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加害者にならない、安全運転の心得10カ条

加害者にならない、安全運転の心得10カ条
Image: Minerva Studio/Shutterstock.com

自動車の運転を学び始めた若い頃のことを思い出してみてください。おそらく大人から、「車の運転は、特別な権利だが責任を伴う」と戒められたことでしょう。

毎日のマイカー通勤を特別な権利とはなかなか思えないかもしれませんが、車のハンドルを握る以上、一度道路に出れば、安全に運転する責任があるのは間違いありません。

あなたが経験豊富なベテランであれ、あるいは自動車教習所を出たばかりの新米ドライバーであれ、運転技術の向上には終わりがありません。

この記事では、安全でスマートな運転テクニックを磨くためのヒントとなる10カ条をご紹介しましょう。

1. 事故を防ぐための教習を受ける

アメリカでは、オンラインで自動車教習を受けることができます。

これには、「自動車保険の掛金が安くなる」「交通違反時の点数が少なくなる」といった直接的なメリットがあります

さらに、運転を始めてからかなりの年数が経っており、運転免許試験の正解が何だったか、すっかり記憶が怪しくなっている人にとっては、自分の運転を見直す絶好の機会になります。

自分の車の速度をもとにして、前を走っている車との車間距離の見当をつける方法はわかりますか?

飲酒運転と酒気帯び運転の違いや、具体的にお酒を何杯飲むとこうした状態になってしまうのか、答えられますか?

オンライン教習では、こうした事柄について理解を深めることができます。

2. 正確に駐車する技をマスターする

縦列駐車

駐車は、一度コツさえつかんでしまえば、(たいていは)そう難しいことではありません。

それでも、狭いスペースに停める時や、バックでの車の操作に慣れていない場合は、いくつかのワザを知っておくだけで、気が重い駐車がグンとラクになるはずです。

こちらのインフォグラフィックは、「縦列」「バック」「前向き」それぞれのパターンについて、駐車のやり方を図を使ってわかりやすく説明しています。縦列駐車については、ステップごとに丁寧に解説した米Lifehackerの記事もあります。

この2つの記事を読んでも駐車に自信が持てず、愛車に背後の様子がわかるバックモニターもついていない、という場合は、自分で取り付けられる音波センサーの装着を検討してみてもいいでしょう。

3. ハンドルの正しい握り方を覚える

自動車教習所ではもう何十年も、「ハンドルを握るときは、10時10分の位置に手を置くこと」と指導されてきました。

しかしここ数年で、正しいとされる握り位置が変わったのをご存じですか?

今ではもっと手の位置を下げ、「9時15分」か「8時20分」の場所になるように握るのが正しいとされています。このほうが運転時に安定して操作ができます。

また、この位置は長いこと手を置く場合、人間工学的に一番適した位置だそうです。

ハンドルの握り位置を変えるだけで、腕に余計な負担をかけず、車を楽々と操作できるので、たちまち運転技術が向上するはずです。

「10時10分」の位置でハンドルを握っていると大ケガをするかもしれない

4. ミラー類の位置を調整して死角をなくす

ミラーの位置

前の項目で説明したハンドルの握り方と同じく、ミラーの適切な配置も、自動車教習所で昔に習った時とはかなり変わっています。

今は、サイドミラーをめいっぱい外向きにするのが正しい位置なのです。

バックミラーとサイドミラーに映る範囲がわずかに重なり合うくらいに調節すると、死角が少なくなります。

文章だけだとわかりにくいという方は、こちらの米Lifehacker記事にある図解で確認してみてください。

5. 眠気を感じるなど、集中が保てない時は運転しない

飲酒運転が危険なのは誰もが知っていることですが、場合によっては深刻な睡眠不足も、飲酒運転に匹敵するほどの危険につながる恐れがあります(中には、眠ったまま運転してしまう人さえいます)。

また、死者を出した衝突事故のうち6件に1件では、ドライバーが眠気を催していたという研究結果もあります。

アルコールの摂取や睡眠不足、初めての薬を服用した時、さらには風邪をこじらせた場合など、集中力が落ちていると感じたら、いったん運転をやめて休憩するか、車以外の移動手段に切り替えるべきタイミングと考えてください。

