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野菜にも性別はあるの? 味や種の多さに違いがあるって本当?

野菜にも性別はあるの? 味や種の多さに違いがあるって本当?
Photo: Shutterstock

雌のスイカは雄のスイカより甘いって聞いたことありますか? 雄のナスは雌のナスより苦味が少ないとか、オスの唐辛子の方が種が少ないって本当ですか?

その情報、全部間違っています

野菜がつくられる過程は?

野菜の愛の営みをご説明しましょう。

花には雄の部分に該当するおしべと雌の部分に該当するめしべがあります。そういう意味での性別はあります。おしべから出る花粉をめしべが受粉する仕組みです

ナスのように1つの花の中におしべとめしべの両方があるものもあれば、スイカのように雄花と雌花が別々に咲くものもあります。

しかし、何であれ、「実」は「実」です。

花粉を受粉しためしべが成長すると「実」なります。その「実」の中には種が入っています。

「実」は雄でも雌でもありません(ナスやピーマンも英語ではフルーツと言いますが、この場合は「果物」でなく「実」という意味です。「野菜」と呼ぶ方がわかりやすいですね)。

ですから、スーパーに並んでいるナスは、雄・雌があるわけではなくて、花のめしべから形成された「実」であって、その「実」の中にはおしべとめしべの両方を持つ植物に成長する種が入っているわけです。

ナス自体に性別はありませんし、ピーマンもスイカも、人々が愚かな作り話をしている他のどんな野菜にも、雄・雌の区別はありません

専門家たちもこの「作り話」を否定

幸い、野菜に関する教育を日々世の中に施す仕事をしている人たちが、この馬鹿げた思い込みについて、辛抱強く繰り返し説明してくれています。

  • オレゴン州立大学公開講座は、ピーマンの性別について、「これは畑の神話です」と言っています
  • フロリダ大学公開講座のMary Keithさんは、ナスに雄・雌はないと語っています
  • 野菜スペシャリストのJoe Kembleさんは、「『雄』の実は存在しないことを明確にしたい」とアラバマA&M大学とオーバーン大学の公開講座のページで述べています

果物と野菜の性別に関する諸説のほとんどは、コショウの房の数やナスの花の傷跡の形状など、野菜に関するわずかな手がかりを軸にして展開されています。

しかし、重ねて言いますが、実は何ら特別なことはわかっていません。

ナスは、丸い傷跡のタイプとか楕円形の傷跡のタイプに分けて売られてはいません。花の傷跡を見て、好きに話を作ることは勝手ですが、その作り話はおいしいナスを選ぶ参考にはなりません

新鮮で食べごろの野菜や果物を選ぶ本物のコツは、こちらからどうぞ。

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Image: Shutterstock

Source: Oregon State University, University of Washington, Alabama Cooperative Extension

Beth Skwarecki – Lifehacker US[原文

訳:春野ユリ

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