汚れたパソコンやスマホ画面の簡単・安全なお手入れ方法
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この記事を読んでいるあなたのPCやスマホの画面は汚れていませんか?
くしゃみの飛沫やべたべたした指紋がついているなら、もっとこまめに画面をきれいにした方がいいかもしれません。
画面の掃除はついつい後回しにしてしまいがちですが、実は案外簡単にできます。画面の汚れを安全に取る方法とその際に必要なものを紹介しましょう。
目次
どうしてPCやスマホの画面は汚れるのか?
デスクトップ、ノートPC、ハイブリッドなど何を使っていようと、画面を清潔に保つことは大切です。言うまでもなく、LCDやプラズマテレビの画面も同じ。

スクリーンに飛沫が付着していると、表示される文字や画像が見えにくくなります。
PCを使用していると画面にシミや指紋がべたべたついて汚くなり、埃もつきやすくなります。その結果、画面が見えづらくなるのです。
このような状態のまま放置していてはいけません。
PCやノートPCのディスプレイの掃除はとても簡単です。ほんの数分で新品同様にピカピカの画面になります。
PCやスマホ画面の掃除に必要なもの
PCの場合は、適切なクリーニングスプレーと糸くずの出ないマイクロファイバークロスさえあれば、画面を掃除できます。
- クリーニング溶液
- マイクロファイバークロス
この2つは、よくセットで販売されていることが多いです。
この2つを入手できないときは、どこの家庭にもあるもので代用できます。まず、イソプロピル(消毒用アルコール)か酢を蒸留水で薄めて、手作りのスクリーンクリーナーを用意しましょう。
次に、マイクロファイバークロスの代わりになるものですが、ディスプレイを傷つける恐れのあるものは避けたいので、ペーパータオル、皿洗いに使用するもの、顔用の拭き取り紙はダメです。
コットンのTシャツやハンカチを使ってください。柔らかいコットンのティータオルも安心して使えます。
ノートPCを持って外出することが多い場合は、スプレーを持ち歩くのは実用的でないので、代わりに液晶用クリーナーを携帯するのがおすすめです。
ただし、液晶用クリーナーはさっと汚れを取るには適していますが、スプレーと同じ効果は期待できないので、自宅ではスプレーを使用して丁寧にスクリーンを掃除しましょう。
デバイス別の適切な掃除方法
1. デスクトップやノートPC

クリーニングスプレーとマイクロファイバークロスを用意したら、いよいよ画面の掃除をスタートしたいところ。
ですが、まず先にデバイスの電源を切りましょう。デスクトップはモニターの電源を切る。ノートPCはきちんとシャットダウンしてください。
あ! 今、クリーニングスプレーを直接画面に吹きかけようとしましたね。ダメですよ。
スプレーのしずくがベゼルに流れ込んで、PCが故障する可能性があるからです。ノートPCの場合は、ベゼルだけでなくベントやキーボードにも流れ込んでしまう可能性があるので厳禁です。
正しい方法は、「クロスに直接スプレーする」こと。
このアプローチが、ある程度応用範囲はあるにしても、PC画面には一番安全です。
不必要な圧をかけないようにしながら、小さい円を描くようにクロスを動かして画面をきれいにしましょう。左上の隅から始めて右端まで行くという動作を画面の下まで繰り返します。
汚れが取れにくい部分は、集中的にこのプロセスを繰り返します。
最後は、画面の濡れを拭き取ってから、自然乾燥させます。このとき、熱風が出るドライヤーなどは使用しないようにしましょう。
2. 旧式のCRTモニター

最近は、CRT(Cathode Ray Tube)モニターはめったに見かけませんが、まだレトロなゲームでは使用されていることもあります。
CRTディスプレイを使ったアーケードマシンを持っている人もいれば、(日本ではないことですが)単に旧式のブラウン管のテレビを使っている人もいるかもしれません。
CRTディスプレイを掃除するときに必要なものは次の3つ。
- 静電気防止クロス
- 防塵クロス
- 液晶用洗浄液(ガラスクリーナーでもOK)
静電気防止クロスとク洗浄液を使って、ケースの埃を拭き取りましょう。
次に、洗浄液を防塵クロスにスプレーして、ディスプレイを左端から右端に向かって拭きます(左利きの人は右端から左端に向かって)。
クロスが乾いてきたら、その都度洗浄液をスプレーしましょう。
3. スマホなどのタッチスクリーン

タブレットとしても使えるハイブリッドの場合、画面の掃除の仕方は異なります。
こうしたデバイスは、固定して使用するLCDディスプレイよりも皮脂や埃がつきやすくなります。そのため、少し違う方法できれいにする必要があります。
ハイブリッドデバイスのタッチスクリーンも、標準的なタブレットやスマホとほぼ同じ方法できれいにできます。
この場合、まず画面に付着した皮脂を落とすことです。それから、他の汚れやこびりついた破片をスクリーンから取り除きます。
タブレットやスマホの画面を安全な方法できれいにする方法はこちらからご覧ください。
おさらい&PC全体もお忘れなく
これで、汚れた画面をきれいにするために必要なことはすべて紹介しました。念のためにおさらいしましょう。
- ディスプレイの電源を切る
- マイクロファイバークロスと液晶用洗浄液を準備する
- クロスにスプレーする
- クロスを手に持ち小さな円を描くような動きで、画面を拭いて汚れを取る
ノートPCの場合も手順は同じですが、外出時にノートパソコンを携帯する際は、専用のクリーナーも一緒に携帯すること。
CRTモニターの場合も手順は同じですが、ガラスクリーナーでもOK。画面だけでなく、外側も静電気防止クロスで拭きましょう。
最後に、ハイブリッドやタッチスクリーン式のノートPCの場合は、指で触るせいで付着するべたべた汚れを特に意識する必要があります。
これに関しては、MakeUseOfが専用チュートリアルをシェアしているので、チェックしてみてください。
べたべた汚れのついた画面がピカピカになると、「さあ、これでまたPCを使える」と思うかもしれません。
でも、せっかくなら、PC全体をきれいにしましょう。ノートPCとキーボードの掃除方法はこちらからどうぞ。
年末の大掃除の際には、こちらのWindows PCのお掃除チェックリストもご活用ください。
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Image: fizkes, Kate Aedon, Nor Gal, Bloomicon/Shutterstock.com
Source: How to Clean a Computer Screen Safely and Easily by MakeUseOf
訳:春野ユリ