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「わかった」だけの返信は今すぐやめよう

「わかった」だけの返信は今すぐやめよう
Image: Kostenko Maxim/Shutterstock.com

オンラインフォーラムやメッセージで誰かに返信するときに、「OK」とか「わかった」とだけ書くのはやめましょう。

また、句読点なしで「もちろん」とか「そうだよ」とだけ返している場合は、「!」を付け加えてください。そうしないと、受動的攻撃、拒絶、怒りの表明だと受け取られてしまう可能性があります。

短い返信は冷たい印象に

このことは周知の事実だと思っていましたが、少なくとも New York Timesの読者の1人は知らなかったようです。

アドバイスコラムニストのCaity Weaver氏は、「O.K.」とか「K(OKの簡略版)」だけの返答は無愛想な印象を与えるとし、代わりに「kk」や「O.K.!」を使うことをすすめています。

そっけないメッセージにしないためには?

人と直接顔を会わせた状況で、礼儀正しく何かを伝えたいとき、あなたはどうしますか?

言語学者のGretchen McCulloch氏は、「婉曲表現や尊敬語を用いたり、言葉を重ねたりなど、さまざまな配慮をするはず」と、著書『Because Internet』のなかで語っています。

たとえば、「窓を開けて!」ではなく、「すみません、そこの窓を開けてもらうことはできますか?」と言うはずです。オンラインでは、同じような配慮を違ったやり方で表現するのです

感嘆符を使う

「そのうちの1つが感嘆符(!)である」とMcCulloch氏は言っています。

2014年に風刺ニュースサイト「the Onion」が、感嘆符が1つもない「会えてよかったです」メールを送りつけるのは「冷酷非情な魔女」であると断定しました。

また最近では、感嘆符がない1行だけのメールが届いたときの気持ちをベビーヨーダが表現しているInstagramの投稿が人気となりました。

感嘆符が必要なのはメールだけではありません。LINEなどのテキストメッセージチャットSlackでも同じです。

カジュアルな表現に変える

私が使っているもう1つの戦術は、「はい」を「そうだよ」に、「もちろん」を「もちろんいいよ」に置き換えるというものです。

言葉をカジュアルにすることで、アンドロイドや警察官のような印象を与えないようにします。違いはわずかだし、ともすると皮肉に聞こえてしまうおそれもあります。

直接会話するときと同じ配慮を心がけよう

何よりも大事なことは、直接顔を合わせて「はい」と言うときのことを思い出して、それをオンラインでも再現するように心がけるということ。

きっと目の前に相手がいるときには、「はい」と言いたいだけなのだとしても、もっと多くの言葉を重ねて丁寧な言い方をしているはずです。

短いメッセージを送るときは、こうした小さな違いが重要となります。長いメッセージなら、言葉遣いでニュアンスを伝えることができますが、「はい」みたいな短い定型句にニュアンスを含めることはできません。

相手が目の前にいれば、もっと言葉数を増やして、意識的にせよ無意識的にせよ、声の調子や顔の表情、ボディーランゲージで、細かなニュアンスを伝えているものです。

直立不動の姿勢、無表情な顔で「はい」とだけ答えたとしたら、意図的に非友好的な態度をとっていると受け取られても仕方がないでしょう。同じことがオンラインでもあてはまります。

もし本当に、相手に対して白けた軽蔑を表現したいときは、形式張った書き方をしたり、感嘆符ではなく句点(。)で終わらせたり、できるだけ少ない語数でそっけなく書いたりするでしょう。

それによって、その会話で1秒も無駄にしたくないのだと示すことができます(ソーシャルメディアの論争を観察してみてください)。あからさまな態度に見せたくないときは、50%くらいに手加減すればOK。

人間は言葉の脅威を常に探っている

Weaver氏は自身のコラムで冗談っぽくこう書いています。

私も女性ですから、頭の奥の方にあるコントロールセンターが、自分に投げかけられたすべての言葉を忙しく解析し、身体的脅威が差し迫っている証拠がないか確かめています。

これは、程度の差はあれ、誰にでもあてはまることでしょう。

私たちはみな、会話の中に潜在的な脅威が含まれていないか常にスキャンしています。身体的脅威だけではなく感情的脅威についても同じです。

ですので、もしあなたのメッセージが脅迫的である、あるいは冷酷であると読めるものなら、それがそう受け取られてしまうということです。(一文字だけの”k”は、くだらないものを見せられたときによく用いられる侮蔑の返答です)。

そのように受け取られたくなければ、メッセージにいくらかの「温かみ」を付け加えてください。


どんな表現がどう受け取られるかは、時代や所属集団によっても変わります。

たとえば、あなたの周囲にも、感嘆符を過剰につけたメッセージを送ってくる人がいるはずです(人事部などフレンドリーに見せかける必要がある部署からの全社メールによく見られるでしょう)。

いっぽう、形式的なメッセージのやりとりだけでもうまくいく専門家のコミュニティもあるでしょう。

とはいえ、もしあなたが所属集団のなかで最も形式的なメッセージを書く人なら、私を信じてください。周囲の人たちは全員、あなたから嫌われていると思っているはずです。

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Image: Kostenko Maxim/Shutterstock.com

Source: The New York Times, Gretchen McCulloch, The Onion, Instagram, GIPHY

Nick Douglas - Lifehacker US[原文

訳:伊藤貴之

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