewには『魔法の4秒』の著者ピーター・ブレグマンさんの決断するための3つの方法がありました。

習慣にしてしまう

有名な例では、スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグが同じ服を着るというものがあります。日常の状況で決断にエネルギーや時間を費やしたくない時に役立ちます。

「もし〜なら〜する」という考え方を取り入れる

ブレグマンさんが挙げたのは、人の話が終わらないうちに口をはさむ人への対応例。

「もし、この人が私の話をあと2回邪魔したら、注意しよう」と、なかなか言い出せないような状況で決心して行動に移す方法を示しています。

ショッピングなら「もしセールになったら即買い」と決めて、それが実現したら購入すればいいんです(セールになるまで待っていたら自分のサイズが売り切れていることもあるんですが…)。

制限時間を設ける

どの選択肢も同じように魅力的で、選んだ結果予測も不透明、時間をかけてもより良い決断ができるかどうか不明な時には、決断に締切を設定するこの方法が勧められています。

悩んだら、FOBOを意識してみる

何かを決める時にFOBOに悩んでいるなと気づいたら、上記の方法を使ってみると効果があるかもしれません。わたしがよく直面するFOBOはオンラインショッピング。今度決断に迷ったら時間制限を設けてみようと思います。

買う服を決めるというのはそれほど重要な決断ではないかもしれません。

でも、日常の小さなことで決断力を鍛えておくと、もっと大きな重要な決断をしなければならない時に納得ゆく決断ができるようになるでしょう。

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