時間に余裕がない人は、お金を無駄に使う。お金に余裕がない人は、時間を無駄に使う
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金銭的な目標を達成したいのであれば、予想外の出費に備えていくらかのお金を取っておく必要があります。
「午後5時までに仕事を終える」とか「11月中に5万字分の小説を書く」というような、時間軸の目標を達成したいのであれば、仕事と不測の事態の両方に備えて時間を取っておく必要があります。
これは頭を悩ませないで済むためです。(予想外の大きな出費よりも、たまにする衝動買いの方が金銭的な目標の達成を妨げることは少ないです。急に追加された大幅に時間のかかる仕事よりも、集中力が削がれたり、ぼんやりしたりする時間の方が、時間軸の目標に与える影響は少ないです。)
金銭と時間は、互いに影響し合っている
しかし、本当に興味深いのは、この金銭的な制約と時間的な制約は、互いに影響し合っているということです。
金銭的に余裕がない場合は、時間を無駄に使う。
時間的に余裕がない場合は、お金を無駄に使う。
つまり、こういうことです。
一銭も無駄にしないようにという金銭的な目標にあまりにもこだわっていると、ネットで最安値の洗剤を探すのに1時間もかけるようなことをします。もしくは、本当に節約をしたい場合は、自分のやっていることの経費や利益を評価するのに、オンラインでより長い時間をかけたりします。
時間を最大限有効に使おうと、まったく余裕のないスケジュールを組んでいると、今ある洋服を洗う時間がない(其の上、クリーニング屋に持っていく時間もない)せいで、新しい服を大量に買うようなことをします。
そのような余裕がある生活ができるだけのお金を稼いでいない、というのとは違います。
私は、大学を卒業して電話勧誘の仕事をしていた時、多少の面倒があってもやるだけの価値があったので、1日数百円のお金を節約するために、混雑していない時間帯にしかバスに乗っていませんでした。
お金が一番かからない選択肢だけが妥当な選択肢という時もあります。
また、「長い目で見た金銭的な目標と、短期的に見た金銭的な目標と、人生の目標のバランスを取るにはどうしたらいいだろう?」と自問自答しなければならない時もあります。
金銭的にも時間的にもある程度余裕を持つことが、ワーク・ライフ・バランスを保つために大事なことのひとつです。
あまりにもキツくピンと張られたロープには乗り続けることができません。予想外のお金を使うか、予想外の時間を使う、どちらかに落ちてしまいます。
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Image: Kachka/Shutterstock
Nicole Dieker - Lifehacker US[原文]
訳:的野裕子
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