第10位 Ruby

Rubyはシンプルに使えることを重視したオープンソースのプログラミング言語。開発者のまつもとゆきひろ(通称Matz)は、好きな言語のいちばんいい部分を集めてRubyを作り上げたという。
1995年のリリース以来、Rubyに関する複数のカンファレンスや交流会も開催されていて、人気が高まっている。
第9位 C

デニス・リッチー(Dennis Ritchie)が1972年に開発したCは、最も古いプログラミング言語の1つであり、現在でも高い人気を誇る。
コンピューター・システムやハードウェアのプログラミングに対応する汎用言語として開発された。
現在人気のJava、PHP、 JavaScriptといった多くの言語は、Cをルーツとしている。
第8位 Shell

Shellは特にIT分野の開発者に人気が高く、OSを直接操作するコマンドを書くことができる。
またプログラムをリモートでインストールあるいはアンインストールしたり、ファイルのバックアップやコピーなどの一般的な操作の自動化にも利用できる。
第7位 TypeScript

TypeScriptは、マイクロソフトが開発、管理するオープンソースのプログラミング言語。
非常に人気の高い言語であるだけでなく、成長も極めて速い。
シンタックス(データの形式や構造)とセマンティクス(データの意味)がJavaScriptとよく似ているが、TypeScriptの方がより強力な機能を有し、大規模アプリケーションの開発に適している。
また、TypeScriptは、マイクロソフトが無料で提供するソースエディタのVisual Studio Code(VSCode)でサポートされている。
VSCodeは、GitHub最大のオープンソースプロジェクトだ。
第6位 C++

C++はC言語から派生した言語で、その歴史は1979年まで遡る。
ビャーネ・ストロヴストルップ(Bjarne Stroustrup)が博士論文の執筆中に、C言語に新たな機能を加えるために開発した。
現在でも多くのOS、ブラウザ、ゲームにとって中核的な言語であり、広く利用されている。
第5位 C#

C#は「シーシャープ」と読む。
マイクロソフトのアンダース・ヘルスバーグ(Anders Hejlsberg)が率いるチームによって開発された。
Javaに似た言語で、モバイルアプリ、ゲーム、企業向けソフトウェアの開発に利用されている。
第4位 PHP

PHPとは「PHP: Hypertext Preprocessor」の再帰的頭字語となっている。
オープンソースのプログラミング言語で、ウェブ開発やインタラクティブなウェブサイトの作成に用いられる。
データベースの扱いも得意で、フェイスブックやヤフーでも使われている。
だが開発者は長い間、最悪のプログラミング言語だと揶揄している。
第3位 Java

Javaは1995年にサン・マイクロシステムズによって開発された。
その後、同社はオラクルに買収された。
オープンソース言語のJavaは、ツイッターやネットフリックス(Netflix)といった大企業によく利用されている。
モバイルやウェブのアプリケーション、ゲーム、データベース主導型ソフトウェアなどの開発に用いられている。
JavaはC++やC#と似ているため、これらの言語間の切り替えは容易だ。
第2位 Python

Pythonはプログラミング言語として非常に人気が高いだけでなく、成長も極めて速い。
このランキングの2018年版では3位だったが、2019年は2位へとランクアップした。
Pythonはオープンソース言語であり、人工知能アプリケーションの開発やデータサイエンスの分野でよく利用されている。
学びやすい言語としても知られており、Python関連の大きなコミュニティが形成され、カンファレンスや交流会も開催されている。
第1位 JavaScript

ウェブサイトの構築に利用される主要な言語の1つであるJavaScriptが、引き続き世界で最も人気の高いプログラミング言語となった。
インタラクティブなウェブサイトが構築でき、ゲーム制作にも利用できる。
軽く、柔軟で、強力なところが、開発者に好まれている。
Javaに名前が似ているが、関連性はほぼない。