「Foodie」ジューシー・フィルター

「Foodie」デリシャス・フィルター

「Foodie」ポジターノ・フィルター

「Foodie」フレッシュ・フィルター

被写体として人気のある「料理」。
ただ撮影するだけでも楽しいものですが、せっかくの料理だからできればおいしそうに撮影したい。でも、料理をおいしそうに撮影するのは意外と難しいものです。
そこで、スマホで「料理」をキレイに撮る方法を、スマホのカメラ教室を開催しているカメラマン、松島徹さんに教えていただきました。
料理写真の失敗によくあるのが、「なんとなく撮影してしまった」という場合。
テーブルに並んでいる料理を、とにかく全部フレーム内に入れて撮影しようとすると散漫な写真になってしまいます。見た目にもあまり美しくありません。
そこでお皿の並び方を変えてみます。フレーム内に対角線上に並べるようにすると、見栄えのよい写真になります。
こうしたちょっとしたことに気をつけるだけで、料理写真は大きく印象が変わります。
写真のフレームは大きく分けると、横位置と縦位置の2つになります。料理写真では、この横位置と縦位置を意識的に使い分けることで、印象が大きく変わります。
今回はその2つに加えて、スクエア(正方形)で撮影する際のポイントも紹介します。
横位置は料理全体の写真を写したい場合に適しています。そのとき注意したいのが、お皿です。
料理を盛りつけているお皿も全部映したいという気持ちになりますが、そこはあえて料理をメインにするために、お皿がフレームからはみ出すようにすると、迫力のあるおいしそうな料理写真になります。
また、上の写真のように料理を真横だけではなく斜めに置き、写真の対角線上に配置すると、雑誌に掲載されているような写真になります。
縦位置で撮影すると、奥行き感のある写真にすることができます。
その場合は、背景に映り込んでいるものに注意を払いましょう。荷物などが映り込んでしまうとかっこ悪いので、できるだけ背景はきれいに。
テーブル上にある調味料入れやドリンクなどを写しこんだり、窓の外の風景も入れるなどすると雰囲気のある写真になります。
また、Instagramなどで撮影するとフレームが正方形になります。このフレームは、基本的に何を撮影してもかわいくなるという、魔法の効果があります。
正方形で撮影する場合はあまり凝ったことは考えず、料理を中央に配置して、真正面から撮影してOK。
ストレートに撮影しても、十分いい写真に見えるのが正方形フォーマットの最大の長所です。もちろん、料理写真にも適しています。
なお、正方形の写真はワンプレートの料理に最適。逆に複数の料理を映すときは、横位置や縦位置を使ったほうがいいでしょう。
また、光の角度によっても料理写真の印象は変わります。
料理の正面から光が当たっている「順光」の状態では、料理全体に光が当たって明るく写ります。ただし、やや平板な印象に。
料理の背後から光が当たっている「逆光」の状態で撮影をすると、料理に陰影がついて立体的になります。一方、コントラストが強くなってしまうので、撮影する料理によっては合わないことも。
料理の雰囲気により光の角度にも注意すると、より印象的な写真になるでしょう。
上の画像は、スマホアプリ「Foodie」で撮影した写真です。
Foodieは30種類以上のフィルターを搭載しており、自分のイメージに合ったフィルターを選んで撮影することで、目の前の料理をさらにおいしそうに撮影することができます。もちろん、料理以外の撮影でも使えますよ。
なお、FoodieはiOS版とAndroid版があり、無料で使用可能です。スマホにインストールしておくと、何かと役に立つでしょう。
いつも何気なくスマホで撮影している料理写真も、ちょっとコツを覚えればこれまでとは違う本格的な料理写真になります。
せっかくのおいしい料理、できるだけおいしそうに撮影しておきたいですよね。
紹介したテクニックやアプリを参考にして、おいしそうな料理写真をたくさん撮影してくださいね!
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撮影協力:AWkitchen GARDEN 鎌倉
Photo: 松島徹
Source: Apple, Google Play
三浦一紀