連載
特集
カテゴリー
タグ
メディア

書評

迷うなら動く。踏み出して結果を出す「行動力」の身につけ方

迷うなら動く。踏み出して結果を出す「行動力」の身につけ方
Photo: 印南敦史

「とにかく行動しなければ…」と思ってはいても、実際に行動しようとすると、目の前にさまざまな壁が立ちはだかったりしてしまうもの。

モチベーションが高まらず、結局は先送りにしてしまうなどということも珍しくありません。

しかし、行動に移さなかったとしたら、当然ながら成長することは不可能。とはいえ「行動するためにはどうしたらいいのか」は、なかなかわかりにくいものでもあります。

そこでおすすめしたいのが、『行動力のコツ──結果を出せる人になる96のことば』(植西 聰 著、自由国民社)。ベストセラーとして知られる「コツ」シリーズの最新刊です。

願望を叶えるためには「行動する」ということが必要になります。

「こんな自分になりたい」「あんなことを成し遂げてみたい」と、頭の中で考えているだけでは、その願望を実現させることはできません。

その願望に向けて、足と手を動かして一歩踏み出さなければならないのです。(「まえがき」より)

このような考え方に基づき、本書では「一歩を踏み出して行動を始めるためのヒント」を解説し、「どうすれば到着点まで行動を継続していけるのか」についてアドバイスをしているわけです。

きょうは第4章「迷ったら行動する」に焦点を当ててみたいと思います。

迷っているよりも、行動してみて答えを見つけ出す

人間には誰にも「迷い」があるもの。なにかを始めようと思っても、「本当にうまくいくんだろうか?」「これをすることに、なんの意味があるのだろうか?」といったような迷いが、心のなかに生じてしまうわけです。

場合によっては、決心がつかないまま、ただ無駄な時間を過ごしてしまうこともあるかもしれません。

でも、迷い続けながら無駄な時間を過ごしてしまうくらいなら、「まず行動する」「試しにやってみる」ほうがいい。著者はそう記しています。

もちろん、行動してみた結果、「これはうまくいかない」「これを続けてもなんの利益にもならない」と気づくことだってあるでしょう。

しかしそんなときは、その行動をストップし、もっと「うまくいきそうなこと」「もっと利益になりそうなこと」に向かって別の行動を起こせばいいだけのこと。

「うまくいかない」と感じてある行動をストップすることになったとしても、したことがすべて無駄になるわけではなく、そこから学べることもきっとあります

そして、それはきっと次の行動に役立つはず。

とにかく、やることが「うまくいくか、いかないか」「利益になるか、ならないか」といったことは、実際に行動してみなければわからないことなのです。

頭の中で、ああでもない、こうでもないと迷っていても、わからないことなのです。 ですから、「迷ったら行動する」ことが大事です。(89ページより)

いわば、その答えを見つけ出すために、まずは動いてみるべきだということです。(88ページより)

まじめで頭のいい人ほど、迷ってしまう

迷いを断ち切り、すぐ行動できる人間になるためのコツのひとつとして、著者は「人生をあまり難しく考えない」ということを挙げています

いいかえるなら、人生を難しく考えすぎてしまう人ほど、いろいろなことに迷い、積極的な行動に踏む出せないものだということ。

たとえば、「やりたいことがみつかったら、やってみる」という簡単な行動基準にのっとって生きていくだけでもいいのです。それだけでも、たくさんのことを成し遂げることができます。

また、幸せで充実した人生を実現することができます。そして、何よりも、あれこれ迷って、何もしないまま無駄な時間を過ごしてしまうということはなくなるでしょう。やりたいことに向かって、とにかく一歩を踏み出してみるのです。(92~93ページより)

なお、まじめな人ほど、頭のいい人ほど、人生を難しく考える傾向があるそうです。もちろん、「まじめなこと」「頭のいいこと」は悪いことではありませんし、それどころかその人の長所であるといえます。

しかし、「迷ってばかりいて、すぐに行動できない」という意味では欠点になってしまうということ。

だからこそ、まじめで頭のいい人ほど、「やりたいことは、迷わずにやってみる」という単純な行動基準に従って生きていくほうがよいと著者はいいます。

そうすれば、そのまじめな性格や頭のよさを、幸せな人生のために役立てることができるわけです(92ページより)

迷ったときには、自分を信じて行動してみる

18~19世紀のヨーロッパで活躍したドイツの文豪にゲーテがいます。 『若きウェルテルの悩み』や『ファウスト』などの作品で、日本でもよく知られています。

このゲーテの言葉に、「自分自身を信じてみるだけでいい。きっと生きる道が見えてくる」というものがあります。(96ページより)

当然のことながら、人生においては「どうすればいいか」ということで迷うケースも多々あるものです。

たとえば、「いま、目の前に成功のチャンスがある。しかし、失敗してしまう危険も否定できない。いったい、どうしたらいいのだろうか」といった迷いは、決して少なくないわけです。

そして、そのような迷いに陥ったとき、人はなかなか決心がつかず、いつまでも迷い続けてしまいがちでもあります。とはいえ、迷ってばかりいたのではどうしようもありません。

そこで、そんな場合には「自分自身を信じてみる」べきだと著者。

「自分なら必ず、このチャンスをつかめるはずだ」

「必ず成功できる。自分なら成功できる」

と、自分の能力と、自分の運命の力を信じてみるということ。そうすれば、おのずから生きる道が見えてくるというのです。

つまり、「迷いを捨てて、このチャンスにかけて、積極的に行動してみよう」と決心することができるということ。

とはいえもちろん、その結果がどうなるかは誰にもわからないことです。しかし結果がどうであれ、「自分を信じて行動する」ほうが後悔のない人生を実現できるものでもあります

なぜならそこには、「やるべきことをやった」という清々しい満足感が生まれるからです。(96ページより)


行動していく段階で、(たとえ失敗したとしても)その人は能力的にも人間的にも成長していくもの。また、そこに喜びを感じることもできるでしょう。

逆のいいかたをすれば、行動しない以上はなんの成長もないわけです。

しかし、それではもったいないし、行動すればなにかが生まれるはず。その「なにか」を生み出し、自分のものにするために、本書を参考にしてみてはいかがでしょうか?

あわせて読みたい

すぐ動ける人と動けない人の違いは?「頭出しの結論」を習慣づけよう

世の中には正解のある仕事とない仕事がある。適職で自己肯定感は高められる

Photo: 印南敦史

Source: 自由国民社

印南敦史

swiper-button-prev
swiper-button-next