6. 焦ってスピードを出すのは逆効果

誰だって、目的地にはできるだけ早く着きたいものです。

でも、焦ってスピードを出しても、事故に遭ったり、スピード違反で切符を切られたりするリスクが増すだけだというのが、理論上明らかになっています。

どうしてそうなるのか、さまざまな条件で計算した結果や、制限速度を守って安全運転を心がけるほうがドライバーにとってもメリットがある理由について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください

7. いちばん良い合流方法を知っておく

スムーズな合流

合流がスムーズにいかないと、渋滞や、イライラしたドライバー同士のトラブル、事故の原因になりかねません。

強引に車線に割り込んでくる人もいれば、出口のかなり前でスペースが空いたところを見計らってマナー良く車線を変える人などドライバーもさまざまです。

すべてのドライバーにとって、一番イライラが少なく、効率が良いのは、落ち着いて、ファスナーの歯をかみ合わせるように両方向から1台ずつ合流する方法です。

実際、この方法は試してみる価値がありました。

自分が運転する車を合流させる時、あるいは別の車が合流しようとしてきた時は、イラッとする気持ちを抑え、少なくとも車の流れを滞らせることだけはしないよう気をつけましょう。

ドライバーが互いに協力し合えば、誰にとっても運転しやすい道になるのですから。

8. 悪路での運転は、努めて冷静沈着に

経験豊富なドライバーでも、普段と違う危険な状況では、判断を誤ることがあります。

雪道を安全に運転するための技術については、こちらの記事をご覧ください(さらに、ぬれているだけのように見えるのに実際には凍結していて非常に危険なブラック・アイスバーンを切り抜ける方法については、こちらの米LH記事が参考になります)。

ほかにも、夜のドライブで視界を確保する方法片側1車線しかない道路で遅い車を追い越す方法、激しい雨のなかのドライブでは、偏光サングラスをかけると良い理由と、クルーズコントロール(速度維持機能)をオフにすべき理由については、それぞれのリンク先の記事をご参照ください。

9. 運転以外のことに気を散らさない。目的地への道順を事前に把握する

運転中に携帯電話からメッセージを送るのは、危険な上に法律違反であるのは、今や常識です。

携帯電話を使いながら安全に運転する方法もないわけではありませんが、ナビゲーションに使う場合以外は、携帯電話はスイッチを切り、カバンに放り込んでおくべきでしょう。

とはいえ、ドライバーの気を散らせる要因は、携帯電話だけではありません。

運転中にものを食べたり、ラジオをいじったり、おしゃべりな人を乗せたりしている場合は、集中力がそがれて運転に集中できないものです。

運転中にメッセージを送るのは危険なので、この件が盛んに取り上げられるのも無理はありませんが、根本的な問題は、ドライバーの集中力の欠如なのです。

これに関連する問題として、自分の車の現在位置や、目的地への正確な道順がわからないために、運転に集中できなくなるケースがあります。

たとえ携帯電話やカーナビのナビゲーション機能をオンにしていても、「ちょっと待った、どっちの高速道路に入るべきなんだ?」と迷い、パニックになって、衝動的に危険な操作をしてしまうことはあり得ます。

これを防ぐためには、出発前に運転する予定のルートについて、できる限り念入りに下調べをしておきましょう。

徹底的に調べたいなら、Googleストリートビューで予習をして、目印になる建物や複雑な交差点を、車に乗る前にチェックしておくのも一案です。

10. スキルを磨き続ける

車をテーマとする米Lifehackerの姉妹サイト「Jalopnik」のスタッフが、ドライビングテクニックについての記事で的確に指摘しているように、運転技術を磨きたいなら、最良の方法は運転経験を積むことです(それも、漫然と運転するのではなく、この記事で挙げた注意点を常に意識してください)。

結局のところ、運転技術というのは、経験によって磨かれるスキルです。何もしないで身につくことを期待してはいけません。

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Image: Minerva Studio/Shutterstock.com

Melanie Pinola - Lifehacker US[原文

訳:長谷 睦/ガリレオ

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