Twitterで故人のツイートを保存するために今できること
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Twitterは2019年11月26日、6カ月以上ログインのないアカウントをアクティブでないとみなして削除し、そのユーザー名をほかのユーザーに解放する計画を進めていると明らかにしました。(※その後、無期延期になっています…)
この計画が実行に移されれば、「ずっと前から狙っていた憧れのユーザー名を、ついに自分のものにできる」と喜ぶ人もいるでしょう(ただし、解放時の争奪戦に勝つことができれば、ですが)。
でも、Twitterのこの方針には、悲しい副作用もついてきます。
あなたの愛する人がこの世を去り、サービスを使えなくなったら、その人のアカウントも消去されてしまうかもしれないのです。
Here's some more info on the Twitter user cull. As it stands, every person who has had Twitter and died more than six months ago will be deleted from the site - UNLESS someone already has their log-in details. https://t.co/jupCD04m5D
— Dave Lee (@DaveLeeBBC) 2019年11月26日
Twitter内部では、何らかのアカウント追悼機能の導入を「検討中」という話もありますが、こうした故人のアカウントを保存する方法を実際に開発しているのかは不明です。
故人のアカウントを保存する方法2つ
今の時点で任意のアカウントのツイートを保存したい場合、2つの選択肢があります。
ログインして履歴をダウンロードする
1つ目は、言わずもがなの解決法ですが、そのアカウントにログインすることです。そうすれば、アカウントから「非アクティブ」というフラグを外すことができます。
さらに、Twitterの全ツイート履歴ダウンロード機能を使って、その人が投稿したツイートをすべてダウンロードすることも可能です。
All My Tweetsでアーカイブ化する

では、保存したいアカウントにログインできない場合はどうしたら良いでしょう?
この場合も、第1の方法ほど完璧ではないですが、ツイートをアーカイブ化する方法があります。
まず、「All My Tweets」にアクセスし、このウェブサイトとあなたのTwitterアカウントを接続します(接続しても特に問題はないはずです)。
次に、保存したいアカウントのTwitterユーザー名を入力します。
すると、All My Tweetsのサイトが、最新のものからさかのぼっておよそ3200件のツイートを、1枚のページにまとめて表示してくれます。
(APIの制限により、それ以上前のツイートは表示されません。また、ツイートが非公開設定になっている場合は、この方法ではツイートを見ることができません)
このページは好きな場所に保存できますので、これで、その人が直近に投稿したツイートの記録を手にできるわけです。
ただしこの方法では、その人がTwitterに投稿したすべての内容を保存することはできません。
特に複雑なコーディングなどの裏ワザを使うことなく、普通の人にも問題なくできる範囲で全ツイートを保存する便利な方法がないものか、私も探しているところです。
とはいえ、今のところは、All My Tweetsは手軽に使えますし、チェックする価値はあります。
Twitterはいずれ、重要な非アクティブアカウントを保存する方法を提供するのではないかと、私は思っています。そうはいっても、万が一に備えて、できるだけ多くのツイートを今のうちに保存しておくのも、悪いことではないはずです。
※その後ツイッターは公式アカウントにて、アカウント保存機能が用意できるまでアカウントの削除は見送るとコメントしています。
この度の、運営の痕跡がないアカウントを削除する施策に関し、利用者の皆さんから様々なフィードバックをいただきました。それに対し、Twitterの方針を明確にご説明いたします。以下をご参照ください。 https://t.co/aQu1hqGPaf
— Twitter Japan (@TwitterJP) November 28, 2019
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Image: Shutterstock.com
Source: @chriswelch,All My Tweets,ツイッターヘルプセンター
David Murphy - Lifehacker US[原文]
訳:長谷 睦/ガリレオ
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