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なぜ人は言い訳してしまうのか? 理解すべき理由と言い訳の大きな違い

なぜ人は言い訳してしまうのか? 理解すべき理由と言い訳の大きな違い

「『理由』と『言い訳』の違いがわからない人に我慢ができません」とredditユーザーのraspberrykoolaidさんは言っています

自分が抱えたことがない問題には一切共感できず、自分以外の人はみんな「言い訳」をしているだけだと思い込んでいる嫌味な人びとのことだそうです。

あなたもそんな人間にはなりたくないはずです。もちろん、言い訳ばかりのどうしようもない奴にも成り下がりたくはないでしょう。

理由と言い訳はどう違う?

ここで言う「言い訳」とは、批判を逃れたり、努力を惜しむのを正当化するような悪い言い訳のことです。

「理由」とは、相手の異議に対してきちんと説明を果たすことを言います。どちらも自分の行為を正当化するために使われますが、本当の意味で機能するのは「理由」だけです。

人が「言い訳」をするのは、体面を保ったり、トラブルを避けたり、問題解決のために苦労したくないからです。

いっぽう、「理由」は、相手の要求が高すぎること、少なくとも自分ができる範囲を超えていることを説明するために提示されるものです。

理由と言い訳が見分けられない人の傾向

理由を「言い訳」と受け取る人

世の中には、「理由」を示されても、それは「言い訳」だと主張する人たちがいます。そうした人は、他人に対して厳しすぎるか、期待値が高すぎるのです。次の項目に当てはまる人は、そうした人たちかもしれません。

  • サービス係に横柄な態度をとる
  • 不公平など存在しないと考えている。その理由は、自分が不公平な扱いを受けたことがないか、個人的な解決策を見つけているから
  • いつも完璧でなければと思っているため、ごくわずかなミスでも自分を責める
  • 多額の投資を受けたスタートアップで業界を“破壊”し、短期的な資金の流入を振りかざして長期的な持続を重視する企業を脅かしたあげく、大失敗して「昔ながらのやり方」が正しいやり方だったことをようやく理解する
  • 人に極端なアドバイスをする

言い訳を「理由」と受け取る人

いっぽう、「言い訳」を聞かされて、それを「理由」だと受け取ってしまう次のような人たちもいます。

  • 遅刻の常習犯
  • 周囲からひどい扱いを受け、それを許している
  • あなた以外のことに忙しすぎて、あなたを特別な気分にさせてくれないパートナー。相手との満たされない関係を何年も続けていて、そのことが友人たちの間でひそかな噂になっている
  • よく詐欺にあう
  • よく解雇される

理由と言い訳を見分けるには?

「理由」と「言い訳」を判別する簡単なやり方はありません。その違いの明確な定義はなく、ある状況で言い訳になるものが、別の状況ではきちんとした理由になることもあります。

とはいえ、方法がないわけではありません。理由と言い訳を見分けるには、次のことを試してください。

  • 掘り下げて調べる。最初に説明された「理由」が理解できないときは、さらに掘り下げて考える。「なぜ」を5回繰り返す
  • 相手の言動を善意にとる。そうではないという明確な証拠がないかぎり、相手が善意で話していると仮定する。そうすることで、自分にとっても相手にとっても、気持ちに変化が生じるスペースが生まれる
  • 相手がなぜ言い訳をするのかを考える。そうすることで、相手の本当の目的(体面を保ちたいなど)が見えてくることがある。そうすれば、相手の目的を叶えてあげながら、必要なものを引き出すことも可能となる
  • 対立する動機を探す。特定の要求が合理的かどうか当事者間で意見が合わない原因を探す。対立する動機に取って代わる共通する動機を探り、それに基づいて状況を再構築できないか考える
  • 仮定を検証する。自分とは異なる経験を持つ人びとに尋ね、自分の仮定が妥当であるかを確かめる。立場を守ろうとするのではなく、学ぶ姿勢を心がける

この手順は両方向に使うことができます。相手だけでなく自分にも適用できるということです。

たとえば、あなたが期限に遅れる正当な理由を訴えているのに、上司が受け付けてくれないとします。そんなときに、自分が提示した理由に「なぜ」を繰り返すことで、根本原因にたどり着き、問題を解決できるかもしれません。

今度は反対に、上司がなぜあなたが提示する理由を受け付けてくれないかを考えてみます。上司はあなたの全体の仕事量を把握していないのかもしれません。あるいは単純に、権威を示す必要性を感じているだけなのかもしれません。

ですので、上司にあなたがほかにどんな仕事を抱えているかを知らせれば納得してくれるかもしれないし、期限を延ばしてもらいつつ、上司に自分の責務を果たしていると感じさせる方法が見つかるかもしれません。

また、あなたが上司の立場で、部下が怠慢だと思っている場合も、こうした戦略が有効です。

「なぜ」をうまく使える人は、物事の本質が見えている

理由と言い訳を見分けることのメリット

「いつも要求が高すぎる」「いい加減過ぎる」と思う相手(またはグループ)がいるなら、上記の戦略を使う必要があるといえます。

結果、自分が正しかったことがわかるかもしれません。資本主義は、上司が部下に過大な要求をして、余剰労働の価値をかすめ取ることで成り立っていますから!

また、あなたが間違っていることがわかるときもあるでしょう。たとえば、ホームレスの人たちを見て「仕事を探せ」としか思っていなかったようなケースです。

理由と言い訳の違いを明確に判別することはできません(できる人がいたら、人と争ったり、チャンスを逃すことは決してないでしょう)。

とはいえ、違いを見分ける練習をすれば、人間関係もスムーズになり、相手から求めるものを得やすくなるでしょう。

また、自分自身に対しても適切な期待値を設定できるようになります。そうすれば、Redditのスレッドで恥をさらすこともなくなるでしょう。

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Image: Shutterstock

Source: Reddit, Marxists Internet Archive

Nick Douglas - Lifehacker US[原文

訳:伊藤貴之

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