連載
特集
カテゴリー
タグ
メディア

クレジットカード決済の裏側|なぜ、利用明細の反映に時間がかかるのか?

クレジットカード決済の裏側|なぜ、利用明細の反映に時間がかかるのか?
Image: Shutterstock

お店でクレジットカードやデビットカードをスワイプすると、決済がその場で完了したように見えます。

ではなぜ、すぐに利用明細に反映されないのでしょうか?

この記事では、買い物をしたときに、すぐにクレジットカードの明細に記載されたり、銀行から代金が引き落とされたりしない理由をご紹介します。

クレジットカードが決済されるまでに時間がかかる理由

クレジットカード決済の舞台裏では、複雑なプロセスが進行しています。

あなたが購入した商品を手にお店を出たときには、まだ決済処理は始まったばかりです。

不正がないかチェックしている

まず、お店とカード発行会社が決済を承認する必要があります。

Creditcards.comのアナリストTed Rossman氏は、クレジットカードの明細に購入記録が記載されるのに時間がかかる理由の大部分は、不正検知と呼ばれるプロセスによるものだと話しています。

「クレジットカード決済の承認または拒否に関わる企業が、販売時点でその決定を行うのに要する時間は10ミリ秒です」とRossman氏。

不正を疑う大きな理由がないかぎり、決済は保留状態に移行します。

カード発行会社が購買情報をチェックする間、決済は1〜2営業日(またはそれ以上)保留状態になります。

あなたも クレジットカードやデビットカード会社から、大量の購買、あるいは不自然な場所での購買など、不審なカード利用に関する警告通知を受け取ったことがあるかもしれませんが、その時点ではまだ決済は保留になっているということです。

決済に疑わしいところがあるが、完全に拒否するほどではない場合は、決済処理を完了する前に、遅延をもうけるのが有効です。

不正利用のリスクが評価されている間は、決済処理は完了しません。審査が終わると、カードネットワークが、クレジットカードを発行した銀行に支払いを要求します。

複数の決済をまとめて処理しているから

遅延のもう1つの原因は、バッチ処理と呼ばれるものです。たとえば、Taget(米国のディスカウント百貨店チェーン)のようなお店で買い物をしたとします。

Targetでは実店舗だけでも毎日、何千という商取引が発生しています。

Tagetは、商品がクレジットカードで買われるたびに、決済の承認を求めて、取引情報を送信したりはしません。

1日の終わりまで待って、カード発行会社(Visa、Mastercardなど)の承認を受けるべく、すべての取引情報を一括で送信します。

たとえば、土曜に買い物をした場合、決済が完了するのは月曜か火曜になるでしょう。

返品して払い戻しを受ける場合は? 購買はすでに承認されているのに、どうして口座にお金が戻されるのに数日かかる? The Plain DealerのTheresa Dixon Murray氏は、そもそも小売業者側には、お金を返すことに対して、お金を受け取るときのようなモチベーションはない、と指摘しています。

小売業者が払い戻しを承認しても(おそらく1日1回のバッチ処理で行われる)、さらに、その情報が銀行に伝えられ払い戻しが完了するまでに、2、3日を要します。

あわせて読みたい

クレジットカードの特典、最も得する使い方は?

持ち歩くクレジットカードは何枚がベスト? 元詐欺師のアドバイスとは

旅行費用が最大8%OFF? 海外・国内旅行に強いクレジットカード6選


Image: Shutterstock

Source: Creditcards.com, Cleveland.com

Eric Ravenscraft and Lisa Rowan- Lifehacker US[原文

訳:伊藤貴之

swiper-button-prev
swiper-button-next