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ジェンダーステレオタイプに固執するのは今すぐやめて|育児ハック

ジェンダーステレオタイプに固執するのは今すぐやめて|育児ハック
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私たち親は、昔ながらのジェンダー規範に立ち向かわなければなりません。

女性もSTEMキャリア(科学、数学領域のキャリア)を歩んでほしいし、男性も悲しみや恐怖を自由に表現してほしいから。

それに、外見の性別と内面の性別は異なることがあるのだから。

#MeToo のムーブメントに代表されるように、ここ米国では性的暴力が後を絶ちません。その点でも、ジェンダーのステレオタイプへの固執を今すぐにやめなければならないのです。

Washington Postの記事によると、思春期までにこのようなステレオタイプにふれると、性的暴力が増える傾向があるそうです。

研究により、強力なジェンダーステレオタイプ(例:男性が女性を称賛したがるのは自然である/女性は男性を誘惑するために外見や身体を使うべきである)を支持している10代男性は、そうでない10代男性と比較して、女性の身体に対する発言や接触が多いことが示されています。

つまり、10代のころのジェンダーステレオタイプが、男性の支配欲、攻撃性、性的な無神経さを助長していると考えられます。

私たちのジェンダーへの注目は、妊娠時から始まります。

子どもと家のおもちゃ
Image: Shutterstock.com

あなたもきっと、友達の妊娠報告を聞くと「男の子? 女の子?」と聞いているのではないでしょうか?

生まれてからも、女の子は「Daddy’s Little Princess」というTシャツを着せられ、男の子は車やトラックのおもちゃばかりを買い与えられます。

成長してもその傾向は変わらず、いつしかおもちゃを男女別にマーケティングすることが当たり前になり、男の子はスポーツへの、女の子はバレエやピアノ・バイオリンなど音楽への道を押し付けられることを疑問にも思わなくなるのです。

子どもは、親や身の回りの世界からヒントを得て、自分自身や他人の分類を行います。

それを完全に回避することはできませんが、子どもが小さいうちなら、不要な規範にとらわれないよう、親がある程度は教えることができます。

発言に注意する

まずは、簡単なところから始めましょう。

自分の子や他人の子について話すとき、「女の子」や「男の子」という呼び方をやめ、「子ども」「お友達」「クラスメート」などと呼ぶようにしてください。

常に性別を特定する呼び方をしていると、必要以上に性別を重視していることになってしまいます。

とはいえ、性別を完全に無視するわけではありません。むしろ、ステレオタイプを助長するような表現に出会ったときは、積極的に指摘してください。

「この物語の科学者はなぜ男の人ばかりなんだろうね」と言うことで、子どもは本やテレビ番組で描かれるジェンダーロールに対し、批判的な考え方ができるようになるはずです。

「ピンクは女の子の色だ」とか「恐竜は男の子のものだ」という考えを学校から持ち帰ったなら、疑う理由がないかを考えさせてみましょう。

たとえば、「ピンクが好きな男の子、身の回りにいない?」とか「いとこのエマは恐竜が好きだよね。エマは男の子じゃないね」とか。

家庭でステレオタイプに疑問を持つ癖をつけることで、外の世界でも同様に疑問を持つスキルが身につきます。

大きくなったら、人種差別について話すときと同じように、性差別についても話してみましょう。前述のWashington Postの記事にもあるように、子どもたちはまだ、自分なりの結論を出していないはずです。

子どもは性差別に関する知識がない分、社会の中のヒエラルキーを敏感にとらえています。

たとえば、過去に女性の大統領がいないといった事実から男性と女性の違いを認識しています。

女性が選出されない理由は、リーダーとして優れていないからとか、そもそも女性は大統領になりたがらないからと考えている人が多いでしょう。

このように話し方に注意すると同時に、「おてんば」とか「男勝り」といった言葉も根絶してください

ズボンばかりをはいている女の子や、人形よりも木登りが好きな女の子は、単にそういう志向の女の子というだけ。決して「男の子っぽい」というレッテルを貼ってはいけません

男女混合で遊ぶ

あなたの娘が幼稚園である女の子と仲良くなり、親同士の相性もよく、頻繁に約束をして遊ぶようになったとします。それは素晴らしいことなのですが、まだ小さくて休み時間も男女一緒に遊んでいるような時期は、男女混合での遊びを促すようにしましょう。

幼稚園の放課後は、男の子と女の子が一緒に遊べるプレイデートを企画してください。男女一緒にプレーするスポーツやクラブ活動に参加してもいいでしょう。

そうすれば、大きくなってから学校の休み時間のキックボールに女の子が参加したいと言っても、大したことではなくなります。

ありのままで

あなたの娘がプリンセス好きなら、ふわふわでキラキラのドレスを禁止する必要はありません。息子が電車好きなら、それを否定する必要はありません。

伝統的に性別に関連付けられるようなものに生まれつき関心があるなら、そこから引き離すようなことはしないでください。Dads 4 ChangeのWhit Honea氏は、The Atlanticの動画において、ありのままでいさせてあげることがポイントと述べています。

「ウサギが好きな女の子にウサギについて話してはいけない。話していいのは科学の話題だけ」といっているわけではありません。男の子についても同じです。

子どもが好きなことなら、何も間違ってはいないのです。ただ、それを押し付けることはNGだと言いたいのです。

他の多くのことと同様、子どもは親を手本にします。手始めに、夫婦間の家事シェアを、伝統的な性別役割分業ではなく、得手不得手で分けてみてはいかがでしょうか。

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Source: Washington Post,The Atlantic

Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文

訳:堀込泰三

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