米カリスマ小児科医が教える、幼児を寝かしつけるテク
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ハーヴェィ・カープ先生といえば、『赤ちゃんがピタリ泣きやむ魔法のスイッチ』の著者であり、赤ちゃんを寝かしつけるプロとして知られています。
この本では、おくるみ、横向き/うつぶせ、「シーッ」、ゆらゆら、おしゃぶりの「5つのスイッチ」という、手のかかる赤ちゃんを寝かしつける方法を世間の親たちに伝授してくれました。
しかし、小児科医・育児専門家のカープ先生は幼児(1歳から3歳児)、ことに誰かに添い寝してもらわなければ寝つけない幼児を眠らせる魔法も知っていたのです。
カープ先生は「Scary Mommy」(註:アメリカの育児情報サイト)でその方法「Twinkle Interruptus」について語っていました。
Twinkle Interruptusとは?
この方法は子どもに我慢することを教えるのですが、少々ズルくもあります。
でも、これを知ればバッチリでしょう。
就寝時間に子どもの部屋へ何度も出たり入ったりします。
それを数日繰り返すうちに退出している時間を1分、2分、3分とだんだん長くしてゆくと、親が来るのを待っているうちに子どもは眠ってしまうというわけ。
ほとんどの場合、泣いたりぐずったりすることなく問題を解決してくれます。
「Twinkle Interruptus」のやり方:
1. 何か忘れたフリをする
何か忘れていたことを急に思い出したふりをするのです。「あ、洗面所の電気を消し忘れてた! ちょっと待ってて。すぐに戻ってくるから!」
2. 部屋へ戻る
数秒して部屋へ戻ります(すぐ戻ると言ったのですから、信頼を築くためにちゃんと約束は守りましょう)。部屋に戻ったら、「ちゃんと待てたね!」と子どもをほめて、中断した子守歌を歌い続けます。
3. また退出する
数分後にまた「急に何かを思い出し」て、退室します。
今度は5秒ほどではなく15秒ぐらいで戻ります(待てたことをまたほめてあげましょう。)
4. 徐々に時間を伸ばしていく
これを1晩、2晩と続けながら、部屋を退出している時間を30秒、1分というようにだんだん長くしていきます。
5. いつの間にか寝る
子どもは親が戻ってくるのを待っている間に眠ってしまうというわけ。
カープ先生は、自分のブログでこの方法について詳しく述べています。
彼の推定では、「Twinkle Interruptus」は月齢18カ月以上の幼児の約75パーセントに効果があるそうです(月齢12カ月の赤ちゃんに対して使えることもあるそうです)。
親が部屋を立ち去るやいなや泣き出すような分離不安症のある子どもに対しては、カープ先生はすぐに部屋へ戻るようにとアドバイス。
このような場合には、まず子ども部屋の片隅で何かを「探す」ふりをすることからスタートします。
子どもがだんだん慣れてきて、親が戻ってきてくれるのだと信頼するようになったら、実際に部屋を退出するというように少しずつ進めましょう。
カープ医師は、次のように言います。
どうか、これをひどい方法だとは思わないください。就寝時にはみんな疲れていてイライラしてしまうのですから、意地の張り合い合戦をするよりは少々ズルくっても良いんですよ。
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Image: Romrodphoto/Shutterstock.com
Source: Happiest Baby, Scary Mommy
Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文]
訳:ぬえよしこ
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