冷凍卵が焼けていく過程:その1

冷凍卵が焼けていく過程:その2

冷凍卵が焼けていく過程:その3

冷凍卵が焼けていく過程:その4

冷凍卵が焼けていく過程:その5

子どもから大人までを魅了する食材である「卵」。
焼いても、茹でても、蒸しても、生でもおいしい。これぞ神食材と呼んでも過言ではないはず。
そんな私も「たまごラバー」の1人ですが、好きが高じてある小さなハックを発見してしまいました。
えっ…?と思われるかもしれませんが、本当です。
その秘密は、「冷凍した卵」を使うこと。こんな小さなひと工夫で魔法のようなことができてしまうとは!
今回紹介するタイニーハックは、きっと試してみたくなる・人に教えたくなること間違いなしですよ。
早速つくってみよう! ということで、一晩冷凍庫に入れておいた卵を取り出してみると、殻にひびが。
いくつか卵を冷凍してみましたが、ほぼすべてにひびが入っていました。冷凍するときは、念のためフリーザーバッグなどに入れておくといいかもしれません。
でも、この割れ目から殻をむくことができるので正直便利です。
殻がむきにくい場合は、流水を割れ目に当てるようにかけると、卵が少しとけてむきやすくなりました。
なんだかエイリアンの卵みたい…見た目はまったくおいしくなさそう。
触ってみると、周りはぬるぬるとしています。
握ってみても氷のようにカチカチに固いというわけではなく、でもぶよぶよしていることもなく、しっかり凍っているのがわかる感じ。
ただし、先ほども書いた通り水にぬらしたり、しばらく手に持っていたりするとすぐに周りからとけはじめます。
ということは時間との勝負! さっさと卵を2つに切ってしまいましょう。
包丁がぐにゅう~っと卵に入っていき、まるで固いゴムを切っているかのよう。
断面を見てみると、意外にも黄身がキレイにしっかり中央にきています。たまたまかと思いきや、ほかの卵も同じように凍っていました。
半分に切ったときどちらかに黄身が偏ってしまうかな、と心配していましたが、これは優秀。
つくり方は普通の目玉焼きと同じ。フライパンに油をしいたら、切った冷凍卵の断面を下にしてフライパンに並べましょう。
上の写真を見ていただくとわかる通り、焼いていくと周りの白身から徐々に卵がとけていくのがわかります。
ふつうの目玉焼きと違って「とかす」過程が加わるので、卵が焼けるまでいつもより少し時間がかかりました。
何度か試してみた結果、
の2つはマスト。
ふたをしないで焼くと、いつまでたっても黄身がとけず、焼き続けた結果白身が焦げてしまいました。
また、水を入れて蒸し焼きにした方が早く黄身に火が通るうえ、白身を焦がす確率もグッと下がります。
2つに割っているので、通常の目玉焼きより白身の部分が少なくミニサイズ。これはこれでなんかかわいい。
しかも卵1個だけで目玉焼きを2つも食べられるなんてちょっと得した気分です。
普通の目玉焼きとして食べてもいいですが、白身の部分が広がらずにコンパクトに成形できるので、ハンバーガーやサンドイッチをつくるときのサイズ感にぴったりだと思います。
デメリットをあげるとすれば、半熟にはできないこと。
そのまま解凍してもあのとろんとろんの黄身には戻らなかったので、この点は諦めるしかなさそう。
とはいえ、食感や味はいつもの目玉焼きと変わらなかったので、そこまでこだわらなければOKでしょう。
理科の実験みたいでちょっとおもしろいこのハック、ぜひ一度試してみてください。
日々ライフハックにまみれて生きていきたいライフハッカー[日本版]編集部員が、ちょっとした生活の工夫や発見をお届けしていくTiny Hack連載。やってみたいものから、えっ?となるものまで…どうぞ温かい目で見守ってください。
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Image: James Pearsell, 1exey/Shutterstock.com
Photo: ライフハッカー[日本版]編集部
ライフハッカー[日本版]編集部 水野